結論。ハイパーリキッドのサブアカウントは、マスターアカウントの取引出来高が10万ドルに達すると最大10個作れます。その後は出来高1億ドルごとに1個増え、上限は50個です。証拠金とポジションはアカウントごとに別ですが、手数料ティアはマスターと共有です。サブアカウントには秘密鍵がなく、署名はマスター(またはAPIウォレット)が行い、出金もマスター経由です。紹介コードの4%割引はサブアカウントの取引には効きません。APIウォレットは「マスターで3、サブアカウント1つにつき+2」。作成は app.hyperliquid.xyz/subAccounts から。
まだハイパーリキッドの口座がない方へ
紹介コード HOLYGRAIL で登録すると、最初の2,500万ドル分の手数料が4%割引になります。割引はマスターアカウントの取引に効き、その取引がサブアカウント解放に必要な10万ドルの出来高にもなります。
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1. サブアカウントとは何か
ハイパーリキッドでは、接続したウォレットのアドレス(またはメールログインのアカウント)がマスターアカウントです。サブアカウントは、HyperCore上に作られる別の口座で、独自のアドレス、無期限先物と現物の残高、ポジション、注文、履歴、そして証拠金を持っています。持っていないのは秘密鍵です。サブアカウントの注文・取消・振替などはすべて、マスターアカウントか、マスターが承認したAPIウォレットが署名します。APIドキュメントには「サブアカウントとボールトには秘密鍵がない。代理で操作するにはマスターが署名し、vaultAddressにサブアカウントのアドレスを指定する」と書かれています。
つまりサブアカウントは、ワンクリックで資金を移せて手数料ティアも共有できる「別の取引デスク」です。一方で管理(カストディ)が分かれるわけではありません。マスターの鍵を持つ人がすべてのサブアカウントを操作できます。サブアカウントに番号はなく、自分で付けた名前と0xから始まるアドレスで見分けます。
2. サブアカウント・別ウォレット・分離マージンの違い
「ハイパーリキッドで複数口座を持ちたい」という目的には、実は3つの選択肢があり、それぞれ効き方が違います。分離マージン(Isolated)は、今の口座の中で1つのポジションだけ証拠金を分ける設定です。公式ドキュメントの説明は「その銘柄の証拠金をその銘柄に限定する」で、そこで清算が起きてもほかのポジションには波及しません。サブアカウントは口座ごと分けます。別ウォレットは鍵まで分けます。
| サブアカウント | 分離マージン | 別ウォレット | |
|---|---|---|---|
| 正体 | マスターの下にある、独自アドレスを持つ別口座 | 同じ口座の中で、1つのポジションだけ証拠金を分ける設定 | 鍵もアドレスも別の、無関係なウォレット |
| 証拠金・清算の分離 | あり(口座全体) | あり(そのポジションだけ) | あり |
| 同じ銘柄の逆ポジション | 持てる(別口座で両建て) | 持てない(1口座1銘柄1ポジション) | 持てる |
| 鍵の分離 | なし(マスターの鍵で操作) | なし | あり |
| 手数料ティア | マスターと共有 | 同じ口座なので同じ | ティア0から |
| 紹介割引(4%) | なし | あり(マスター口座のまま) | 出来高1万ドルを超える前にそのウォレットでコードを入れた場合のみ |
| 条件 | 出来高10万ドル | なし(注文画面で Isolated を選ぶだけ) | なし |
| 資金移動 | 即時・無料の内部振替 | ポジションに証拠金を追加・削除 | 外部への出金(USDCをArbitrumへ0.2 USDC+少額のガス)+入金 |
Hyperliquid公式ドキュメント(sub-accounts、margining、referrals)とアプリで2026年9月27日に確認。
使い分けの目安:1つのトレードのリスクだけ抑えたいなら分離マージンで十分です。出来高の条件もなく、紹介割引もそのまま効きます。損益・注文枠・APIウォレットを分けて別の戦略やボットを動かしたい、あるいは同じ銘柄で逆のポジションを持ちたいならサブアカウントです。鍵そのものを分けたい(長期保有はハードウェアウォレット、ボットは少額のホットウォレットなど)なら別ウォレットを使い、出来高1万ドルを超える前にそのウォレットでも紹介コードを入れておきます。
3. 作成条件と上限の一覧
| 項目 | ルール(Hyperliquid公式ドキュメントとアプリ、2026年9月27日確認) |
|---|---|
| 作成の条件 | マスターアカウントの取引出来高が10万ドル |
| 作れる数 | まず最大10個。その後は出来高1億ドルごとに1個追加、上限50個 |
| 費用 | ドキュメントに作成手数料の記載なし(注文と同じ署名アクション) |
| 名前 | アプリでは1〜16文字。あとから変更可 |
| 秘密鍵 | なし。マスター(またはそのAPIウォレット)が代わりに署名 |
| 手数料ティア | マスターと共有。サブアカウントの出来高もマスターの14日間出来高に合算 |
| 紹介割引(4%) | サブアカウントの取引には適用されない |
