ナンピン計算ツール:平均取得単価・損益分岐・清算価格を計算

↓ 計算結果

買った価格と数量を入れるだけで、ナンピン後の平均取得単価、手数料込みの損益分岐、目標の平均単価にするために必要な数量がわかります。株・FX・仮想通貨の現物に使え、円でもドルでも表示できます。例:1,000円で100株、800円で100株買うと平均取得単価は900円。「先物(レバレッジ)」に切り替えると、ナンピンで清算価格がどこまで動くかも計算します。証拠金を追加しないナンピンでは、清算価格は必ず現在値に近づきます。

取引の種類
約定(古い順に価格と数量)
売買

含み損益を除いた、クロス口座の残高。

目標の平均単価(逆算)

ナンピン後のポジション

ナンピン後の平均取得単価

900円

合計200・約定総額180,000円(手数料0円)

手数料込みの損益分岐

900円

現在値800円から12.5%の上昇が必要

現在の清算価格

–

ポジションを支える証拠金

–

現在の含み損益

−20,000円

現在値800円・売却手数料は含まず、購入手数料を差し引き

取得総額(手数料込み)

180,000円

2回の約定・手数料0円込み

目標の平均単価に必要な数量

200

800円で200買い増し(160,000円)すると平均850円(例:中間値)

清算価格を常に画面で確認できる取引所:ハイパーリキッド(紹介コードHOLYGRAIL)→

平均900円、損益分岐900円。

清算価格を見ながら買い増しする

ハイパーリキッドはすべてのポジションに清算価格を表示し、初期設定はクロスマージンです。紹介コードHOLYGRAILで最初の2,500万ドル分の手数料が4%引き(ティア0のテイカー0.0432%)。累計取引高が10,000ドルを超えるとコードを入力できないので、取引を始める前にリンクから登録してください。

HOLYGRAILでハイパーリキッドを開く →

開示:当サイトのリンクから登録すると紹介報酬を受け取ることがあります。あなたの手数料が上がることはありません。

仮想通貨をDEXで買うなら:国内取引所で円から仮想通貨を買い、DEXに送るまでの流れは日本からDEXを使う完全ガイドにまとめています。レバレッジで同じ銘柄を取引するならハイパーリキッド(紹介コードHOLYGRAIL)。このツールを「先物」に切り替えると清算価格も計算できます。

約定価格×数量保有数量平均取得単価取得総額(手数料込み)損益分岐約定価格→清算
#11,000円 × 1001001,000円100,000円1,000円
#2800円 × 100200900円180,000円900円

手数料なしで計算しています。

先物の清算価格は、サイズに応じた取引所の維持証拠金で計算し、証拠金から引かれる手数料やファンディングは含みません。取引所は直近の約定価格ではなくマーク価格(エッジエックスはオラクル価格)で清算を判定します。

1. ナンピン計算の方法(計算式)

ナンピン(難平)は、値下がりした銘柄を買い増して平均取得単価を下げることです。ナンピン後の平均取得単価は、数量で重み付けした平均になります。同じ数量ずつ買ったなら価格の単純平均と同じで、1,000円・900円・800円で100株ずつなら900円。安い価格で多く買うほど平均は大きく下がります。ショート(売り)の場合は逆で、高い価格で売り増すと平均建値が上がります。

平均取得単価 =(価格×数量)の合計 ÷ 数量の合計
手数料 =(価格×数量)の合計 × 手数料率
損益分岐(買い)=(約定総額+手数料)÷(数量 ×(1 − 決済の手数料率))
目標の平均単価Yにするため価格Xで買う数量 = 保有数量 ×(平均 − Y)÷(Y − X)
清算価格(ロング)=(数量×平均建値 − 証拠金 − 控除額)÷(数量 ×(1 − 維持証拠金率))

数量
その約定の後に保有している株数・枚数・コイン数
証拠金
分離:各約定の 価格×数量÷レバレッジ の合計/クロス:ポジションを支える口座の担保
維持証拠金率
サイズに応じた取引所の維持証拠金(ハイパーリキッドは最大レバレッジ時の初期証拠金の半分)
控除額
上のティアで維持証拠金を連続にするための控除(最初のティアは0)

