要点。ハイパーリキッドのトレーリングストップの入力欄はRetracement(%かUSDC)、Size、Reduce Only、Activation Price(任意)の4つ。売りなら最高マーク価格、買いなら最安マーク価格を追い、トリガーは逆方向には動きません。発動すると成行注文になるので、急変時はトリガーより不利な価格で約定することがあります。決済だけでなく新規建て(トレーリング・エントリー)にも使えます。BTCを40倍の分離マージンで持つと、清算まではわずか約1.27%。トレール幅は必ず清算価格より手前に収めてください。
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1. ハイパーリキッドにトレーリングストップはある?公式・アプリ・ボットの比較
2026年9月21日、ハイパーリキッドはアプリ内のお知らせ「New order type: Trailing stop」で、「無期限先物でトレーリングストップが使えるようになった。注文フォームの“Pro”ドロップダウン、またはポジションを閉じる新しい選択肢として使える」と発表しました。それまでは公式機能がなく、外部のボットで代用するしかありませんでした。日本語の検索結果に提供開始のニュースと「設定できない」という古い投稿が混ざっているのはこのためです。2026年9月27日時点で、ルートごとの対応状況は次のとおりです。
| ルート | トレーリングストップ | 仕組み | コスト |
|---|---|---|---|
| ハイパーリキッド公式アプリ(無期限先物) | あり(2026年9月21日からネイティブ) | Pro → Trailing Stop、またはポジションの決済メニュー。ハイパーリキッド上で動き、マーク価格で発動 | 通常のテイカー手数料(0.045%、紹介コードありで0.0432%) |
| ハイパーリキッド公式アプリ(現物) | なし | 現物の注文フォームにはない。手動で動かすか、TWAPで分割決済、またはボット | — |
| ハイパーリキッドAPI | トレーリングの注文タイプなし | 注文は指値かトリガーのみ。ボットがトリガー注文の価格を更新して再現する | 通常の手数料。ボットを常時稼働させる必要あり |
| Based(ハイパーリキッドのフロントエンドアプリ) | あり(Trailing Stop Loss) | 率(Percentage)か固定額(Fixed Amount)で追従、任意の有効化価格、マーク価格で発動(Basedのドキュメント) | ハイパーリキッドの手数料+Basedのビルダー手数料0.025% |
| WunderTrading(外部ターミナル) | あり(公式サイトで案内) | APIウォレット経由で接続。トレールはWunderTrading側で管理(ハイパーリキッドの外) | ビルダー手数料0.035% |
| TradingViewのスクリプト | インジケーターのみ | 「ATR Trailing Stops for Hyperliquid Spot + Perps」などはトレールを描いてアラートを出すだけ。注文にはWebhook連携が必要 | 連携サービスしだい |
出典:ハイパーリキッド公式ドキュメント(order-types・trailing-stops・exchange endpoint)とライブの注文画面、Based・WunderTrading・TradingViewの各ページ(いずれも2026年9月27日確認)。ビルダー手数料のあるアプリについて:紹介割引はビルダーコード付きのアプリ経由の注文にも適用されます。ハイパーリキッドの紹介割引(4%)はハイパーリキッド分の手数料にかかり、アプリのビルダー手数料はその上に加算されます。ただし、Phantomなどのアプリは、紹介コード未設定のアカウントに自社のハイパーリキッド紹介コードを付けることが多いため、アプリを使い始める前にハイパーリキッドでコードを入力してください。
無期限先物なら公式のトレーリングストップが第一候補です。ハイパーリキッド自体の上で動くので、ボットを動かし続ける必要も、APIキーを外部に渡す必要もなく、ビルダー手数料もかかりません。外部ツールが必要になるのは、現物でトレールしたいときや、ATR連動のように公式注文では表現できないルールを使いたいときです。
