ハイパーリキッド(Hyperliquid)とは、取引のために一から作られた独自のブロックチェーン(レイヤー1)上で動く、仮想通貨の分散型取引所(DEX)です。大手の中央集権型取引所(CEX)と同じ板取引(オーダーブック)を、注文から約定・清算まですべてオンチェーンで処理し、暗号資産の無期限先物178市場と現物336ペアに加え、HIP-3 の米国株・株価指数・原油・金・為替の無期限先物を、本人確認なし・注文のガス代なしで取引できます。開発の中心は外部資本を受けていない Hyperliquid Labs、チェーンを動かすのはバリデータで、2026年10月20日までの24時間の無期限取引高は40.3億ドルとオンチェーン最大級。独自トークン HYPE のエアドロップや、手数料で HYPE を買って焼却する仕組みでも注目されています。

評判の結論:ハイパーリキッドは「詐欺ではない正規の取引所で、取引に使う資金を置く分には安全」です。資産を取引所に預けない自己管理型で、プロトコルへのハッキングで利用者の残高が盗まれた事件はありません。ただしリスクはゼロではありません。相場操縦で共同運用ボールト HLP が損失を被ったこと、ステークの約半分を財団系の5バリデータが握っていること、公式アプリが「高リスク」と判定したウォレットは異議申し立てなしで止められることが悪い評判の中心です。当サイトの評価は4.1/5点。経験のある無期限先物トレーダーには最有力ですが、レバレッジを初めて学ぶ場所ではありません。

最新情報(2026年10月14日更新)
  • 2026年10月1日:オンチェーンの約定データを確認し、Based・Liquid などビルダーコード付きアプリ経由の注文にも紹介割引(4%)が適用されることを確かめました。→ 紹介コードとアプリ経由の注文
  • 2026年9月24日:Binance(グローバル版)が HYPE の現物(HYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRY)を上場。HYPE は2026年9月23日に過去最高値97.96ドルをつけました(CoinGecko)。
  • 2026年9月29日:金融庁の登録一覧・無登録業者の一覧、利用規約、日本円からの入金ルートを再確認し、日本から使う場合に入金ルート早見表・日本関連市場の出来高・税制改正の要点を追加しました。
  • 日本関連の市場:HIP-3 の xyz では日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)の無期限先物が取引できます(2026年9月27日に公開 API で確認、いずれも分離マージンのみ)。→ HIP-3 市場
  • 2026年9月26日:Hyper Foundation のサイト表示でユーザー数2,633,351。直近7日でアシスタンスファンドが1,633万ドル分の HYPE を購入。
  • 2026年5月:米 Bitwise の現物 Hyperliquid ETF(BHYP)が NYSE で取引開始。Grayscale Research は「突出した成功例」と評価。→ 機関の評価

ハイパーリキッドとは?仕組みと特徴をやさしく解説

ひとことで言えば、ハイパーリキッドは「Binance のような板取引の先物取引所を、会社ではなくブロックチェーンそのものが動かしている」取引所です。上位の解説記事でも必ず挙がる特徴を、公式ドキュメントと公開 API で確認した事実で整理すると次の6つです。

  1. 独自のレイヤー1(HyperCore+HyperEVM)。イーサリアムなど他のチェーンの上で動くアプリではなく、取引専用に作られたチェーンです。合意形成は HyperBFT で、板・証拠金・清算を処理する HyperCore と、イーサリアム互換のスマートコントラクト層 HyperEVM の2層構成。公式ドキュメントによると、同一地域に置いたクライアントからの注文の往復遅延は中央値200ms、処理能力は毎秒約20万注文です。
  2. 完全オンチェーンの板取引。多くの DEX が使う AMM(流動性プールとの交換)ではなく、CEX と同じ指値・成行の板です。注文・約定・清算はすべてチェーンに記録され、誰でも検証できます。
  3. ガス代なし・本人確認なし。注文とキャンセルにガス代はかからず、EVM ウォレットかメールアドレスでログインするだけで使えます。資産は取引所ではなく自分のアドレスで管理します(自己管理型)。
  4. 暗号資産以外も取引できる。BTC・ETH・SOL・HYPE などの無期限先物(BTC は最大40倍)と現物に加え、HIP-3 で米国株・株価指数・原油・金・為替の無期限先物があります。xyz には日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)もあります。
  5. 独自トークン HYPE。ステーキング(バリデータへの委任と手数料割引)、HyperEVM のガス代、HIP-3 デプロイヤーの担保(50万 HYPE)に使われます。2024年11月に94,019アドレスへエアドロップされ、ベンチャーキャピタルへの配分はありません。詳しくはHYPE トークンとはへ。
  6. コミュニティのボールト HLP。プロトコル自身が運営するマーケットメイク・清算用のボールトで、誰でも USDC を預けられます(2026年10月20日の残高1億7,910万ドル)。損失を負うこともあります(ボールトと HLP)。

手数料の概要。無期限先物はテイカー0.045%/メイカー0.015%、現物は0.070%/0.040%から始まり、直近14日間の取引高、HYPE ステーキング(5〜40%)、紹介コード(最初の2,500万ドル分が4%オフ)で下がります。入金手数料はなく、Arbitrum への USDC 出金は0.2 USDC+ごく少額のガス代です。全ティアと計算例はハイパーリキッドの手数料、コードの仕組みは紹介コード HOLYGRAILで解説しています。

そもそも DEX とは?DEX(分散型取引所)は、運営会社に資産を預けず、ブロックチェーンのルールで売買が成立する取引所です。国内取引所や Binance のような CEX は会社が口座と資産を管理し、本人確認が必須です。ハイパーリキッドは DEX でありながら CEX に近い板の厚さとスピードを実現した点が評価されています。基礎から知りたい人はDEX とはをどうぞ。

ハイパーリキッドの概要表(2026年9月25〜27日時点)

正体独自レイヤー1(HyperBFT、HyperCore+HyperEVM)上の板取引型 無期限先物・現物 DEX
運営・開発開発は Hyperliquid Labs(外部資本なし)、ウェブアプリは Hyperliquid Corp.、財団は Hyper Foundation。チェーンはバリデータが運営
無期限市場バリデータ運営の178市場+HIP-3「xyz」の109市場(米国株・指数・原油・金・為替など)
日本関連の市場日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)(xyz、2026年9月27日の API で確認)
24時間取引高無期限 74.7億ドル、xyz 23.9億ドル、現物 1.81億ドル(API、2026年9月25日 11:33 UTC)
建玉(OI)メイン 134.1億ドル+xyz 39.4億ドル
最大レバレッジBTC 40倍、ETH 25倍、SOL・XRP 20倍。178市場中144市場は3倍か5倍
基本手数料無期限 テイカー0.045%/メイカー0.015%、現物 0.070%/0.040%
本人確認(KYC)なし。EVM ウォレットかメールアドレスでログイン
利用制限米国、カナダ・オンタリオ州、制裁対象地域(制裁対象地域の国籍者を含む)(規約第1.6条)。日本は対象外
金融庁の登録金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月1日現在)に掲載なし。金融庁の無登録業者(警告書の発出先)の一覧に掲載なし
日本語表示英語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語(日本語なし)
スマホ公式 Android アプリあり(Google Play)。公式 iOS アプリはなし
独自トークンHYPE:91.65ドル(2026年9月26日 20:00 UTC頃、Hyperliquid 現物)。時価総額は CoinGecko で11位。国内取引所の取扱いなし
公式サイトapp.hyperliquid.xyz(取引画面・ログイン先)、hyperliquid.xyz(プロジェクトの紹介サイト)
紹介コードHOLYGRAIL:最初の2,500万ドル分の取引で手数料4%オフ

出典:Hyperliquid 公開 API(2026年9月25日 11:33 UTC、日本関連の市場は27日)、公式ドキュメント trading/fees、利用規約 §1.6、Google Play、CoinGecko(HYPE の時価総額順位)。取引高は曜日で大きく変わり、直近24時間の値は9月19日(土)時点で82億ドル、20日(日)時点で45億ドルでした。

なお「ハイパーリキッド」は取引所の名前であると同時に、そのチェーンのネイティブトークン HYPE を指して使われることもあります。本ページは取引所としての Hyperliquid の評価で、トークンについてはHYPE トークン解説にまとめています。HYPE は bitFlyer・bitbank・Coincheck の公開 API が返す取扱銘柄に含まれていません(2026年9月25日確認)。

目的別:やりたいこと → 画面 → ガイド

やりたいことアプリの画面手順のガイド
BTC・ETH などの無期限先物(ロング/ショート)Trade使い方・始め方
HYPE などの現物を買うTrade → Spot現物取引ガイド
米国株・日本株指数・原油・金・為替Trade → HIP-3(xyz)米国株の取引方法
国内取引所から入金するDeposit入金ガイド
出金するWithdraw出金ガイド
HYPE をステークして手数料を下げるStakingステーキングガイド
USDC を HLP などのボールトに預けるVaultsボールトと HLP
スマホで取引するAndroid アプリ/ブラウザアプリ・公式サイト

公式サイトとログイン。取引画面(ログイン先)は app.hyperliquid.xyz で、当サイトの紹介リンクも同じサイトです。hyperliquid.xyz はプロジェクトの紹介サイトです。「hyperliguid.xyz」のような1文字違いのドメインやサポートを名乗る DM は詐欺なので、ブックマークから開きましょう。日本からの始め方はハイパーリキッドの使い方、アプリとログインはアプリ解説にまとめています。

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ハイパーリキッドの評判:総合評価と採点

向いている人

  • BTC・ETH・SOL・HYPE の無期限先物を、板の厚い取引所で売買したい人(9月25日の当サイト測定で BTC のスプレッドは0.12bp、10万ドルの成行買いでも中値から0.0007%)
  • 取引所に資産を預けたくない人、本人確認なしで始めたい人
  • 取引量が多い人:取引高ティア・HYPE ステーキング・紹介コードで手数料が下がり、メイカーは0%まで行く
  • 米国株・S&P500・原油を24時間365日トレードしたい人(HIP-3 の xyz 市場、グロースモードでテイカー0.009%)