| 証拠金 | 別々。あるサブアカウントが清算されても、ほかのアカウントの証拠金には影響しない |
| アカウントモード | アカウントごとに設定(統合/ポートフォリオ証拠金/Standard)。ポートフォリオ証拠金でもサブアカウントは別扱い |
| アドレス単位のレート制限 | サブアカウントは別ユーザー扱い(リクエスト枠・未約定注文の上限がそれぞれ別) |
| APIウォレット | 公式の表現は「すべてのマスターで3から始まり、サブアカウント1つにつき2増える」。APIリファレンスの内訳は名前なし1+名前つき3、サブアカウントごとに名前つき+2 |
| 入出金 | マスター経由(マスターへ振り替えてから出金) |
条件の10万ドルは入金額ではなく取引出来高(約定した想定元本)です。1,000ドルを入れて5倍のポジションを1往復すると約1万ドルの出来高になるので、10往復で届きます。日常的に取引する人ならすぐ届き、現物を買って持つだけの人はなかなか届きません。10個を超えるには追加で1億ドルの出来高が必要なので、ほとんどの人にとって実質的な上限は10個です。上限50個は実在の数字で、2026年9月27日の公開データでもサブアカウントをちょうど50個持つマスターが見つかりました。
4. サブアカウントの作り方
- マスターで取引出来高10万ドルを達成する。公式ドキュメントの条件は出来高だけで、入金額や口座残高は関係ありません。
- Sub-Accountsページを開く。アプリ上部の「More」から「Sub-Accounts」を選ぶか、
app.hyperliquid.xyz/subAccountsを直接開きます。「Master Account」と「Sub-Accounts」の2つの表があり、どちらも「Name(名前)」「Address(アドレス)」「Perps Account Equity(先物口座の評価額)」「Spot Account Equity(現物口座の評価額)」「Action(操作)」の列です(下の画面)。 - 「Create Sub-Account」を押す。16文字以内の名前(例:「BTC-scalp」「Bot-1」)を入れて確定すると、「Created new sub-account with address 0x…」と表示されます。名前はあとから「Rename Sub-Account」で変更できます。
- 資金を入れる。Action列の「Sub-Account Transfer」(サブアカウントとマスターの間でトークンを移動)で、USDCや現物トークンをマスターから移します。ハイパーリキッドには、新しいHyperCoreアカウント宛ての最初の取引に1 USDCかかる「アクティベーション手数料」があります。2026年9月27日に公開台帳を確認したところ、新しく作られたサブアカウントへの最初の送金でこの手数料が引かれた例と、引かれていない例の両方がありました。最初の振替は1 USDCほど余裕を持たせておくと安心です。
- サブアカウントで取引する。表の行にある「Trade」を押すか、ナビゲーションバーのアドレスのドロップダウンでサブアカウントを選びます(一番上の「Master」で元に戻ります)。選択中は「IMPORTANT: You are trading on behalf of your sub-account …(サブアカウントで取引中)」というバナーが出て、取引画面にはそのアカウントの残高とポジションが表示されます。なお送金など一部の操作はマスター専用で、「Can only send from master account.(送金はマスターアカウントからのみ)」と表示されます。

本番の前に練習したい場合は、テストネットのアプリにも同じページ(app.hyperliquid-testnet.xyz/subAccounts)があり、公式SDKのサブアカウントのサンプルもテストネットで動かす前提です。テスト用USDCの入手方法はテストネットの使い方を参照してください。
5. コードで作る・入金する・取引する・照会する
ボットを作る人向けに、公式Python SDK(pip install hyperliquid-python-sdk)での一連の流れを示します。作成と振替はマスターの鍵で署名し、サブアカウントの注文はマスターかAPIウォレットで署名して vault_address にサブアカウントを指定します。
from eth_account import Account
from hyperliquid.exchange import Exchange
from hyperliquid.info import Info
from hyperliquid.utils import constants
URL = constants.MAINNET_API_URL
master = Account.from_key(MASTER_KEY) # signs creation and transfers
ex, info = Exchange(master, URL), Info(URL, skip_ws=True)
ex.create_sub_account("bot-1") # action: createSubAccount
sub = next(s["subAccountUser"] for s in info.query_sub_accounts(master.address)