2. 画面の英語ラベル対応表
ハイパーリキッドの画面は英語のみです。トレーリングストップの注文画面に出てくるラベルを、日本の取引所での呼び方と対応させておきます。
| 日本語でいうと | 画面のラベル | 中身 |
|---|---|---|
| トレーリングストップ | Trailing Stop | Proメニューの中。現物にはない |
| 戻り幅(トレール幅) | Retracement | 単位は「%」か「USDC」(固定の値幅)。プリセット5%・10% |
| 有効化価格(発動価格) | Activation Price | 任意。チェックして価格を入れると、そこに届くまで追跡しない |
| 数量 | Size | 枚数(BTCなど)か%で指定 |
| 決済専用 | Reduce Only | 建玉を減らす方向にしか約定しない |
| 売り(ロングの決済)/買い(ショートの決済) | Sell / Short / Buy / Long | ロングを守るならSell / Short |
| 逆指値(成行) | Stop Market | 固定の損切りに使う成行の逆指値。トレーリングストップも発動すると同じく成行注文になる |
3. トレーリングストップの仕組み
公式の定義は「マーク価格が最良水準から指定の値幅または率だけ戻ったときに発動する成行注文」。サポートドキュメントは4つの要素で説明しています。
- Activation price(有効化価格):任意。マーク価格がこの水準に届いた時点で追跡開始。空欄なら即時に開始。
- Watermark(ウォーターマーク):有効化以降の最高マーク価格(売りの場合)または最安マーク価格(買いの場合)。
- Retracement(戻り幅):ウォーターマークからどれだけ戻ったら発動するか。固定の値幅(USDC)か率(%)で指定。
- Trigger price(トリガー価格):成行注文を出す価格。新しいウォーターマークが記録されたときだけ動き、戻りの間は変わりません。
| 注文の向き | ウォーターマーク | トリガー(値幅指定) | トリガー(率指定) |
|---|---|---|---|
| 売りのトレーリングストップ(ロングの決済/ショートの新規) | 有効化後の最高マーク価格 | ウォーターマーク − 値幅 | ウォーターマーク ×(1 − 率) |
| 買いのトレーリングストップ(ショートの決済/ロングの新規) | 有効化後の最安マーク価格 | ウォーターマーク + 値幅 | ウォーターマーク ×(1 + 率) |
出典:Hyperliquid docs「support/faq/trailing-stops」(2026年9月27日再確認)。公式ドキュメントでは売り側を「Short」のトレーリングストップと呼んでいます。
見落としやすい点が2つあります。まず、決済だけでなく新規建てにも使えること(計算例2)。次に、発動すると成行注文になるので、約定は確実でも価格は保証されないことです。
4. トレーリングストップの設定方法(手順)


- 先物の銘柄を開く。app.hyperliquid.xyz/trade で例えばBTC-USDCを表示します。現物ペアには出てきません。
- Pro → Trailing Stopを選ぶ。注文フォームのタブはMarket / Limit / Proです。
- 売買の向きを選ぶ。ロングを守るならSell / Short、ショートを守るならBuy / Long。新規エントリーに使う場合は建てたい側を選びます。
- Retracementを入れる。欄の横のリストで単位(%かUSDC)を選び、数値を入れるか5%・10%のプリセットを押します。
- Sizeを入れる。枚数(BTCなど)か%で指定します。
- 決済用ならReduce Onlyにチェック。すでに手動で決済していた場合に、逆ポジションを建ててしまう事故を防ぎます。
- 必要ならActivation Priceにチェックして価格を入力。利益が乗ってから追跡させたいときに使います(ロングの売りトレールなら現値より上)。