計算ツールは入力した約定を古い順に処理し、各約定の後の数量・平均取得単価・損益分岐を表にします。先物では清算価格と、その約定価格から清算価格までの距離も表示します。手数料は約定代金(価格×数量)に料率を掛けて計算し、損益分岐は売るときにも同じ料率がかかる前提です。

2. 計算例

株:同じ数量でナンピン

1,000円で100株買い、800円に下がったところで100株買い増すと、200株で取得総額180,000円、平均取得単価は900円です。手数料がなければ900円まで戻れば損益ゼロ。買い増さなければ1,000円まで25%の上昇が必要だったところ、800円から12.5%の上昇で済みます。

数量を変えてナンピン

800円で300株買い増すと、平均取得単価は850円まで下がります。ただし保有は400株に増えるので、さらに1円下がるごとの含み損も4倍です。

手数料込みの損益分岐

1回0.1%の手数料がかかる場合、2回の購入で180円を払い、売るときにも0.1%かかります。平均取得単価は900円のままですが、損益分岐は901.8018円になります。国内の仮想通貨取引所の販売所のようにスプレッドで実質コストがかかる場合は、その分も手数料として%で入れてください。

目標の平均単価から買い増し数量を逆算

平均900円で200株を持ち、800円で買い増して平均を850円にしたい場合は、200 ×(900 − 850)÷(850 − 800)=200株(160,000円)。目標を空欄にすると、今の平均と買い増し価格の中間値を目標にした例を表示します(中間値にするには、いま持っている数量と同じだけ買えば足ります)。

先物:クロスマージンで証拠金を追加しないナンピン

ハイパーリキッドのBTC先物を、5,000ドルの担保のクロス口座(ハイパーリキッドの初期設定はクロスマージン)で、100,000ドルで0.1 BTC、92,000ドルで0.1 BTC買った例です。1回目の後の清算価格は50,632.91ドルで、92,000ドルから44.96%下。2回目の後は同じ5,000ドルで0.2 BTCを支えるので、清算価格は71,898.73ドルまで上がり、距離は21.85%に縮みます。レバレッジの設定を5倍にしても清算価格は71,898.73ドルで変わりません。ハイパーリキッドのドキュメントによると、クロスの清算価格はレバレッジ設定に左右されない(口座の資産額で決まる)からです。レバレッジは、買い増しが通るかどうか(買い増し後のポジションに数量×価格÷レバレッジの証拠金があるか)を決めるだけです。3倍にすると2回目の買い増しには6,133.33ドルが必要なのに口座の資産額は4,200.00ドルなので、先に約1,933.33ドルの入金が必要です。入金後の清算価格は62,109.70ドルになります。ハイパーリキッドも、証拠金が足りない注文では、初期証拠金の要件まで口座に入金される前提で清算価格を見積もります。

先物:分離マージンで約定ごとに10倍分の証拠金を追加

約定ごとに証拠金を入れると、合計は1,920.00ドル。清算価格は91,139.24ドルから87,493.67ドルへ下がります(92,000ドルから4.9%)。それでも、92,000ドルで0.2 BTCを新規に10倍で建てた場合の清算価格83,848.10ドル(8.86%)よりは近く、1回目の含み損の分だけ清算に近い位置にあります。

ショートの「ナンピン売り」

ETHを4,000ドルで2枚ショートし、4,300ドルで2枚売り増すと(ハイパーリキッド、10倍・分離)、平均建値は4,150.00ドル、テイカー手数料込みの損益分岐は4,146.27ドル、清算価格は4,313.73ドルから4,475.49ドルになり、4,300ドルから4.08%上です。

ポジションの清算価格を見ながら取引する

ハイパーリキッドは注文画面で清算価格の見込みを、保有中のポジションでは清算価格を表示します。HOLYGRAILで登録すると最初の2,500万ドル分の手数料が4%引きです。

ハイパーリキッドを開く →

3. 先物でナンピンすると清算価格が近づく理由

先物(無期限先物)のポジションは、口座の資産額(担保+含み損益)が維持証拠金を下回ると清算されます。ナンピンはこのうち2つを同時に動かします。数量が増えて維持証拠金が増え、さらに含み損を抱えた建玉に新しい建玉が加わります。