if s["name"] == "bot-1") # info type: subAccounts
ex.sub_account_transfer(sub, True, 100_000_000) # deposit 100 USDC (usd is in millionths)
bot = Exchange(master, URL, vault_address=sub) # or an API wallet key + vault_address
bot.order("ETH", True, 0.01, px, {"limit": {"tif": "Gtc"}}) # px = your limit price
print(info.user_state(sub)) # always query the sub-account's own address つまずきやすい点は3つです。sub_account_transfer の usd は100万分の1ドル単位の整数です(公式サンプルは1ドルを 1_000_000 で送っています)。現物トークンは sub_account_spot_transfer で動かします。query_sub_accounts はサブアカウントごとに name・subAccountUser(アドレス)・master・clearinghouseState を返すので、1回のリクエストで一覧画面を作れます。注文は最低10ドル以上が必要です。署名、WebSocket、エラー処理はハイパーリキッドAPIガイドで解説しています。
外部ツールでも必要なものは同じ3つです。マスターのアドレス、署名してよい鍵(APIウォレット)、そしてサブアカウントのアドレスです。たとえばCCXTでは walletAddress と privateKey を設定し、注文・取消のパラメータに vaultAddress(または subAccountAddress)、残高照会に subAccountAddress を渡します。取引ターミナルやシグナル連携ツールは対応がまちまちなので、サブアカウント(vault address)の入力欄があるか先に確認してください。
6. 資金の移動:振替・出金・10%ルール
- マスター ⇄ サブアカウント:HyperCore内部の振替なので、次のブロックで反映され、ガス代はかからず、Arbitrumなど外部チェーンも通りません。SDKでは先物のUSDCが
subAccountTransfer、現物トークンがsubAccountSpotTransfer。汎用のsendAssetアクションはfromSubAccountを指定でき、先物DEX・現物・サブアカウントの間で資産を動かせます。 - サブアカウント ⇄ サブアカウント:いったんマスターを経由するか、
sendAssetのfromSubAccountを使います。 - 出金:サブアカウントから外部チェーンへ直接は出せません。マスターに戻してから出金します。USDCをArbitrumへ出す場合は0.2 USDCの固定手数料+ごく少額の HyperEVM ガス代です(出金方法)。
- 入金:マスターに入金してから振り替えます。
- 動かせる証拠金:無期限先物のポジションがあるアカウントから証拠金を減らす操作(出金、現物への振替、他アカウントへの振替)は、残りが「当初証拠金」と「建玉総額の10%」の大きいほう以上でなければできません。たとえば30,000ドル分の建玉があるサブアカウントは、少なくとも3,000ドル(当初証拠金がそれより大きければその額)を残す必要があり、ポジションを持ったまま空にはできません。
7. 手数料:ティアは共有、紹介割引はなし
手数料のドキュメントには「サブアカウントの出来高はマスターアカウントに合算され、すべてのサブアカウントが同じ手数料ティアを共有する」とあります。取引を10個のサブアカウントに分けても、ティア0に戻るわけではありません。無期限先物はテイカー0.045%/メイカー0.015%、現物は0.070%/0.040%から始まり、14日間の加重出来高が500万ドルを超えると下がっていきます(手数料の全表)。HYPEステーキングの割引は、ステークしているアカウント(またはそれにリンクした取引用アカウント)に適用されます。
注意すべきは紹介割引です。紹介プログラムのページには「紹介割引はボールトとサブアカウントには適用されない。これらはクリアリングハウス上で独立したアカウントとして扱われるため」と書かれています。
計算例。紹介コードで登録し、毎月200万ドル分の無期限先物をテイカーで取引する(ティア0)場合:
- すべてマスターで取引:0.045% × 0.96 → 月864ドル
- すべてサブアカウントで取引:0.045% → 月900ドル
差は月36ドル、手数料の4%分で、最初の2,500万ドル分の出来高を使い切るまで続きます。紹介割引を活かしたいなら、裁量の取引はマスターで行い、ボットや隔離したい戦略だけをサブアカウントに置くのが合理的です。仕組みは紹介コードHOLYGRAILの解説を参照してください。
8. APIウォレット(エージェントウォレット)・ノンス・レート制限
サブアカウントが一番役立つのは自動売買です。そして、ボットが止まる原因の多くはここの細部にあります。