- 発注してOpen Ordersを確認。トリガー価格が表示され、マーク価格が最良水準を更新したときだけ動きます。
保有中のポジションから設定する場合:お知らせのとおり、Positionsタブのポジション行の決済メニューからトレーリングストップを付けられます。向きや数量を自分で選ぶ手間が省けます。
5. 計算例1:5%トレール+有効化価格
2026年9月27日 13:07(日本時間)、ハイパーリキッドのBTCマーク価格は84,421でした。ここで0.1 BTCのロングを84,400で建てた(想定元本8,440ドル)とします。今日の値動きの中ではトレールさせたくないので、売りのトレーリングストップ:Retracement 5%、Activation Price 87,000、Reduce Onlyを置き、別に固定の損切りを82,000(−2.8%)に置きます。以下の値動きは仮定です。
| マーク価格 | ウォーターマーク | トリガー(5%) | 何が起きるか |
|---|---|---|---|
| 84,400(ロングを建てる) | — | — | 待機中。87,000に届くまで追跡しない。守りは82,000の固定の損切りだけ |
| 87,000 | 87,000 | 82,650 | 有効化。追跡開始 |
| 89,500 | 89,500 | 85,025 | 高値更新でトリガーが上がる |
| 91,000 | 91,000 | 86,450 | 高値更新でトリガーが上がる |
| 89,000 | 91,000 | 86,450 | 押し目。トリガーは動かない |
| 86,450 | 91,000 | 86,450 | 発動。指定サイズを成行で売り |
約86,450で0.1 BTCを決済すると、手数料前で205ドルの利益。往復のテイカー手数料(建てと決済それぞれ0.045%)は約7.69ドル、紹介コードありなら約7.38ドルです。トレールが有効化された時点でトリガー(82,650)はすでに固定の損切り(82,000)より上にあるので、その時点で固定の損切りは取り消して構いません。表の1行目が一番大事な教訓で、有効化価格を入れると、そこに届くまでは無防備です。
6. 計算例2:USDC値幅で新規エントリー(トレーリング・エントリー)
公式ドキュメントの3つ目の例は、トレーリングストップでポジションを建てる使い方です。いわば「押し目の反発で買う」注文で、底を指値で当てにいく代わりに、下げ止まって一定幅戻ったところで買います。ここでは値幅(USDC)で指定します。BTCが84,400のときに、買いのトレーリングストップ:Retracement 1,500 USDC、Activation Price 82,000、Reduce Onlyなしを置いた場合:
| マーク価格 | 最安マーク価格 | トリガー(+1,500) | 何が起きるか |
|---|---|---|---|
| 84,400 | — | — | 待機中。82,000まで下がるまで何も追わない |
| 82,000 | 82,000 | 83,500 | 有効化。最安マーク価格の追跡開始 |
| 80,800 | 80,800 | 82,300 | 安値更新でトリガーが下がる |
| 81,600 | 80,800 | 82,300 | 反発したが幅が足りない。トリガーはそのまま |
| 82,300 | 80,800 | 82,300 | 発動。成行買いでロングが建つ |
安値(80,800)より約1,500高く買うことになりますが、下落が止まったのを確認してから入れます。82,000に指値の買いを置いていたら、下げの途中で約定し、80,800までの追加の下落を抱えていたはずです。価格帯(サポートなど)で考えるスキャルピングにはUSDC値幅、数日持つスイングには%が向いています。エントリーが約定した直後のポジションは無防備なので、すぐに損切りを置きましょう。
7. 戻り幅は5%か10%か(90日間のデータ)
普段の値動きより狭いトレールは、ノイズで刈られます。当サイトでは、ハイパーリキッド自身の先物のローソク足(2026年9月26日までの90日間、UTC基準)を集計し、毎日の始値から売りのトレーリングストップ(有効化価格なし)を置いた場合に、その日のうちに発動した日数を数えました。