  • クロスマージンで入金しない場合:担保は同じままポジションだけ大きくなるので、清算価格は%で見て必ず現在値に近づきます。ハイパーリキッドもエッジエックスも初期設定はクロスなので、いちばんよくあるケースです(エッジエックスで分離にするにはサブアカウントを使います)。
  • 分離マージンで同じレバレッジ分を追加する場合:清算価格は下がった平均に合わせて動きますが、今の価格で新規に建てたポジションよりは清算に近いままです。
  • 証拠金が足りない場合:クロス口座で買い増すと、買い増し後のポジションに数量×価格÷レバレッジの証拠金が必要です。ライターでは、口座の資産額が初期証拠金の要件を下回るとポジションを増やせないというルールです。入金が必要になる約定は計算結果で警告し、ハイパーリキッドの見積もりと同じく入金後の清算価格を表示します。
  • 前の清算価格を下回る買い増し:予定している買い増し価格が、その前のポジションの清算価格より下なら、注文が約定する前に清算されます。その約定には⚠を付けます。

先物でナンピンを計画するなら、最初に建てる前に予定の約定をすべて入れ、最後の買い増し後の清算価格を確認してください。証拠金を足す、数量を減らす、清算価格より手前に損切りを置く、のどれかで調整します。クロスと分離の違いはハイパーリキッドのクロスマージンと分離マージン、国内の上限2倍との比較は国内取引所とDEXのレバレッジで詳しく説明しています。

4. 取引所ごとのルール

マーケット最大レバレッジ維持証拠金(最初のティア)清算の判定に使う価格テイカー/メイカー手数料
ハイパーリキッド BTC40倍1.25%(40倍):1億5,000万ドルまで、その上は2.5%(20倍)マーク価格0.045%/0.015%
ハイパーリキッド ETH25倍2%(25倍):1億ドルまで、その上は3.333%(15倍)マーク価格0.045%/0.015%
ハイパーリキッド SOL20倍2.5%(20倍):7,000万ドルまで、その上は5%(10倍)マーク価格0.045%/0.015%
ハイパーリキッド XRP20倍2.5%(20倍):4,000万ドルまで、その上は5%(10倍)マーク価格0.045%/0.015%
ハイパーリキッド HYPE10倍5%(10倍):2,000万ドルまで、その上は10%(5倍)マーク価格0.045%/0.015%
ライター BTC50倍1.2%(50倍):サイズによらず一定マーク価格0%/0%
ライター ETH50倍1.2%(50倍):サイズによらず一定マーク価格0%/0%
ライター SOL25倍2.4%(25倍):サイズによらず一定マーク価格0%/0%
ライター HYPE20倍3%(20倍):サイズによらず一定マーク価格0%/0%
アスター BTC200倍0.25%(200倍):400ドルまで、その上は0.33%(150倍):300,000ドルまでマーク価格0.04%/0%
エッジエックス BTC100倍0.5%(100倍):100万ドルまで、その上は0.67%(75倍):300万ドルまでオラクル価格0.045%/0.04%

当サイトのファクト登録簿から表示(各値は取引所の公式ドキュメントまたは公開APIで確認、日付は出典欄)。ハイパーリキッドの維持証拠金は最大レバレッジ時の初期証拠金の50%で、上のティアでは控除額があります。ライターはオーダーブックAPIの維持証拠金率、アスターはProモードのBTCブラケット、エッジエックスはBTCのリスクティア1〜8(ティアごとに1つの維持証拠金率)。レバレッジは整数で、ポジションが達したサイズのティアの上限で頭打ちにしています。手数料はハイパーリキッドのティア0(紹介コードにチェックがあればHOLYGRAIL割引後)、ライターStandard、アスターVIP1(Crypto General)、エッジエックスRegular。

アスターでは、証拠金(担保+実現損益+含み損益)が維持証拠金を下回ったとき(マーク価格で判定)に清算が始まります。ライターは維持証拠金を下回ると部分清算に入り、初期証拠金率の40%にあたるクローズアウト水準を下回るとLLPが引き継ぎます。このツールが表示するのは清算が始まる維持証拠金の水準です。ほかの取引所は「維持証拠金率を指定」でその取引所の率を入れてください。