向いていない人

  • 少額取引の手数料をゼロにしたい人(ライター(Lighter)の Standard アカウントは0%/0%)
  • 主要銘柄で50倍超、あるいは1001倍のような超高レバレッジを使いたい人(アスター(Aster)、エッジエックス(edgeX))
  • 日本円の直接入出金、日本語画面、公式 iPhone アプリ、国内の利用者保護が必要な人
  • レバレッジ取引が初めての人(ライブサポートがなく、清算は取り消せない。まずテストネットで練習を)
  • 米国・オンタリオ州の居住者(規約で利用不可)

当サイトの採点:4.1/5点

評価項目点数重み理由
流動性・約定5/525%オンチェーン最大の板。BTC・ETH は6桁ドルの成行でもほぼ滑らない
手数料4/520%基本0.045%/0.015%。取引高・HYPE ステーキング・紹介コードで下がるが、少額なら Lighter が安い
安全性・資産管理4/520%自己管理型で、利用者残高が盗まれたプロトコルの脆弱性攻撃はなし。ただし HLP が相場操縦の損失を負担
市場・機能4.5/515%暗号資産の無期限・現物、HIP-3 の米国株・指数・商品、ボールト、ステーキング、アウトカム市場
分散性3/510%アクティブなバリデータは27。財団系が47.3%を保有し、JELLY では投票で介入
使いやすさ3.5/55%メールでログインでき画面も見やすいが、日本語なし。レバレッジ・証拠金の理解が前提
サポート2/55%チケット対応のみ(Discord かメールフォーム、最大48時間)。チャットなし、盗まれた鍵の資産は戻らない

採点方法:各項目を、当サイトが自分で確認したデータ(公開 API、公式ドキュメントと利用規約、板の実測、アプリの画面)をもとに、Lighter・Aster・edgeX や大手 CEX と比べて評価し、重み付き平均を総合点としています。当サイトは Hyperliquid から紹介報酬を受け取りますが、点数や弱点の記述はそれとは関係なく書いています。

一言で:オンチェーン無期限取引の「標準」。始めるなら当サイトのリンクから登録すれば、最初の取引から4%の紹介割引が付きます。

ハイパーリキッドの評判:良い点と悪い点

「ハイパーリキッド 評判」で調べると、機関投資家の高評価を伝えるニュースと、相場操縦や中央集権性を批判する記事の両方が出てきます。まず公式データで確認できる事実だけで良い点・悪い点を整理し、そのあとに機関投資家の評価と利用者の口コミをまとめます。

良い評判(事実で裏付けられる点)

  • 流動性がオンチェーン最大級。1日40〜80億ドルの無期限取引高と110億ドルの建玉(2026年10月20日時点)。BTC・ETH は6桁ドルの成行注文でもほぼ滑らない。
  • 取引にガス代がかからない。注文・キャンセル・資金調達の決済は無料。ガスは入金時のみ、Arbitrum への USDC 出金は0.2 USDC+ごく少額の HyperEVM ガス代。
  • 板が完全オンチェーン。注文・約定・清算のすべてがチェーンの状態として記録され、1ブロックで確定。
  • 本人確認なし・メールでログイン。ウォレットがなくても6桁コードで始められる。
  • 手数料がコミュニティに還元。公式ドキュメントによれば手数料は HLP・アシスタンスファンド・デプロイヤーへ流れ、運営チームの金庫には入らない。アシスタンスファンドは手数料を自動で HYPE に替え、その HYPE は焼却される(2026年9月26日までの7日間で1,633万ドル分を購入)。
  • 暗号資産以外も取引できる。HIP-3 で S&P500、ナスダック100型指数、原油、金、個別株の無期限先物が24時間取引可能。

悪い評判(実際に当てはまる点)

  • 基本テイカー手数料0.045%は Lighter の Standard(0%)より高い。下げるには取引高・HYPE・紹介コードが必要。
  • レバレッジが控えめ。BTC 40倍・ETH 25倍で、178市場中144市場は3倍か5倍(2026年9月25日時点)。
  • バリデータが集中。35バリデータ中アクティブは27。財団の5つでステーク47.3%、上位3つだけで3分の1超。
  • HLP の損失事例。2025年の ETH クジラ(約400万ドル)と POPCAT(約490万ドル)で HLP が損失を負担。JELLY でも HLP が大きな含み損のショートを抱え、バリデータの上場廃止で決着。
  • ウォレットの凍結とチケットだけのサポート。公式アプリは「高リスク」と判定したアドレスの利用を止めることがあり、規約上その判断に異議申し立てはできない。問い合わせは Discord のチケットかメールフォームのみ。
  • 日本語非対応・公式 iOS アプリなし・日本円を直接入金する仕組みなし。画面は英語・フランス語・中国語・韓国語・スペイン語のみ。法定通貨での購入は第三者の決済サービス(Swapped.com)経由。

市場・機関投資家の評価

日本語で「ハイパーリキッド 評判」と調べるとニュースが多く並ぶのは、2026年に入って米国の大手運用会社が相次いで Hyperliquid を取り上げたためです。一次情報で確認できた主な動きは次のとおりです。

  • Grayscale Research(2026年5月27日):レポート「Hyperliquid Breaks the Mold」で「現代のデジタル資産業界における突出した成功例」と評価。前年の取引手数料は約8億ドルで、ベンチャーキャピタルから資金を受けず、HYPE を利用者に直接配った資金調達のやり方を強みに挙げています。一方で「無期限先物と DEX をめぐる規制の曖昧さから、まだ米国の利用者は使えない」とも書いています。
  • Bitwise(2026年5月14日発表):米国の現物 Hyperliquid ETF(BHYP)が5月15日に NYSE で取引開始。21Shares も米国で THYP、欧州でステーキング ETP を出しています。
  • Hyper Foundation(2026年2月18日):100万 HYPE を拠出してワシントンに「Hyperliquid Policy Center」を設立。DeFi と無期限先物のルール作りを米議会・当局に働きかける独立団体です。

機関の高評価は「実在する取引所か」「将来性はあるか」という問いへの答えにはなりますが、個人トレーダーが負うリスク(清算、ウォレットの凍結、フィッシング)を減らすものではありません。HYPE の値動きや将来性はHYPE トークン解説で扱っています。

利用者の口コミ(Trustpilot・アプリストア・掲示板)

口コミは媒体ごとに偏りがあるので、どこの声かを分けて見るのが大切です。以下は当サイトが原文を読んで要約したもので、口コミの創作や改変はしていません。

  • Trustpilot:2026年9月27日時点で12件、評価2.1(5点満点)、1つ星が84%。企業側が未登録のプロフィールで、Trustpilot 自身が「高リスクな投資に関係する可能性」と注意書きを付けています。悪い口コミの中身は、①制裁対象と関係のある資金を受け取ったとしてウォレットが「高リスク」判定され、異議申し立ての手段がなかった、②Discord で「サポート担当」を名乗る偽者にメールのログインコードを渡して資金を失った、③少額スキャルピングでは手数料とスリッページが重い、④ボールトのロック期間、⑤新規上場銘柄が上場直後に急落する、の5つに集約されます。無関係な「投資業者」を宣伝するスパムのような書き込みもあります。こうした勧誘や「失った資金を取り戻せる」という話は典型的な二次詐欺です。
  • Google Play:公式 Android アプリは評価4.8、1万回以上ダウンロード(2026年9月25日)。実際に使っている人の声が中心です。
  • 海外の掲示板:Reddit や Bitcointalk で上位に出るスレッド(「Hyperliquid を使うべき?」「Hyperliquid を信用できる?」「米国から使っても安全?」)の論点は、米国から使えるか、アカウントの凍結、バリデータの分散が十分か、の3つにほぼ集約されます。

当サイトが実際に使った感想としては、悪い口コミは事実に基づくものが多いものの、中身は規制対応の凍結・フィッシング・レバレッジの損失に集中していて、「預けた残高が消えた」という種類のものではありません。きれいな経路で入金し、鍵とメールを守り、清算されても耐えられるサイズで取引すれば、オンチェーンで最も完成度の高い取引所です。

Hyperliquid の BTC 無期限先物取引画面(板とチャート)、2026年9月
Hyperliquid の取引画面(BTC-USDC 無期限)。2026年9月19日撮影。

仕組みを詳しく:HyperCore・HyperEVM・運営体制・HYPE

多くの DEX はイーサリアムなど他のチェーンの上で動くアプリですが、Hyperliquid は取引のために一から作られた独自のレイヤー1です。合意形成には HotStuff 系の独自アルゴリズム HyperBFT(プルーフ・オブ・ステーク)を使い、実行部分は2つに分かれています。

  • HyperCore:無期限先物と現物の板、証拠金エンジン、資金調達、清算をチェーンの状態として直接処理します。公式ドキュメントによると、同一地域に置いたクライアントからの注文の往復遅延は中央値0.2秒(99パーセンタイルで0.9秒)、処理能力は毎秒約20万注文です。
  • HyperEVM:イーサリアム互換のスマートコントラクト層で、HyperCore の状態を読み書きできます。レンディングやリキッドステーキング、新しいトークン化ボールトはここに作られます。

トレーダーから見ると、使い心地は Binance の板取引に近い一方で、間に取引所の会社のバランスシートがありません。USDC は HyperCore 上の自分のアドレスにあり、ポジションは運営会社ではなくプロトコルのクリアリングハウスが管理します。

運営体制。中核の開発チーム Hyperliquid Labs はハーバード大の同級生だった Jeff 氏(X:@chameleon_jeff)と iliensinc 氏が率い、公式ドキュメントでは Citadel や Hudson River Trading などの出身者が2020年に暗号資産のマーケットメイクを始め、2022年に DeFi に移ったと説明されています。また「外部資本を一切受け入れていない自己資金運営」と明記されています。app.hyperliquid.xyz のウェブ画面を提供するのは Hyperliquid Corp.(利用規約の当事者)、バリデータ運営やバグバウンティを担うのは Hyper Foundation です。