| 銘柄 | 1日の平均値幅 | 1時間の平均値幅 | 2%トレールが当日発動 | 5% | 10% | 90日間の最大下落(高値から) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BTC | 2.86% | 0.51% | 36 / 90 | 1 / 90 | 0 / 90 | 9% |
| ETH | 3.91% | 0.69% | 52 / 90 | 8 / 90 | 0 / 90 | 11.6% |
| SOL | 4.46% | 0.81% | 68 / 90 | 11 / 90 | 1 / 90 | 16% |
| HYPE | 5.74% | 1.11% | 74 / 90 | 28 / 90 | 1 / 90 | 29.9% |
Hyperliquid info API(candleSnapshot 日足・1時間足)、2026-06-29〜2026-09-26、2026年9月27日取得。値幅は(高値−安値)÷始値。発動日数は1時間足の最終約定価格で近似したもので、実際の注文はマーク価格で判定されます。BTCの日足ATR(14)は価格の2.95%でした。
- 5%プリセット:BTCでは普通の1日で発動することはほぼなく(90日中1日)、ETH・SOLでもまれですが、HYPEでは90日中28日発動しました。主要銘柄のスイングには妥当、HYPEには狭めです。
- 10%プリセット:数日〜数週間のトレンドフォローやボラティリティの高いアルト向け。日中のノイズではまず発動しませんが、決済時に返す利益は大きくなります。BTCの期間中の最大下落は9%で、期間の初日に置いた10%トレールはまだ発動していない計算です。
- 1〜2%の手入力:デイトレード専用。2%トレールはBTCで90日中36日、HYPEで74日発動しており、ほぼ運任せです。
- 目安:自分が見ている時間軸の平均値幅の1.5〜3倍。ただし清算までの距離を超えないこと(第10章)。平均値幅の1日分ほど含み益が乗った水準をActivation Priceにするのも一つの方法です。
8. 固定の損切りと組み合わせる
トレーリングストップは「うまくいった取引」の出口、固定の損切りは「うまくいかなかった取引」の出口です。トレーリングストップ特有の注意点は2つです。
- 有効化されるまでは固定の損切りを残す。Activation Priceを入れたトレールは、その価格に届くまで何もしません。トリガーが固定の損切りより上に来たら(計算例1)、固定の損切りは不要になります。
- トレーリングストップは必ず成行で発動する。指値を指定する欄はないので、約定価格に上限・下限は付けられません。決まった価格で指値決済したいなら、Stop LimitやTake Limitを使います。
固定の損切りの置き方(注文画面のTP/SL、ポジション行のTP/SL、単独のStop Market/Stop Limit)は、ハイパーリキッドの損切り・利確で詳しく解説しています。半分を固定の利確で、残りをトレーリングストップで決済する組み合わせもよく使われます(部分決済と分割利確)。
9. マーク価格・ヒゲ・約定価格
トレーリングストップ、TP/SL、清算はすべてマーク価格を使い、約3秒ごとに更新されます。マーク価格は3つの値の中央値です。①オラクル価格にハイパーリキッドの仲値とオラクルの差の150秒EMAを足した値、②ハイパーリキッドの最良買い・最良売り・最終約定の中央値、③他取引所の先物仲値の加重中央値(Binance(重み3)、OKX(2)、Bybit(2)、Gate(1)、MEXC(1))。トレーリングストップへの影響は2つです。
- ウォーターマーク:ハイパーリキッドの薄い板だけで出た一瞬の高値は、ウォーターマークにならないことがあります。チャート(最終約定価格)で見た最高値より、トリガーが低い位置にあっても不思議ではありません。
- 発動:ハイパーリキッドだけのヒゲでは発動しにくい一方、大手CEX全体が動けば発動します。発動後の成行注文はハイパーリキッドの板で約定するため、急落時はトリガーより下で約定することがあります。TP/SLの成行注文の許容スリッページは最大10%です。