5. 注意点

  • 試算であり、投資助言ではありません。実際の約定にはスプレッドとスリッページがあり、ツールは入力した価格で計算します。
  • 先物の清算価格には、証拠金から引かれる手数料やファンディングを含めていません。数日保有すると、ファンディングで清算価格が動きます。
  • クロスマージンは、入力した担保で1つのポジションを支えるとして計算しています。同じ口座のほかのポジションがあると、実際の清算価格は変わります。
  • FXのロスカットは各社の証拠金維持率で決まります。国内のFX・暗号資産の証拠金取引で使う場合は、平均取得単価と損益分岐を参考にし、ロスカット水準は各社の画面で確認してください。
  • このツールの平均取得単価はトレードの判断用です。暗号資産の税金計算で使う取得価額は総平均法または移動平均法(届出がなければ総平均法)で求めるため、ナンピンの平均とは一致しないことがあります(DEX・ハイパーリキッドの税金と確定申告)。令和8年度税制改正(所得税法等改正法は2026年3月31日成立・公布)で、国内の登録業者(暗号資産取引業者)に対する特定暗号資産の譲渡等は20%(所得税15%・住民税5%、ほかに復興特別所得税)の申告分離課税になります。適用は改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からで、改正金商法(2026年7月15日成立)の施行日は公布から1年以内の政令で定める日(2026年9月29日時点で未定)です(2027年中に施行されれば2028年1月1日から)。DEXや海外業者での取引は条文上この対象に当たらず、総合課税のままと読めます。

出典(各料率・ルールの公式ページと確認日)

よくある質問

平均取得単価(ナンピン後の平均単価)の計算方法は?

買った価格×数量をすべて足し、合計の数量で割ります。1,000円で100株、800円で100株なら(100,000円+80,000円)÷200株=900円。数量が同じなら価格の単純平均と同じで、1,000円・900円・800円で100株ずつなら900円です。数量が違うと多く買った価格に寄り、800円で300株買い増すと平均は850円まで下がります。

平均取得単価を目標まで下げるには、何株(何枚)買えばいい?

買い増し数量 = 保有数量 ×(今の平均 − 目標)÷(目標 − 買い増し価格)で求まります。平均900円で200株持っていて、800円で買い増して平均を850円にしたいなら、200×(900−850)÷(850−800)=200株(160,000円)。目標は買い増し価格と今の平均の間でしか設定できず、買い増し価格に近づけるほど必要な数量は急に増えます。

平均取得単価を計算できるアプリは?

このページの計算ツールはブラウザで動くので、アプリのインストールは不要です。8回までの約定を入れて平均取得単価・損益分岐・目標単価に必要な数量を出せて、入力内容は「この結果のリンクをコピー」で保存・共有できます。証券会社や取引所のアプリにも保有銘柄の平均取得単価は表示されますが、買い増す前の試算や、先物で清算価格がどう動くかは表示されません。

手数料は平均取得単価に含まれますか?

このツールの平均取得単価は約定価格だけの平均(取引所の画面に出る平均建値と同じ考え方)で、手数料は損益分岐に入れています。例えば1回0.1%の手数料がかかると、平均900円・200株の損益分岐は901.8018円です。なお、税金計算で使う取得価額は別のルール(総平均法または移動平均法(届出がなければ総平均法))で求めるので、この平均とは一致しないことがあります。

ナンピンすると清算価格(ロスカット価格)はどう変わる?

レバレッジをかけたポジションでは、証拠金を足さずにナンピンすると清算価格は現在値に近づきます。クロスマージンで5,000ドルの担保、0.1 BTCを100,000ドルと92,000ドルで買った例では、清算価格は50,632.91ドルから71,898.73ドルへ上がり、92,000ドルからの距離は44.96%から21.85%に縮みます。約定ごとに証拠金を足す分離マージンでも、今の価格で新規に建てたポジションよりは清算に近くなります。

ナンピンはやめたほうがいい?

平均取得単価が下がって損益分岐は近づきますが、含み損のポジションを大きくするので、さらに下がったときの損失も大きくなります。現物なら損失の拡大、レバレッジ取引なら清算のリスクです。買い増す回数・合計数量・損切りの水準を最初の買いの前に決め、先物なら最後の買い増し後の清算価格を確認しておくのが基本です。この計算ツールは試算で、投資助言ではありません。

開示:HOLYGRAIL(ハイパーリキッド、エッジエックス)、718610TD(ライター)、DTLpLc(アスター)は当サイトの紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を受け取ります。あなたの手数料が上がることはありません。証拠金・手数料のルールは出典欄の日付に公式情報で確認したもので、変わることがあります。計算結果は試算であり、投資助言ではありません。