HYPE トークン。API によると2026年9月25日時点で総供給量9億9,890万枚(上限10億枚)、流通量2億9,870万枚、将来の排出用に4億1,130万枚が確保されています。2024年11月29日のジェネシス・エアドロップでは94,019アドレスに2億7,090万 HYPE が配布されました。手数料の一部が流れるアシスタンスファンドのシステムアドレスは4,750万 HYPE を保有しており、公式の手数料ページによるとこの HYPE は焼却扱い(流通量・総供給量から恒久的に除外)です。現在ポイントプログラムは実施されていません(エアドロップの事実)。

市場と取引高(ライブデータ)

Hyperliquid が上場しているのは、バリデータ運営の無期限先物178市場(過去に上場廃止された56市場を除く)、現物336ペア(2026年10月20日時点)、そして第三者がデプロイした10の HIP-3 無期限 DEX です。HIP-3 で取引高があるのは事実上 xyz(109市場)だけです。2026年9月25日 11:33 UTC の API では、メインの無期限先物が24時間で74.7億ドル、建玉134.1億ドル、xyz が取引高23.9億ドル・建玉39.4億ドルでした。銘柄別では BTC 33.1億ドル、ETH 10.0億ドル、HYPE 5.74億ドル、ZEC 5.22億ドル、SOL 3.18億ドルです。

下の表はサイトの再ビルド(6時間ごと)のたびに API から更新されます。

市場24時間取引高建玉最大レバ資金調達率/時
BTC$1.86B$3.25B40倍0.0013%
ETH$695M$2.60B25倍0.0004%
ZEC$304M$526M10倍0.0013%
HYPE$266M$1.61B10倍0.0013%
SOL$149M$578M20倍0.0013%
NEAR$145M$288M10倍0.0009%
PUMP$94M$136M10倍0.0013%
WLD$73M$87M10倍0.0013%

24時間取引高上位8市場。Hyperliquid API、2026-10-20 03:53:09 UTC。合計:取引高 $4.03B、建玉 $11.05B。全市場はHyperliquid 全市場データへ。

資金調達(ファンディング)は1時間ごとです(Hyperliquidの資金調達率の計算式・上限・30日分の推移は専用ガイドで解説)。主要銘柄はふだん基準値の0.00125%/時(8時間で0.01%)ですが、人気のアルトのロングはこれより大きく払うことがあるので、ポジションを持ち越す前に確認しましょう。ライター・アスターや大手 CEX との比較は同じ解説の比較の章で。他の DEX との取引高・建玉の順位は無期限 DEX ランキングで見られます。

取引コストの概要

無期限先物はテイカー0.045%/メイカー0.015%、現物は0.070%/0.040%から始まり、直近14日間の加重取引高に応じて70億ドル超でテイカー0.024%/メイカー0%まで下がります。HYPE のステーキングで5〜40%、紹介コードで最初の2,500万ドル分がさらに4%安くなり、注文・キャンセル・資金調達にガス代はかかりません。最低入金額は5 USDC(それ未満は失われます)、最小注文額は10ドルです。全ティア・割引・計算例と CEX との比較はハイパーリキッドの手数料で解説しています。

ハイパーリキッド手数料計算ツール — 実際のティアでの1回・1か月・1年の手数料を、HYPEステーキング、HOLYGRAILの割引、アプリのビルダー手数料まで含めて計算できます。 — 計算ツールを開く →

レバレッジと証拠金

公式ドキュメント上のレバレッジ上限は銘柄ごとに3〜40倍です。2026年9月25日の API で178市場の内訳を数えると次のとおりでした。

最大レバレッジ市場数例
40倍1BTC(想定元本1.5億ドル超は20倍)
25倍1ETH(1億ドル超は15倍)
20倍2SOL、XRP
10倍30HYPE、ZEC、NEAR、ONDO、ENA など大型アルト
5倍56中型銘柄
3倍88小型・新規上場銘柄

維持証拠金は最大レバレッジ時の初期証拠金の半分です。BTC 40倍なら1.25%、20倍の市場なら2.5%なので、上限いっぱいで建てるとその程度の逆行(+手数料)で清算されます。ポジションは初期設定でクロスマージン(証拠金を共有し、含み益を新規ポジションに使える)になり、投機的なトレードは分離マージンに切り替えれば他のポジションに波及しません。

BTC 40倍・ETH 25倍という上限は、下の「安全性」で触れる2025年3月12日の ETH クジラの件を受けて、公式が「大口ポジションの維持証拠金を引き上げるため」に引き下げたものです。清算はまず板で行われ(CEX と違い清算手数料なし)、証拠金が維持証拠金の3分の2を下回っても板で処理できない場合は、HLP の清算ボールトがポジションを引き取ります。最後の安全装置が自動デレバレッジ(ADL)で、プラットフォームに不良債権が残らないようにしています。注文方法は注文タイプガイド、銘柄別の上限はレバレッジ上限一覧で解説しています。

HIP-3 市場:米国株・株価指数・原油・金

HIP-3 は、50万 HYPE をステークすれば誰でも自分の無期限 DEX を HyperCore 上に立ち上げられる仕組みです。オラクル、レバレッジ上限、手数料の取り分はデプロイヤーが決め、板と証拠金エンジンは Hyperliquid のものを使います。ステークは最低183日間維持が必要で、不正・不適切な市場運営があればバリデータ投票で最大100%までスラッシュ(没収)されます。没収された HYPE はトレーダーへの補填ではなく焼却されます。デプロイヤーは市場を停止してマーク価格で決済することもできます。

最大の HIP-3 DEX は xyz(trade.xyz)で、2026年9月25日時点で109市場、24時間取引高23.9億ドル。上位は S&P500(3.48億ドル、50倍)、WTI 原油(3.17億ドル、20倍)、ナスダック100型の XYZ100(2.47億ドル、30倍)、META(1.58億ドル)、ブレント原油(1.57億ドル)でした。多くの市場はグロースモードでテイカー0.009%/メイカー0.003%。金(GOLD)はグロースモードの対象外で、通常の HIP-3 料率0.090%/0.030%です。取引は app.hyperliquid.xyz の同じ USDC 残高からでき、HOLYGRAIL の割引もそのまま効きます。日本関連では日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)の無期限先物も上場しています(2026年9月27日の API で確認。いずれも分離マージンのみ)。

app.hyperliquid.xyz の xyz S&P500-USDC 無期限。HIP-3 デプロイヤーの注意書きと 0.0090% / 0.0030% の手数料表示
app.hyperliquid.xyz の xyz:SP500(2026年9月24日)。「deployed independently by xyz」の表示と、グロースモードの手数料 0.0090% / 0.0030%。

株の無期限は24時間365日動きますが、元の市場が閉まっている間は xyz のオラクルが内部価格に切り替わり、決められた幅の中でしか動きません(例:S&P500 は±2%で1回リセット)。そのため市場再開時に価格が跳ぶことがあります。詳しくはハイパーリキッドで米国株を取引する方法とハイパーリキッドのゴールド(金)取引へ。ハイパーリキッド以外で株の無期限を取引するならOndo Perpsの評判と紹介コードも参考にしてください。さらに HIP-4 のアウトカム市場(完全担保の Yes/No 型契約。最初の市場は毎日 06:00 UTC に BTC のマーク価格で決済、テスト期間中は手数料ゼロ)も始まっていますが、規約上 Hyperliquid が指定する地域の「Excluded Persons」には提供されない場合があります。

現物取引

現物は無期限先物に比べると小さいものの、2026年9月25日時点で330ペア、24時間取引高1.81億ドルあります。建て通貨はほぼ USDC(313ペア)で、USDT0・USDH・USDe 建ても少数あります。最大の板は HYPE/USDC(同日7,700万ドル)で、続いて Unit 経由でブリッジされた BTC・ZEC・ETH・SOL(UBTC・UZEC・UETH・USOL)です。現物の手数料はティア0で0.070%/0.040%と無期限より高めですが、現物の取引高はティア計算で2倍に数えられます。また BTC や SOL で入金した場合は、この現物市場で USDC に替えてから無期限先物を取引します(現物取引ガイド)。

ボールトと HLP

HLP(Hyperliquidity Provider)は、プロトコル自身が運営するコミュニティ所有のボールトです。複数のマーケットメイク戦略を動かし、清算を引き受け、Earn に USDC を供給し、取引手数料の一部を受け取ります。誰でも USDC を預けられ、2026年10月20日の API では残高1億7,910万ドル、APR 3.5%でした。2026年9月25日時点の累計損益は+1億3,830万ドル(直近30日は+58万ドル)です。手数料や成功報酬はなく、預け入れは最後の入金から4日間引き出せません。

Hyperliquidity Provider(HLP)ボールトのページ。TVL、過去1か月のリターン、30日の損益チャート
2026年9月25日の HLP ボールト:TVL 1.809億ドル、過去1か月のリターンは年率約4%、30日の損益は約58万ドル。About に構成戦略のボールトが並ぶ。

HLP は相場操縦の損失を最終的に引き受ける場所でもあります。板で清算しきれなかったポジションは HLP が引き継ぐため、後述の ETH クジラ・JELLY・POPCAT の損失はここに発生しました。アプリにも「リターンは保証されず、一部または全部を失う可能性がある」と表示されます。ユーザーボールトは個人トレーダーが運用するもので、リーダーが利益の10%を受け取り、引き出しは最後の入金から1日後に可能です。公式ドキュメントはこれらを「レガシー」と呼び、今後は HyperEVM 上のトークン化ボールト(現物や HIP-3 も取引可能)を推しています。詳しくはボールトと HLP のガイドと保険基金の解説へ。

Hyperliquid の Vaults ページ。HLP と大口ユーザーボールトの APR・TVL・運用期間、2026年9月
app.hyperliquid.xyz/vaults。上がプロトコルボールト、下が TVL 順のユーザーボールト(2026年9月)。