画面上部にMarkとOracleが並んでいます。計算式はマーク価格の解説で詳しく説明しています。
10. トレール幅は清算価格から逆算する
清算価格より遠いトレーリングストップは発動しません。維持証拠金は、その銘柄の最大レバレッジ時の初期証拠金の半分です(BTCは40倍なので1.25%)。0.1 BTCのロングを84,400で分離マージン(想定元本8,440ドル)で建てた場合:
| レバレッジ | 初期証拠金 | 維持証拠金 | 清算価格 | 建値からの距離 |
|---|---|---|---|---|
| 40倍(上限) | 211ドル | 106ドル | 83,332 | 1.27% |
| 20倍 | 422ドル | 106ドル | 81,195 | 3.80% |
| 10倍 | 844ドル | 106ドル | 76,922 | 8.86% |
| 5倍 | 1,688ドル | 106ドル | 68,375 | 18.99% |
| 3倍 | 2,813ドル | 106ドル | 56,979 | 32.49% |
40倍では5%のトレールも意味がありません。先に清算されます。実務的には「トレール幅は清算までの距離の半分以内」が目安で、BTCなら5%トレールは約8倍まで、10%トレールは約4倍までです。クロスマージンは口座全体の証拠金で計算されるため、他のポジションの損益で清算価格が動きます(クロスと分離の違い、清算価格の計算)。
11. API・現物・外部アプリとボット
API。exchangeエンドポイントの注文は指値とトリガー注文(isMarket、triggerPx、tpsl)だけで、Reduce Onlyのr、グループ指定na/normalTpsl/positionTpslがあります。トレーリングの種類はないので、ボットで再現します。WebSocketでマーク価格を購読し、新しい高値(安値)が出るたびにReduce Onlyのトリガー注文をmodifyで付け直す方法です。ドキュメント上、新しい注文をトリガー注文にできるのはalways_placeがtrueのときだけなので、必ずtrueにします(重複しても新規建てにならないよう、Reduce Onlyにしておく)。トリガー注文はfastフラグ付きの取消を受け付けません。scheduleCancelは「デッドマンスイッチ」として使えます(5秒以上先、1日最大10回)。APIボットガイドも参照してください。
現物。トレーリングストップはありません。足の確定ごとに手動で売り注文を引き上げるか、Reduce OnlyのTWAPで分割決済します(子注文は最短30秒ごと、各3%のスリッページ上限、5分〜7日、最低100ドル)。あるいはボットを使います。
外部アプリとボット。Basedは独自の「Trailing Stop Loss」をドキュメントで案内しています(率(Percentage)か固定額(Fixed Amount)、任意の有効化価格、マーク価格で発動)。ハイパーリキッドのフロントエンドアプリで、独自の紹介プログラムがあり(BasedのコードHOLYGRAIL)、先物には0.025%のビルダー手数料が上乗せされます。WunderTradingはハイパーリキッド用ターミナルでトレーリングストップを案内しており、APIウォレットで接続、ビルダー手数料は0.035%です。TradingViewの「ATR Trailing Stops for Hyperliquid Spot + Perps」などのスクリプトはボラティリティに応じたトレールを計算してアラートを出しますが、注文にするにはWebhook連携が必要です(TradingViewとハイパーリキッドの連携)。外部のサーバーで動くトレールは、そのサーバーが止まれば動きません。こうしたアプリ経由の注文にもハイパーリキッドの紹介割引(4%)は適用されるので、最初の取引やアプリの接続より前に紹介コードHOLYGRAILでハイパーリキッドに登録しておきましょう。取引量が10,000ドルを超えるとコードを入力できません。無期限先物なら公式のトレーリングストップのほうが簡単で安上がりです。ボットの比較はDEXの自動売買ボットへ。
12. ライター(Lighter)とアスター(Aster)
ライターには損切り・利確とTWAPがありますが、注文タイプのドキュメントにトレーリングストップはありません(2026年9月27日確認)。ライターでトレールするなら、値動きに合わせて損切り注文を手動で置き直します。Standard口座の成行・指値のテイカー手数料は0%です(紹介コード718610TD)。アスターはProモード(板取引の先物)にネイティブのトレーリングストップがあり、%の「コールバックレート」で指定し、発動すると成行注文が出ます(紹介コードDTLpLc)。比較はハイパーリキッドとライターの比較で。
13. よくある失敗
- トレール幅が清算価格より遠い。ポジション行のLiq. Priceを見てからトレール幅を決める。
- 有効化価格だけで固定の損切りなし。有効化までトレールは何もしない。
- ノイズより狭いトレール。HYPEの2%トレールは90日中74日、その日のうちに発動した。
- Reduce Onlyのチェック忘れ。手動で決済済みのポジションに残った注文が、逆ポジションを建てる。
- 売買の向きの間違い。ロングを守るのはSell / Short。Reduce Onlyなしで逆を選ぶと、ポジションを増やすトレーリング・エントリーになる。
- 現物でも使えると思い込む。現物にはない。ボットのトレールも、注文が実際に出ているか確認する。
- 数量を枚数で固定したあと買い増し。増やした分は注文を更新するまで無防備。
- 長期保有で資金調達率を無視。1時間ごとのファンディングが損益と、クロスマージンでは清算価格を動かす(資金調達率の解説)。
14. 日本から使う人向けの補足
画面は英語のみ。公式アプリの表示言語は英語・フランス語・中国語(簡体)・韓国語・スペイン語で、日本語はありません(2026年9月確認)。第2章の対応表のラベルを覚えておけば、トレーリングストップの操作に困ることはありません。
逆指値を手で動かしていた人へ。含み益が増えるたびに逆指値を手動で引き上げていたなら、その作業はトレーリングストップで自動化できます。ハイパーリキッドでは値幅(USDC)と率(%)のどちらでも指定でき、有効化価格で「利益が乗ってから追跡開始」にもできます。寝ている間や仕事中に相場が動く日本時間の夜間・早朝でも、決済ラインが自動でついてきます。
規制。ハイパーリキッドは日本の暗号資産交換業者として登録されていませんが、資金決済法の登録義務(第63条の2)と無登録営業の罰則(第107条)の対象は事業者で、海外サービスを使う個人を罰する規定はありません(e-Gov法令検索で条文を確認できます)。ただし国内登録業者のような分別管理などの利用者保護はなく、トラブル時に国内の当局を頼ることもできません。損切りとトレーリングストップを自分で必ず置くことが、リスク管理の基本になります。詳しくは日本から使えるかを参照してください。
入金。日本円からは、国内取引所で暗号資産を買って自分のウォレットへ送り、そこからハイパーリキッドに入金するのが基本です。手順は入金ガイドと使い方ガイドにあります。
税金。国税庁FAQ(令和7年12月版)では、暗号資産の証拠金取引による所得は雑所得として総合課税とされ(問2-12)、雑所得の損失は給与など他の所得と通算できません(問2-11)。トレーリングストップで確定した損益も同じ扱いです。判断に迷う場合は税理士に確認してください。取引履歴の保存は取引履歴CSVの出し方を参照してください。本記事は税務上の助言ではありません。
DEXが初めてならDEXとは、注文の種類はハイパーリキッドの注文方法、取引所選びはDEX比較もどうぞ。
15. よくある質問
ハイパーリキッドにトレーリングストップはありますか?
あります。2026年9月21日から無期限先物(perps)でネイティブのTrailing Stopが使えます。注文フォームの「Pro」メニューと、ポジションの決済メニューにあります。マーク価格が最良水準(ウォーターマーク)から指定の値幅または率だけ戻ると成行注文を出します。現物では使えず、APIにもトレーリングの注文タイプはありません。9月21日より前のReddit・動画・解説記事にある「トレーリングストップはない」という情報は古くなっています。
トレーリングストップの設定方法は?