HYPE ステーキング

ステーキングは HyperCore 上で直接行います。HYPE を現物口座からステーキング口座へ移し、1つ以上のバリデータに委任します。2026年9月25日時点で4億4,100万 HYPE がステークされ、バリデータは35(アクティブ27、ジェイル中6)、予想 APR は2.01〜2.23%でした。報酬率は総ステーク量の平方根に反比例する設計(4億枚のとき約2.37%)で、将来排出用の枠から支払われます。報酬は毎分発生し、毎日配布されて自動で複利運用されます。

Hyperliquid の Staking ページ。ステーク総量とバリデーター一覧(ステーク量・稼働率・推定 APR・手数料)
2026年9月25日のハイパーリキッドのステーキングページ:ステーク総量 441,034,092 HYPE。バリデーターごとのステーク量・稼働率・推定 APR(約2.1〜2.2%)・手数料(0〜5%)が並ぶ。
  • ロック:委任ごとに1日、その後ステーキング口座から現物に戻すには7日間のアンステーク待ち(同時に最大5件)。
  • スラッシング:公式ドキュメントでは自動スラッシングは未実装。ジェイルされたバリデータは報酬が止まるだけです。
  • 手数料率:バリデータが手数料率を引き上げられるのは新しい率が1%以下の場合だけで、集めた後に急に上げる手口を防いでいます。
  • 取引手数料割引:ステーク量に応じて上の表の5〜40%割引。ステーキング用アカウントと取引用アカウントをリンクすることもできます。

画面付きの手順はHYPE ステーキングガイドにあります。HYPE そのもの(供給量・アシスタンスファンドの買い戻し・買い方)はHYPE トークンとは:買い方・将来性・買い戻しで解説しています。

ハイパーリキッドは安全? セキュリティ・分散性・過去の事故

答え:条件付きで安全です。預けた資産を運営会社が持っている形ではなく、残高はすべてオンチェーンで確認できるため、FTX のような「取引所の破綻で資産が返ってこない」リスクはありません。残るリスクは種類が違います。自分の鍵やメールのログインが盗まれること、薄い市場が操縦されて HLP が損をすること、少数のバリデータが介入できること、そして公式アプリが要注意と判定したウォレットの利用を止めることです。以下で順に説明します。

資産の管理。Hyperliquid はノンカストディアルで、あなたの鍵の署名がなければ資金は動きません。公式サポートガイドも「身に覚えのない取引は、ほぼ確実に鍵の流出」と明言しています。取引所の破綻(FTX 型)のリスクはない代わりに、鍵の管理は自己責任です。大きな金額ならハードウェアウォレットを Rabby や MetaMask と組み合わせる、メールログインの鍵をエクスポートしてオフラインで保管する、といった対策が有効です。

合意形成とバリデータの集中。HyperBFT はステークの3分の2超の合意(クォーラム)で動きます。2026年9月25日時点で、Hyper Foundation の5バリデータが4億4,100万 HYPE のうち48.0%を保有し、上位3バリデータだけで36.7%と3分の1を超えています。理論上は票を出さないだけで合意を止められる規模で、上位8つを合わせると3分の2を超えます。他の大口は Hyperliquid Strategies x Unit(7.6%)、Anchorage By Figment(6.2%)、Hypurrscanning(5.3%)、Nansen x HypurrCollective(5.0%)。イーサリアムより明らかに集中しており、これが「分散化が不十分」という批判の中心です。財団はデリゲーションプログラムで分散を進めるとしています。もう一つ見落とされがちな点として、ノード運営者は署名付きのビルド済みバイナリをインストールしており(公開されている hyperliquid-dex/node リポジトリにあるのは設定ファイルと署名鍵で、ノードのソースコードではありません)、イーサリアムのクライアントのように第三者がコンセンサスのコードを検証することはできません。

ブリッジと USDC。現在の USDC は Circle が Hyperliquid 上でネイティブ発行しており、Arbitrum からの USDC は Circle の CCTP で届きます。旧 Arbitrum ブリッジ(Zellic が監査)に残る USDC は、公式ドキュメントによると HyperCore 上の USDC の10%未満です。このブリッジのコントラクト(Bridge2.sol)はソースが公開されており、出金の署名は運営会社の鍵ではなくバリデータが行います。BTC・ETH・SOL などのネイティブ入金は別プロトコル Unit(2-of-3 の MPC ガーディアンネットワーク)を経由し、UBTC・UETH・USOL として届きます。

オラクルと上場廃止。各バリデータが3秒ごとに主要取引所の現物価格の加重中央値を出し、最終的なオラクル価格はそのステーク加重中央値です。バリデータは投票で無期限市場を上場廃止でき、その場合ポジションは直前1時間の時間加重オラクル価格で決済されます。

バグバウンティ。Hyper Foundation は重大なバグ(利用者資金の大きな損失や L1 実行の不変条件違反)に最大100万 USDC を支払います。

過去の主な事故(種類別・出典付き)

「ハイパーリキッドは危ない」と言われるときに挙がる出来事は7つあります。ただし「事故」と一口に言っても、HLP が損をした相場操縦、システム障害、利用者自身の鍵の流出、実際の攻撃はなかった騒動と、中身はまったく違います。種類を分けて整理しました。

日付事象種類内容出典
2024年12月23日北朝鮮系アドレスの取引セキュリティ騒動(攻撃なし)セキュリティ研究者が、北朝鮮のラザルス・グループに関連するアドレスが Hyperliquid で取引していると指摘し、資金流出が起きた。Hyperliquid Labs は「北朝鮮による攻撃も、それ以外のいかなる攻撃も起きていない」とし、利用者資金はすべて保全されていると説明。Hyperliquid Labs の声明(2024年12月23日)
2025年3月12日ETH 50倍のクジラ(0xf3f4)相場:HLP の損失含み益を引き出して証拠金を減らしたトレーダーが清算され、HLP が24時間で約400万ドルの損失。公式は「プロトコルの脆弱性攻撃やハッキングではない」と説明し、BTC 40倍・ETH 25倍へ上限を引き下げ。@HyperliquidX(2025年3月12日)
2025年3月26日JELLY 無期限の踏み上げ相場+バリデータの介入「不審な市場活動」を受けてバリデータが JELLY 無期限の上場廃止を投票で決定。フラグ付きアドレス以外の利用者は Hyper Foundation が補填し、ロングは 0.037555ドルで決済したものとして返金。@HyperliquidX(2025年3月26〜27日)
2025年7月29日API 障害(UTC 14:10〜14:47)インフラアクセス集中で API サーバーが過負荷になり、注文が遅延。API はエラーを返したのに実際には約定していた注文も多かった。公式は「ハッキングや脆弱性攻撃ではない」「ブロックは通常どおり生成」と説明し、影響を受けた利用者に自動で返金(Cointelegraph が報じたオンチェーンデータで約199万ドル)。10,000 USDC以上の返金対象者は残額の受け取りに KYB/KYC が必要だった。公式 Telegram(2025年7月30日・8月4日)
2025年10月10日約2,100万ドルの秘密鍵流出利用者側1人のトレーダーの秘密鍵が漏れ、攻撃者が口座の資産を引き出して他チェーンへ移した。プロトコルの侵害ではなく鍵の流出で、どの自己管理型ウォレットでも起こりうる被害。PeckShield(CoinDesk、2025年10月10日)
2025年10月10〜11日市場全体の暴落相場:清算+ADL暗号資産市場全体で過去最大級の清算が発生。Hyperliquid では口座の支払能力を保つため自動デレバレッジ(ADL)が働き、勝っていた側の一部ポジションも強制的に決済されたため、利益を失ったトレーダーから批判が出た。公式はダウンタイムゼロ・不良債権なしと報告。公式 Telegram(2025年10月11日・13日)、ADL は報道による
2025年11月12日POPCAT 相場操縦相場:HLP の損失約300万ドルを19のウォレットに分散し、2,000万ドル超の POPCAT ロングと約2,000万ドルの買い板を置いた後に板を撤去。HLP に約490万ドルの不良債権が残り、Arbitrum ブリッジが一時停止。Halborn の事後分析(2025年11月14日)

7件のうち、プロトコルの脆弱性で利用者の残高が奪われたものは1件もありません。相場がらみの3件(ETH クジラ・JELLY・POPCAT)は構図が同じで、板の薄い市場で大きなレバレッジポジションが作られ、清算が板で処理しきれずに HLP がポジションを引き継ぎました。JELLY では HLP が約410万ドルのショートを抱え、Halborn の分析では含み損が一時約1,200万ドルに達しましたが、バリデータ投票により 0.0095ドルで決済されています。関係のないトレーダーの残高は無事で、確定した損失は HLP(とその預け入れ者)が負担しています。それでも HLP の累計損益は+1億3,830万ドルです。JELLY の件ではバリデータが特定の市場に介入したことが批判され、公式も翌日「謙虚さを忘れないための良い教訓」と投稿しました。当サイトの評価は「主要銘柄の取引基盤としては堅牢、リスクは薄いアルト市場と HLP に集中している」です。

フィッシング対策。公式サポートガイドは「hyperliguid.xyz」のような紛らわしいドメインや、サポートを名乗る DM に注意するよう警告しています。取引は app.hyperliquid.xyz か信頼できるフロントエンドだけで行い、ブックマークから開きましょう。メールでログインしている場合は、メールアカウントをシードフレーズと同じくらい厳重に守ってください。Trustpilot には、Discord で DM してきた偽の「サポート担当」にログインコードを渡して資金を失った人の口コミがあります。

ウォレットの凍結:公式アプリにできること・できないこと

海外の「is Hyperliquid safe」の解説でよく挙がるリスクが、アカウントのリスク判定(フラグ)です。仕組みを正確に言うと、Hyperliquid Corp. が運営しているのはウェブアプリで、チェーンそのものではありません。利用規約は、同社が「ウォレットの中身を保管・管理しておらず、取り出したり移したりする能力もない」(§1.4)、アプリは「Hyperliquid にアクセスする唯一の手段ではない」(§1.1)と定めています。一方で同社はサービスの提供を断ることができます。違法・不正な利用が疑われる場合や法令順守のために、機能の利用を「予告なく」停止・終了できます(§6.2)。誰がアプリを使えるかについての判断は「最終的なもので、異議申し立てはできない」とされています(§6.1)。