先物の銘柄で注文フォームを開き、Pro → Trailing Stopを選択。ポジションを閉じる側(ロングならSell / Short)を選び、Retracementに数値を入れるか5%・10%のプリセットを押し、Sizeを入力してReduce Onlyにチェック。必要ならActivation Priceにチェックして価格を入れ、発注します。Open Ordersに表示され、トリガーは高値(安値)を更新したときだけ動きます。
戻り幅を%ではなく価格(値幅)で指定できますか?
できます。Retracementの横の単位リストで「%」と「USDC」を選べます。USDCは固定の値幅で、例えばBTCで1,500 USDCの売りトレールなら、有効化後の最高マーク価格から1,500下がったときに発動します。
Activation Price(有効化価格)とは?
追跡を始める価格で、任意項目です。空欄なら現在のマーク価格からすぐ追跡を始めます。入れた場合はマーク価格がその水準に届くまで何も追わずに待つため、それまでは何も守ってくれません。有効化されるまでは通常の損切り注文を併用してください。
トレーリングストップで新規にポジションを建てられますか?
できます。Reduce Onlyを外し、有効化価格を今より下に置いた買いのトレーリングストップは、下げ止まって指定の幅だけ反発したところでロングを建てます(トレーリング・エントリー)。売りのトレーリングストップなら、上昇が止まったところでショートを建てられます。
現物やAPIでトレーリングストップは使えますか?
ネイティブでは使えません。現物にはなく、APIの注文タイプは指値とトリガーだけです。ボットはマーク価格を監視し、トリガー注文の価格をmodify(always_placeをtrue)で更新して再現します。BasedやWunderTradingなどの外部ツールは独自のトレーリングストップを用意していますが、ビルダー手数料が上乗せされます。
トレーリングストップ機能とは何ですか?
価格が有利な方向に動くと逆指値(ストップ)の位置が自動でついてきて、不利な方向には動かない注文です。ロングなら高値に合わせて決済ラインが上がり、高値から指定の幅だけ下がったところで決済されます。利益を伸ばしながら、反転したときに一部を確保するための機能です。
トレーリングストップは使ったほうがいいですか?
トレンドに乗る取引なら有効です。画面を見ていなくても利益の一部を確保できます。ただしノイズより狭いと役に立ちません。2026年9月26日までの90日間、毎日の始値から2%のトレールを置くと、その日のうちに発動した日はBTCで36日、HYPEで74日ありました。銘柄の値動きと取引の時間軸に合わせて幅を決めましょう。
25%のトレーリングストップとはどういう意味ですか?
有効化後の最高値から25%下がったときに発動する(売りの場合)という意味です。BTCの高値が90,000なら67,500で発動します。ハイパーリキッドでは低レバレッジでしか意味がなく、BTCの分離マージンのロングは約3倍を超えると25%下がる前に清算されます。
約定価格がトリガー価格より悪かったのはなぜ?
発動すると成行注文が出るため、約定は確実でも価格は保証されません。急変時はトリガーより不利な価格で約定することがあり、TP/SLの成行注文の許容スリッページは最大10%です。また発動の判定はマーク価格で行われ、チャートの最終約定価格とは少しずれることがあります。
日本語の画面で設定できますか?
ハイパーリキッド公式アプリに日本語表示はありません(英語・フランス語・中国語(簡体)・韓国語・スペイン語、2026年9月確認)。本記事の対応表で、画面の英語ラベルと日本語の意味を確認できます。
ハイパーリキッドを手数料4%引きで
紹介コードHOLYGRAILで登録すると、最初の2,500万ドルまで、トレーリングストップの約定も含めて手数料が自動で4%引きになります。
開示:HOLYGRAIL(ハイパーリキッドとBased)、718610TD、DTLpLcは当サイトの紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を受け取りますが、あなたの負担は増えません。注文の挙動はハイパーリキッドの公式ドキュメント、アプリ内お知らせ、ライブの注文フォームに基づき2026年9月27日に再確認しました。日付のない価格推移は仮定の数字です。投資助言ではありません。