Trustpilot では、制裁対象と関係のある資金を受け取ったことで「高リスク」表示が付き、Discord からも締め出されて解除の手段がなかったという口コミが複数あります。国内取引所や履歴のきれいなウォレットから入金し、ミキサーや制裁対象のサービスを経由した資金を入れないのが一番の予防策です。VPN や居住地の虚偽申告で制限を回避することは規約で禁止されており(§3.1.5)、当サイトも勧めません。

カスタマーサポート

サポートはチケット制です。公式 Discord の「open-ticket」チャンネルでチケットを作るか、Zendesk のメールフォーム(ファイルや画像は送れない)から問い合わせます。公式サポートガイドでは返信まで最大48時間、週末はさらにかかるとされ、チャットや電話の窓口はありません。サポートから先に DM が来ることはありません。オンチェーンの取引を取り消したり、流出した鍵で奪われた資金を取り戻したりすることもできません。日本語の窓口もないため、多くの疑問は公式ガイドと当サイトの使い方ガイドで解決する方が早いでしょう。Hyperliquid 上に作られた他社アプリは、それぞれのサポートに問い合わせます。

本人確認(KYC)・利用制限・どこの国の取引所か

app.hyperliquid.xyz に本人確認はなく、ウォレット接続かメールログインだけで使えます。ただし利用規約(Hyperliquid Corp.、2026年6月15日更新)は次のように定めています。

  • §1.6 Restricted Persons:米国またはカナダのオンタリオ州に居住・所在・設立されている個人や法人、経済制裁・輸出規制の対象地域の人、その地域の国籍保有者(居住地を問わず)は利用できません。日本は含まれていません。条文の原文と和訳、国ごとの扱いはハイパーリキッドを利用できない国にまとめています。
  • §1.3:インターフェースも Hyperliquid も、どの国の規制当局の免許・登録も受けていません。
  • §1.7〜1.8:アウトカム市場は、指定地域の「Excluded Persons」にはブロックされることがあります。
  • §1.9:レバレッジ取引やデリバティブ取引が自分の居住地で合法かを確認するのは利用者の責任です。
  • 英国:アプリは英国ユーザーの紹介コード利用を認めておらず(「Referrals are not allowed in your jurisdiction.」)、公式 X のプロフィールにも英国居住者向けではないと書かれています。

制限対象の地域にいる人は使わないでください。当サイトは VPN などで地域制限を回避する方法は勧めません。また「KYC なし」は匿名という意味ではなく、取引はすべてオンチェーンで公開されています。本人確認なしで使える DEX 全体の整理は本人確認不要の仮想通貨取引所ガイドにあります。

ハイパーリキッドはどこの国の取引所?

CEX のような「本社のある国」はありません。チェーンを動かしているのはバリデータで、中核の開発チームが Hyperliquid Labs、app.hyperliquid.xyz を提供するのが Hyperliquid Corp.、バリデータ運営・デリゲーション・バグバウンティを担うのが Hyper Foundation です。利用規約の準拠法はイングランド・ウェールズ法で、紛争はロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)の仲裁で解決すると定められています(§11.4)。日本の取引所ではなく、金融庁の登録業者でもありません。

なぜ米国では使えないのか

米国居住者は §1.6 の Restricted Persons です。規約は理由を書いていませんが、§1.3 はインターフェースも Hyperliquid もどの国・地域の当局の免許や登録も受けていないと定めており、米国では無期限先物の規制上の位置づけもはっきりしていません。Grayscale の2026年5月のレポートも「無期限先物と DEX をめぐる規制の曖昧さから、まだ米国の利用者は使えない」と書いています。Hyper Foundation は2026年2月18日に100万 HYPE を拠出してワシントンに Hyperliquid Policy Center(暗号資産弁護士の Jake Chervinsky 氏が CEO の独立団体)を設立し、ルール作りに働きかけています。「米国で承認か」という報道は可能性の話で、2026年9月29日時点の規約では米国は引き続き利用制限の対象です。日本の利用者には直接関係しませんが、規制の動きとして押さえておくとよいでしょう。

スマホアプリ:公式は Android のみ

Hyperliquid Corp は Google Play で公式 Android アプリを公開しています(2026年9月25日に日本のストア設定で確認:1万回以上ダウンロード、評価4.8、最終更新9月9日)。インストール前に提供元が「Hyperliquid Corp」になっているか確認してください。公式 iOS アプリはありません。同日に米国・日本・英国・シンガポールの App Store を検索しても、出てくるのはサードパーティ製アプリだけでした。iPhone での選択肢は次のとおりです。

  • Safari で app.hyperliquid.xyz を開き、メールまたはモバイルウォレットでログインする(取引所の機能はブラウザで全部使えます)
  • PC のウォレットと連携する:スマホで Connect → Link Desktop Wallet を選び、PC 側に表示される QR コードを読み取る(公式ドキュメント「Connect mobile via QR code」)
  • サードパーティ製のフロントエンドアプリを使う:Based(iOS・Android・Web)は Hyperliquid の手数料に0.025%、Liquid は0.05%を上乗せします(Liquid は紹介コード JV2EN2CX で Liquid 自身の手数料が10%オフ)。HOLYGRAIL の割引はアプリ経由でも効きます:紹介割引はビルダーコード付きのアプリ経由の注文にも適用されます(2026年10月1日にオンチェーンの約定データで確認)。4%はハイパーリキッド分の手数料から引かれ、アプリのビルダー手数料はその上に加わります。ただしPhantomなどのアプリは、紹介コード未設定のアカウントに自社のハイパーリキッド紹介コードを付けることが多いため、アプリを使い始める前にハイパーリキッドでコードを入力してください。アプリごとの上乗せ額はハイパーリキッドのビルダーコードで比較しています。
Google Play の Hyperliquid 公式アプリ(提供元 Hyperliquid Corp)、2026年9月
Google Play の公式 Android アプリ(2026年9月)。提供元が「Hyperliquid Corp」かを必ず確認。

アプリごとの手数料比較はハイパーリキッドのアプリの解説記事にまとめています。

日本から使う場合(金融庁・利用規約・日本円ルート・日本関連市場・税金)

日本在住者が Hyperliquid を使うときに押さえておくべき点を、金融庁の公表資料・Hyperliquid の利用規約・公開 API・国税庁 FAQ で確認した事実に基づいてまとめます(2026年9月29日確認)。以下は法律・税務の助言ではありません。具体的な判断は税理士や専門家に確認してください。一次情報の引用付きの詳しい解説は「日本から Hyperliquid は使える?規制・KYC・税金の基本」にあります。

1. 金融庁の登録状況と利用規約:個人の利用を罰する条文はないが、利用者保護もない

Hyperliquid は日本の暗号資産交換業者として登録されていません(金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月1日現在)に掲載なし)。ただし資金決済法で登録義務(第63条の2)と無登録営業の罰則(第107条)を負うのは業者であり、無登録業者のサービスを利用した個人を罰する規定はありません。金融庁が公表している「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」(最新掲載:2026年9月(令和8年9月))にも Hyperliquid は載っていません。現実的な注意点は、国内の登録業者に義務付けられている利用者保護(分別管理など)が適用されないこと、トラブルが起きても日本の当局を頼れないことです。なお改正法により暗号資産の規制は公布から1年以内に金融商品取引法へ移りますが、義務を負うのが業者側である構造は同じです。

海外の中央集権型取引所(CEX)との違い。同じ「金融庁に未登録の海外サービス」でも、Bybit は金融庁から繰り返し警告を受け(2021年5月・2023年3月・2024年11月に警告(令和3年5月・令和5年3月・令和6年11月))、日本居住者向けのサービスも縮小されました。直近では、2026年7月22日12:00(日本時間)に未決済ポジションを強制決済(暗号資産の出金は引き続き可能)という措置がとられています。Binance・MEXC・Bitget・KuCoin も警告の一覧に載っています。Hyperliquid は運営会社が利用者の資産を預かる取引所ではなく、利用者が自分のウォレットで取引する DEX で、警告の一覧にも載っていません。海外取引所の撤退の経緯は海外取引所は日本で使える?、Bybit に残った資産の移し方はBybit の出金方法にまとめています。日本円の入金から税金・規制までを5ステップで整理した日本からDEXを使う完全ガイドもあわせてどうぞ。

利用規約(2026年6月15日更新)。第1.6条が定める「Restricted Persons(利用できない人)」は、米国、カナダ・オンタリオ州、制裁対象地域(制裁対象地域の国籍者を含む)です。日本は含まれていません。一方、第3.1.5条は VPN やプロキシで所在地を隠すことを禁じ、§1.9 は自国の法令に適合するかを確認する責任を利用者に置いています。当サイトは地域制限を回避する方法は紹介しません。国別の扱いはHyperliquid の利用制限国で詳しく解説しています。

Hyperliquid の利用規約 §1.6(利用できない人:米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域)と §1.9 に日本語の注記を付けた画面
app.hyperliquid.xyz/terms の §1.6 と §1.9(2026年9月29日撮影、規約は2026年6月15日更新の版)。英語の原文に当サイトが日本語の注記を付けています。

2. 日本円からの入金ルート早見表

Hyperliquid 自体に日本円を入金する仕組みはありません(アプリ内の法定通貨での購入は、第三者の決済サービス Swapped.com が提供しています)。国内取引所で暗号資産を買い、いったん自分のウォレット(MetaMask・Rabby など)に送ってから入金するのが確実です。国内取引所は出金時に送金先の申告を求めるのが一般的で、Hyperliquid の入金アドレス(Unit や Across が発行するアドレス)は「自分のウォレット」ではないためです。ルートは4つあります。

日本円から Hyperliquid に入金する4つのルート(国内取引所の手数料は各社の公式ページで2026年9月26〜29日に確認)
ルート使う国内取引所の例流れ主なコスト注意点
A. ETH を Arbitrum で出金(定番)bitbank・OKJ国内取引所で ETH を買う → 出金ネットワークに Arbitrum を選び自分のウォレットへ → ArbitrumのネイティブUSDC(USDC.eではない)に一部を交換 → Deposit出金 bitbank 0.00042 ETH・OKJ 0.0005 ETH(最小 0.01 ETH)+交換手数料+入金時の CCTP 0.20 USDC最低 5 USDC。bitbank の ETH は Ethereum・Arbitrum・OP Mainnet(入出金とも対応)
B. USDC を用意(SBI VCトレード)SBI VCトレードUSDC を買う → Ethereum で自分のウォレットへ → ブリッジ(Relay など)で Hyperliquid へ(メールログインなら、表示される入金アドレスへ Ethereum の USDC を送金も可)出庫手数料 無料。Ethereum のガス代+ブリッジの手数料(メールログインなら Across の中継手数料)販売所でのみ売買(板取引なし)。出庫ネットワークはイーサリアムのみ。出庫は1回100万円が上限
C. SOL を送るCoincheck・bitbank・GMOコイン などSOL を買う → 自分の Solana ウォレットへ → Deposit 画面の Solana(Unit)アドレスへ → 現物市場で USDC に売却送金 Coincheck 0.01 SOL・bitbank 0.009 SOL・GMOコイン 無料(1回0.1 SOL以上)+現物テイカー0.070%最低 0.12 SOL、着金約1分
D. BTC・ETH(メインネット)を送るbitFlyer・Coincheck・bitbank などBTC/ETH を買う → 自分のウォレットへ → Unit の Bitcoin/Ethereum アドレスへ → 現物で USDC に売却(またはそのまま保有)BTC 送金 bitFlyer 0.0004 BTC・Coincheck 0.0005 BTC(変動制)・bitbank 0.0006 BTC+現物テイカー0.070%最低 0.0003 BTC/0.007 ETH、着金 BTC 約30分・ETH 約5分。Coincheck・SBI VCトレードの ETH はイーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応)

国内取引所の対応ネットワークと手数料は変わることがあります。出金画面で「Arbitrum」を選べるか、送金先の申告方法(トラベルルール)を必ず確認し、最初は少額でテスト送金してください。楽天ウォレットは2026年8月19日から暗号資産の出庫を一時停止中のため、このルートには使えません。

  • いちばん手数料が安く一般的なのは A。Hyperliquid の Deposit ボタンが受け付けるのはArbitrumのネイティブUSDC(USDC.eではない)なので、Arbitrum で出金できる bitbank・OKJ が近道です。手順は画面付きでハイパーリキッドの入金方法(日本円から)、Arbitrum の基本はArbitrum とはへ。
  • USDC を直接買いたいなら B。国内で USDC を売買できるのは SBI VCトレードです。Coincheck も電子決済手段等取引業者として2026年8月27日にUSDCで登録(2026年9月29日時点で送受金対応一覧に未掲載)という段階です。詳しくはUSDC の買い方へ。
  • 各社の送金手数料の比較は国内取引所の送金手数料一覧にまとめています。どの国内取引所で口座を作るか迷ったらDEX を使う人向けの国内取引所比較へ。国内取引所から MetaMask への送り方はメタマスクへの入金方法で解説しています。
  • 日本円に戻すときは逆の流れで、Arbitrum の USDC を ETH に替えて bitbank(Ethereum・Arbitrum・OP Mainnet(入出金とも対応))に送り、売却して出金するのが一般的です。Hyperliquid からの USDC 出金手数料は0.2 USDC+少額のガス代。手順とコストは仮想通貨を日本円に換金する方法と出金ガイドへ。

入金ルートが決まったら、紹介コード付きで登録

先に当サイトの紹介リンクを開いて接続しておけば、コード HOLYGRAIL が紐づき、最初の2,500万ドル分の取引手数料が4%オフになります。本人確認は不要です。

Hyperliquid に登録する →

3. 日本関連の市場:日本株指数 Japan 225・ドル円・日本株(HIP-3)

Hyperliquid では暗号資産のほかに、HIP-3 の xyz(trade.xyz)が運営する日本関連の無期限先物を取引できます。2026年9月29日に全 HIP-3 DEX の公開 API を確認したところ、稼働中の日本関連市場は次の4つで、いずれも分離マージンのみ(クロスマージン不可)、手数料はグロースモード(HIP-3 の低い手数料)が適用され、テイカー0.009%/メイカー0.003%でした。他の HIP-3 DEX にあった日本株指数の市場(km・mkts の JPN225)は上場廃止済みです。

Hyperliquid の日本関連市場(レバレッジ上限は2026年9月27日、24時間出来高は2026年9月29日 07:08 UTC の公開 API)
市場連動する対象最大レバレッジ24時間出来高(2026年9月29日)
Japan 225(xyz:JP225)日本の主要225社の価格加重の株価指数(円建てポイント、為替換算なし)20倍1,124万ドル
JPY(xyz:JPY)ドル円の為替レート。1ドル=何円(USD/JPY)で表示。ロングは円安・ドル高で利益50倍152万2,000ドル
KIOXIA(xyz:KIOXIA)キオクシアホールディングスの株価(東証の円建て株価をドル換算)10倍724万ドル
SOFTBANK(xyz:SOFTBANK)ソフトバンクグループの株価(東証の円建て株価をドル換算)10倍118万ドル

どれも株や通貨そのものではなく、価格に連動する USDC 建ての無期限先物です。配当・株主優待・議決権はありません。東証や為替市場が閉まっている夜間・週末も取引できますが、その間の価格は内部で決まり、再開時に大きく動くことがあります。国内の登録業者が個人に提供できる暗号資産の証拠金取引は最大2倍なので(国内2倍と DEX の違い)、これらの市場のレバレッジは使い方次第で清算リスクが大きくなります。市場ごとの仕組み・オラクル・取引時間は日本株・日経225の無期限先物ガイドで解説しています。

Hyperliquid の JP225-USDC(xyz)取引画面に、日本株指数 Japan 225・最大20倍・分離マージンのみ・Connect と Deposit の位置を日本語で注記した画面
app.hyperliquid.xyz の xyz:JP225(2026年9月29日、ログイン前)。画面は英語のみで、日本語の注記は当サイトが付けたもの。上部の帯は「第三者(xyz)がデプロイした市場」という注意書きです。

4. 税金:雑所得・総合課税と令和8年度税制改正

  • 国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂)では、暗号資産取引の利益は原則として雑所得(総合課税)とされ、暗号資産の証拠金取引(レバレッジ取引)は申告分離の対象外で総合課税です。Hyperliquid の無期限先物もこれに当たると考えられます。
  • 所得税5%〜45%+住民税10%で、他の所得と合算して最高55%(復興特別所得税は別途)。損失は給与など他の所得と通算できない点にも注意が必要です。
  • 暗号資産同士の交換も課税対象(交換時に譲渡したものとして計算)です。USDC で証拠金を用意するための ETH→USDC の交換や、現物での HYPE 購入も計算に入ります。
  • 給与所得者は、給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。所得税の申告が不要でも住民税の申告は原則必要です。

国内取引所のような年間取引報告書はないので、取引履歴と入出金履歴を自分でエクスポートして保存しておきましょう。申告の手順はDEX の税金・申告ガイド、先物・レバレッジ取引の扱いは仮想通貨の先物・レバレッジ取引の税金、分離課税の開始時期は分離課税はいつから?、税額の目安は税金計算シミュレーション、損益計算ツールの対応状況は損益計算ツール比較、HYPE ステーキングの報酬はステーキング・エアドロップの税金で解説しています。

5. 日本語表示と HYPE の購入

Hyperliquid の画面の言語は英語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語(日本語なし)です。右上の地球儀アイコンから切り替えますが、日本語は選べません。操作は Connect/Deposit/Place Order/Withdraw といった英語のボタンだけなので、使い方ガイドを横に置いて進めれば迷いません。日本語の画面で取引したい場合は、Lighter(Webアプリの言語メニューに日本語あり)・edgeX(日本語表示あり(/ja-JP))・Aster(日本語表示あり(/ja))が選択肢です(Lighter・edgeX・Aster のレビュー)。HYPE は国内取引所(bitFlyer・bitbank・Coincheck)では扱われておらず(2026年9月25日確認)、買うなら Hyperliquid 本体の HYPE/USDC 現物市場が最短です(国内取引所からの手順と送金手数料はHYPE の買い方(日本から))。

Hyperliquid の言語メニュー。English・Français・简体中文・한국어・Español の5つで日本語がないことを日本語で注記した画面
app.hyperliquid.xyz の言語メニュー(2026年9月29日、ログイン前)。選べるのは5言語で、日本語はありません。注記は当サイト。

ハイパーリキッドの始め方(5分)

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紹介リンクを開く

app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAIL を開くと「You are invited to Hyperliquid from the referral code: HOLYGRAIL」と表示されます。

2

接続 — ウォレットかメール

Connect を押し、EVM ウォレット(Rabby、MetaMask、WalletConnect、Coinbase Wallet)を選ぶか、メールアドレスを入れて届いた6桁コードを入力。ウォレットの場合は Enable Trading でガス不要の署名をします。「Join with code」が出たら確定してください。

3

入金

Arbitrum・Ethereum・Base・Polygon の USDC を表示されたアドレスへ(最低5 USDC)。または BTC・ETH・ENA・SOL・AVAX・ZEC・MON・XPL をそのまま送り、現物で USDC に売却。多くの海外取引所は Hyperliquid へ直接出金できます。

4

最初の取引

市場を選び、ロング/ショート、レバレッジ、数量(最小10ドル)を決めて Place Order。同じ画面で損切り(SL)も設定しましょう。

5

いつでも出金

取引画面右下の Withdraw から。Arbitrum への USDC 出金は0.2 USDC+少額のガス代です。

詳しい手順:Hyperliquid の使い方 · 出金ガイド · おすすめウォレット。

最初の取引の前にコードを設定する

コード HOLYGRAIL で、最初の2,500万ドル分のハイパーリキッドの手数料が4%オフ。同じウォレットで接続するアプリ経由の注文にも適用されます(2026年10月1日確認)。累計取引量が1万ドルを超えると入力できず、後から変更もできません。手順と適用の確認方法:ハイパーリキッドの紹介コード HOLYGRAIL。

HOLYGRAIL で参加する →

当サイトの紹介コードです。紹介報酬はハイパーリキッドの手数料から支払われ、あなたの手数料は上がらず下がります。

ハイパーリキッドと他の DEX の比較

Hyperliquidライター(Lighter)アスター(Aster)エッジエックス(edgeX)
基本テイカー/メイカー0.045% / 0.015%0% / 0%(Standard)0.04% / 0%0.045% / 0.040%
最大レバレッジ(BTC)40倍50倍1001倍(1001x モード)100倍
チェーン独自 L1(HyperBFT)zk ロールアップAster Chain L1StarkEx ロールアップ
株の無期限あり(HIP-3 xyz)ありあり(RWA)あり
当サイトのコードHOLYGRAIL(4%オフ)718610TDDTLpLcHOLYGRAIL
レビューこのページLighter レビューAster レビューedgeX レビュー

少額取引の手数料を最優先するなら Lighter、超高レバレッジのモードが欲しいなら Aster、主要銘柄100倍と米国株の品揃えなら edgeX。それ以外の、流動性・市場数・HIP-3・エコシステムの広さでは Hyperliquid が基準になります。全体の比較と選び方はDEX おすすめ比較、DEX 自体が初めてならDEX とはから。個別比較:vs Lighter、vs Aster、vs Binance、vs Bybit、vs dYdX。

ハイパーリキッドと CEX(海外・国内取引所)の違い

「ハイパーリキッドは取引所なのか」という疑問への答えは、「取引所だが、会社が口座を持つ CEX とは仕組みが違う」です。主な違いを表にしました。

ハイパーリキッド(DEX)海外 CEX(Binance・Bybit)国内取引所(登録業者)
資産の管理自分のアドレス(自己管理)取引所が保管取引所が保管(分別管理の義務あり)
本人確認(KYC)不要必要必要
取引の透明性注文・約定・清算がすべてオンチェーンで公開社内のシステムで非公開社内のシステムで非公開
口座の凍結・出金停止チェーン上の残高は会社が動かせない。ただし公式アプリは「高リスク」判定のウォレットの利用を止めることがある取引所の判断で凍結・出金停止がありうる取引所の判断で凍結・出金停止がありうる
先物の基本手数料(テイカー/メイカー)0.045% / 0.015%Binance 0.05% / 0.02%、Bybit 0.055% / 0.02%例:bitFlyer Crypto CFD は売買手数料0%、別途レバレッジポイント0.04%/日
BTC の最大レバレッジ40倍取引所・口座の設定による2倍
日本語・日本円日本語なし、日本円の入出金なしサービスにより異なる日本語対応、日本円で入出金
日本の利用者保護なし(金融庁未登録)なし(無登録の海外業者)あり

手数料は各社の公式手数料ページ(2026年9月25〜27日確認、いずれも最下位ティア)。国内のレバレッジ上限は金融商品取引業等に関する内閣府令(個人の暗号資産デリバティブの証拠金は取引額の50%以上)。手数料の詳しい比較はDEX と CEX の手数料比較へ。Bybit は2026年に日本居住者のポジションを強制決済しており、その後の乗り換え先としての比較はBybitの代わりにハイパーリキッド?で解説しています。

ほかの DEX との違いも押さえておくと選びやすくなります。dYdX も独自チェーンの板取引型 DEX ですが、BTC の最大レバレッジは50倍、基本テイカー手数料は0.05%です(Hyperliquid と dYdX の比較)。GMX は板ではなく流動性プールとオラクル価格で約定する方式で、ポジション手数料は0.04%〜0.06%です(Hyperliquid と GMX の比較)。

ハイパーリキッドの将来性:追い風と逆風(事実ベース)

当サイトは価格予想をしません。代わりに、取引所としての将来性を判断する材料を、日付のある事実だけで「追い風」と「逆風」に分けて並べます。HYPE トークンの供給量やアンロックについてはHYPE の将来性で扱っています。

追い風逆風・リスク
HIP-3 で暗号資産以外に拡大:xyz だけで109市場(2026年9月27日)。米国株・株価指数・原油・金に加え、為替や日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)まで上場HIP-3 の市場はデプロイヤー(第三者)が運営。オラクルや上場廃止の判断もデプロイヤー次第で、休場中は価格が内部で決まる
機関の参入:米国で Bitwise の現物 ETF(BHYP、2026年5月15日取引開始)と 21Shares のステーキング ETF(THYP、信託報酬0.3%)が上場。Binance(グローバル版)が2026年9月24日に HYPE 現物(HYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRY)を上場米国居住者はいまも利用規約で利用不可。日本でも金融庁の登録業者ではなく、HYPE の国内取扱いもない
HyperEVM(イーサリアム互換層)の上にレンディング・リキッドステーキング・トークン化ボールトなどのアプリが増え、HIP-4 のアウトカム市場(予測市場型の契約)も始動ステークの47.3%を財団系の5バリデータが保有。ノードのソフトはオープンソースではない
手数料は HLP・アシスタンスファンドへ流れ、アシスタンスファンドは HYPE を買って焼却(直近7日で1,633万ドル分、2026年9月26日まで)相場操縦で HLP が損失を負った前例(ETH クジラ・JELLY・POPCAT)。Lighter(Standard アカウントはテイカー0%)など低手数料の競合 DEX

規制面では、Hyper Foundation が2026年2月に100万 HYPE を拠出してワシントンに Hyperliquid Policy Center を設立し、米国での無期限先物のルール作りに働きかけています。米国の利用者に開放されるかどうかは将来性を左右する大きな材料ですが、2026年9月29日時点の利用規約では米国は引き続き利用制限の対象です。日本では2026年7月に成立した改正法により、暗号資産の規制は公布から1年以内に金融商品取引法へ移りますが、義務を負うのが業者側という構造は変わりません(日本から使う場合)。

ハイパーリキッドを手数料4%オフで試す

紹介コード HOLYGRAIL は累計取引高1万ドル以下なら後からでも設定でき、最初の2,500万ドル分の取引手数料が4%オフになります。

Hyperliquid を開く →

当サイトの Hyperliquid ガイド一覧

すべて公式ドキュメントとライブ API の数値から執筆し、ページ内に日付を明記。本レビューと整合するよう更新しています。

よくある質問

ハイパーリキッドとは何ですか?

ハイパーリキッド(Hyperliquid)は、取引のために作られた独自のブロックチェーン(レイヤー1)上で動く、仮想通貨の分散型取引所(DEX)です。CEX と同じ板取引を注文から清算まで完全にオンチェーンで処理し、暗号資産の無期限先物・現物に加え、HIP-3 の米国株・株価指数・原油・金・為替の無期限先物も取引できます。本人確認は不要で、注文やキャンセルにガス代はかかりません。開発の中心は外部資本を受けていない Hyperliquid Labs で、独自トークンは HYPE です。

ハイパーリキッドの価格はいくらですか?

「ハイパーリキッドの価格」は通常、独自トークン HYPE の価格を指します。2026年9月26日 20:00 UTC頃の Hyperliquid 現物(HYPE/USDC)の仲値は91.65ドル、CoinGecko の時価総額は203.8億ドルで11位でした。過去最高値は2026年9月23日の97.96ドル(CoinGecko)。価格は常に動くので、取引前に必ず最新の板を確認してください。当サイトは価格予想をしません。推移や供給量は HYPE トークン解説にまとめています。

ハイパーリキッドは国内で取引できますか?

ハイパーリキッドは日本の取引所ではなく、金融庁の暗号資産交換業者にも登録されていません。HYPE も bitFlyer・bitbank・Coincheck では扱われていません(2026年9月25日確認)。ただし利用規約で利用が制限されているのは米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域で、日本からもウォレットかメールアドレスで利用できます。国内取引所で BTC・ETH・SOL・USDC などを買って送金するのが一般的なルートです。国内業者向けの利用者保護は受けられない点に注意してください。

日本円で入金できますか?

Hyperliquid に日本円を直接入金する口座はありません。国内取引所で買った暗号資産(BTC・ETH・SOL など)か USDC を送金して入金するのが基本です(アプリ内の法定通貨での購入は、第三者の決済サービス Swapped.com が提供しています)。ルートごとの手順は入金ガイドにまとめています。

レバレッジは何倍までですか?

銘柄ごとに決まっていて、BTC が40倍、ETH が25倍、SOL と XRP が20倍で、多くのアルトは3〜10倍です。HIP-3 の xyz 市場は銘柄ごとに異なり、たとえばドル円(JPY)は50倍、日本株指数 JP225 は20倍です。国内の登録業者が個人に提供できる暗号資産の証拠金取引は最大2倍なので、それよりずっと高いレバレッジが使える分、清算のリスクも大きくなります。

CEX(Binance や国内取引所)との違いは?

一番の違いは資産の管理です。CEX では取引所に資産を預けますが、ハイパーリキッドでは USDC やポジションが自分のアドレスに記録され、秘密鍵の署名なしには誰も動かせません。本人確認がなく、注文・約定・清算がすべて公開される一方、日本語画面・日本円の入出金・国内の利用者保護はありません。基本の先物手数料はテイカー0.045%/メイカー0.015%で、Binance の USDⓈ-M 先物(0.05%/0.02%)と近い水準です。

ハイパーリキッドで日本株や日経平均は取引できますか?

HIP-3 の xyz(trade.xyz)に、日本株指数 JP225(最大20倍)、ドル円 JPY(50倍)、キオクシア KIOXIA(10倍)、ソフトバンクグループ SOFTBANK(10倍)の無期限先物があります(2026年9月27日の API で確認)。株そのものではなく、価格に連動する USDC 建ての無期限先物で、配当や議決権はありません。これらの市場は分離マージンのみです。東証が閉まっている時間も24時間動きますが、その間は価格が内部で決まり、再開時に跳ぶことがあります。ドル円(JPY)は1ドル=何円(USD/JPY)で表示。ロングは円安・ドル高で利益です。

公式サイトはどこ?ログイン方法は?

取引画面(ログイン先)は app.hyperliquid.xyz、プロジェクトの紹介サイトは hyperliquid.xyz です。Connect から EVM ウォレット(Rabby・MetaMask など)を接続するか、メールアドレスに届く6桁のコードでログインします。公式サポートガイドは「hyperliguid.xyz」のような1文字違いのドメインや、サポートを名乗る DM に注意するよう警告しています。ブックマークから開くようにしましょう。

ハイパーリキッド(Hyperliquid)は安全ですか?

条件付きで「安全」と言えます。資産を取引所に預けない自己管理型(ノンカストディアル)で、約定・証拠金・清算はすべて独自チェーン上で公開検証でき、秘密鍵がなければ誰も資金を動かせません。コードの脆弱性で利用者残高が盗まれた事件もありません。一方で、レバレッジと清算のリスク、バリデータの集中(2026年9月時点で Hyper Foundation の5バリデータがステークの47.3%)、HLP ボールトが損失を被った相場操縦(2025年3月の ETH クジラと JELLY、11月の POPCAT)、公式アプリが「高リスク」と判定したウォレットの利用を止める運用、偽サイトによるフィッシングがあります。取引に使う資金だけを置き、大きな金額はハードウェアウォレットで保管するのが基本です。

ハイパーリキッドの評判は?詐欺ではない?

実需のある正規の取引所です。2026年10月20日の公開 API では178市場で24時間の無期限取引高が40.3億ドル、建玉が110.5億ドルでした。2026年5月には米 Grayscale Research が「現代のデジタル資産業界で突出した成功例」と評価しています。悪い評判として多いのは、手数料(Lighter の0%より高い)、バリデータの集中、HLP の損失事例、ウォレット凍結への不満です。詐欺被害の多くは似たドメインの偽サイトや「サポート」を名乗る DM によるもので、公式の取引サイトは app.hyperliquid.xyz です。

ハイパーリキッドの何がすごいの?

中央集権型取引所(CEX)並みの板の厚さと速さを、資産を預けずに実現した点です。板も清算も完全にオンチェーンで、注文にガス代がかからず、本人確認も不要。ベンチャーキャピタルから資金を受けずに開発され、2024年11月には94,019アドレスに HYPE がエアドロップされました。公式ドキュメントによると取引手数料は運営会社ではなく HLP・アシスタンスファンド・デプロイヤーへ流れ、アシスタンスファンドが手数料で買った HYPE は焼却されます。

初心者でも使えますか?

登録は簡単(メールでログイン、本人確認なし)ですが、最初の取引所としてはおすすめしません。レバレッジ・クロスマージン・資金調達率・清算を理解している前提の作りで、日本語画面も、ミスを助けてくれるライブサポートもありません。初めてならまずテストネットで練習し(フォーセットのテスト用 USDC は、メインネットに入金したことのあるアドレスが対象)、本番は1〜3倍・分離マージンから始めて、必ず損切り(SL)を設定しましょう。

ハイパーリキッドはどこの国の取引所?日本にある取引所ですか?

チェーン自体はバリデータが運営する分散型で、CEX のような本社はありません。開発の中心は Hyperliquid Labs、app.hyperliquid.xyz を提供するのは Hyperliquid Corp.、バリデータ運営などを担うのが Hyper Foundation です。利用規約の準拠法はイングランド・ウェールズ法で、紛争はロンドン国際仲裁裁判所(LCIA)の仲裁です。日本の取引所ではなく、金融庁の暗号資産交換業者にも登録されていません。

日本から使えますか?違法ではない?

利用規約 §1.6 で締め出されているのは米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域で、日本は含まれていません。日本の資金決済法が登録義務と罰則を課しているのは無登録で営業する業者側で、無登録業者を利用した個人を罰する条文はありません。ただし Hyperliquid は金融庁の登録業者ではなく、国内業者向けの利用者保護は受けられません。利益は原則として雑所得・総合課税です。法律・税務の助言ではないため、具体的な判断は専門家に確認してください。

ハイパーリキッドは金融庁に登録されていますか?

登録されていません(金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月1日現在)に掲載なし)。一方で、Bybit などのように金融庁から警告を受けたこともなく、無登録業者の一覧(最新掲載:2026年9月(令和8年9月))にも載っていません。資金決済法の登録義務と罰則は業者側に課されており、利用した個人を罰する規定はありません。ただし国内の登録業者に義務付けられた利用者保護(分別管理など)は受けられず、トラブル時に日本の当局を頼ることもできません。

日本円から入金するいちばん簡単な方法は?

bitbank か OKJ で ETH を買い、出金ネットワークに Arbitrum を選んで自分のウォレットへ送り、一部をArbitrumのネイティブUSDC(USDC.eではない)に交換して Deposit するのが定番です。出金手数料は bitbank 0.00042 ETH、OKJ 0.0005 ETH(2026年9月確認)。USDC を直接買うなら SBI VCトレードですが、出庫はイーサリアムのみなので Arbitrum へのブリッジが必要です。Hyperliquid の最低入金額は5 USDCです。

ハイパーリキッドの利益は分離課税になりますか?

国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂)によると、現行の扱いでは暗号資産の証拠金取引の利益は申告分離課税の対象外で、雑所得として総合課税です。令和8年度税制改正(所得税法等改正法は2026年3月31日成立・公布)で、国内の登録業者(暗号資産取引業者)に対する特定暗号資産の譲渡等は20%(所得税15%・住民税5%、ほかに復興特別所得税)の申告分離課税になります。適用は改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からで、改正金商法(2026年7月15日成立)の施行日は公布から1年以内の政令で定める日(2026年9月29日時点で未定)です(2027年中に施行されれば2028年1月1日から)。DEXや海外業者での取引は条文上この対象に当たらず、総合課税のままと読めます。 税務上の助言ではないので、個別の判断は税務署か税理士に確認してください。

本人確認(KYC)は必要ですか?

不要です。EVM ウォレットを接続するか、メールアドレスに届く6桁のコードでログインするだけで使えます。ただし匿名という意味ではなく、取引と送金はすべてオンチェーンで公開されます。国内取引所から送金する場合は、その取引所での本人確認は当然必要です。

HYPE はどこで買えますか?

bitFlyer・bitbank・Coincheck の取扱銘柄には含まれていません(2026年9月25日確認)。一番早いのは、国内取引所で BTC・ETH・SOL などを買って Hyperliquid に送り、現物市場で USDC に替えてから HYPE/USDC で買う方法です。海外では Binance(グローバル版)が2026年9月24日に HYPE の現物(HYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRY)を上場しました。なお米国では Bitwise の現物 ETF(BHYP)や 21Shares の ETF(THYP)も上場しています。

ハイパーリキッドの利用者数は?

Hyper Foundation のサイトの表示では、2026年9月26日時点で2,633,351ユーザーでした。本人確認がないためアドレス単位の数字で、1人が複数のアドレスを持つこともあります。

ハイパーリキッドは本当に分散化されていますか?

部分的に、です。注文と清算はすべてオンチェーンで誰でも検証できますが、合意形成を担うバリデータは35(アクティブ27)で、財団系の5つがステークの47.3%を持っています(2026年9月)。ノードのソフトはオープンソースではなく署名付きバイナリで配布され、2025年3月には JELLY 市場をバリデータ投票で上場廃止しました。CEX よりはるかに透明ですが、イーサリアムほど分散してはいません。

ハイパーリキッドが止まったり破綻したりしたら資産はどうなる?

USDC やポジションは会社のバランスシートではなくチェーンの状態として記録されているので、アプリが落ちても残高そのものは消えません。2025年7月29日の API 障害でもチェーンはブロックを生成し続け、影響を受けた利用者には返金がありました。2025年10月の暴落時もダウンタイムや不良債権はなかったと公式は報告しています。本当のリスクはバリデータやブリッジの障害で、これを補償する保険はありません。利用規約上、ブロックチェーンやバリデータの障害による損失は利用者の負担です。

ハイパーリキッドの取引コストはどれくらい?

無期限先物はテイカー0.045%・メイカー0.015%から始まり、直近14日間の取引高に応じて70億ドル超でテイカー0.024%・メイカー0%まで下がります。HYPE のステーキングと紹介コードでさらに安くなり、注文・キャンセルにガス代はかかりません。全ティア・割引・計算例は「ハイパーリキッドの手数料」の解説ページにまとめています。 ハイパーリキッドの手数料 →

iPhone 用の公式アプリはありますか?

ありません。Hyperliquid Corp は Google Play で Android アプリを公開していますが(1万回以上ダウンロード、評価4.8、2026年9月9日更新)、同日の App Store 検索(米国・日本・英国・シンガポール)で出てきたのはサードパーティ製アプリだけでした。iPhone では Safari で app.hyperliquid.xyz を使うか、Based や Liquid などのアプリ(独自の手数料が上乗せ)を使います。

取引を始めた後でも紹介コードを入れられますか?

累計取引高が1万ドル以下なら入れられます。それを超えるとアプリはコードを受け付けず、一度設定したコードは変更できません。手順・エラー表示・適用の確認方法は「ハイパーリキッドの紹介コード HOLYGRAIL」の解説ページにまとめています。 ハイパーリキッドの紹介コード HOLYGRAIL →

ハイパーリキッドで取引を始める

当サイトのリンクから登録すると、コード HOLYGRAIL が自動で紐づきます。最初の2,500万ドル分の手数料が4%オフ、本人確認なし、出金はいつでも可能です。

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開示:このページのリンクには当サイトの紹介コードが含まれます。紹介経由のアカウントの取引手数料の一部を当サイトが受け取りますが、あなたの手数料が上がることはありません。4%割引は Hyperliquid の紹介プログラムから提供されるものです。無期限先物はハイリスクなレバレッジ商品です。本ページは情報提供であり、投資・法律・税務の助言ではありません。