- 署名:マスターの鍵か承認済みのAPI(エージェント)ウォレットで署名し、注文・取消・レバレッジ変更などで
vaultAddressにサブアカウントのアドレスを入れます。 - APIウォレットにできること:アプリの説明では、API(エージェント)ウォレットは「出金権限なしでアカウントの代わりに操作できる」ものです。ボットの鍵が漏れても不利な注文を出される恐れはありますが、資金を出金されることはありません。ボットにはマスターの鍵ではなく、専用のAPIウォレットを渡しましょう。
- APIウォレットの数:サブアカウントのページでは「APIウォレットの数はすべてのマスターで3から始まり、サブアカウント1つにつき2増える」と説明されています。APIリファレンスではより細かく、1つのアカウントで名前なし1個と名前つき最大3個、さらにサブアカウント1つにつき名前つきが2個追加できます。名前つきのAPIウォレットには最長180日の有効期限(
valid_until)を設定できます。新しい名前なしウォレットを承認すると、前の名前なしウォレットは登録解除されます。 - ノンス:ハイパーリキッドはノンス(二重実行防止の番号)を署名者ごとに上位100個保存します。1つのAPIウォレットで3つのサブアカウントに署名すると、3つが同じノンスの枠を共有し、並列で動かすと衝突します。公式ドキュメントは、サブアカウント(と取引プロセス)ごとに別のAPIウォレットを使うよう推奨しています。
- APIウォレットのアドレスを使い回さない:登録解除や期限切れのあと、ノンスの記録が削除されることがあり、古い署名済みアクションが再実行される恐れがあります。毎回新しい鍵を作りましょう。
- 照会:残高や約定の照会にはサブアカウント自身のアドレスを渡します。APIウォレットのアドレスで照会すると空の結果が返る、というのがよくある失敗です。
- レート制限:IP単位の制限(RESTは1分あたり重み1,200)は同じIPのすべての処理で共有です。一方、アドレス単位の制限はユーザーごとで、サブアカウントは別ユーザーとして扱われます。累計の取引額1 USDCにつき1リクエスト(初期枠1万リクエスト)の予算と、未約定注文の上限(1,000件、出来高500万ドルごとに1件追加、最大5,000件)がアドレスごとに別です。
- アカウントモード:
userSetAbstractionアクションはサブアカウントも対象にできるので、サブアカウントごとに統合アカウント・ポートフォリオ証拠金・Standardを選べます。ビルダーコードのアドレスはStandardモードが必須です。
手順:APIウォレットの作成・命名・有効期限・割り当て・取り消し
APIウォレット(ドキュメントではエージェントウォレットとも呼ばれます)は、マスターアカウントが「自分の代わりに署名してよい」と承認する別の鍵です。資金は入れません。証拠金はマスターかサブアカウントに置いたままです。ウェブアプリなら数分で設定できます。
- APIページを開く:メインのウォレットを接続して
app.hyperliquid.xyz/APIへ。API Wallet Name・API Wallet Address・Valid Until・Action の列で、登録済みのAPIウォレットが一覧表示されます。 - 名前を付ける:API Wallet Name を16文字以内で入力します(アプリの表示は「17文字未満にしてください」)。同じ名前で新しく承認すると古いものが置き換わるので、ボットやプロセスごとに1つの名前(例:
grid-eth-sub1)にしましょう。 - 鍵を決める:ボットを動かすマシンで自分で作った鍵のアドレスを貼り付ける(秘密鍵がそのマシンから出ないので最も安全)か、Generate を押します。アプリで生成した場合は、その場で秘密鍵を控えてください。アプリは「生成した秘密鍵を必ず保存してください。承認後はアクセスできなくなります」と警告します。
- 有効期限を決める:Authorize API Wallet を押して Days Valid(有効日数)を設定します。プロトコル上の上限は180日。試験的な用途なら30日以内がおすすめです。期限が切れると鍵は使えなくなるので、新しい鍵を承認し直します。
- メインのウォレットで署名:エージェントの承認はユーザー署名のアクション(
approveAgent)なので、マスターの鍵でしかできません。「API wallet authorized successfully」と表示され、一覧に Valid Until の日付が出ます。 - サブアカウントに割り当てる:APIウォレットはマスターアカウントに属し、マスターにもどのサブアカウントにも署名できます。ボットは各アクションで
vaultAddressにサブアカウントのアドレスを入れます。サブアカウントを1つ作るごとに名前つきの枠が2つ増え、公式はノンスの衝突を避けるため、サブアカウントごと・取引プロセスごとに別のAPIウォレットを使うよう勧めています。 - ボットに設定する:署名用にAPIウォレットの秘密鍵を(リポジトリではなくシークレットや環境変数で)渡し、照会用にはマスターかサブアカウントのアドレスを渡します。APIウォレット自身のアドレスで照会しても何も返りません。
- 小さな注文で試す:最小サイズ(10ドル以上)の注文を1つ出し、正しいアカウントに表示されるか、手数料の表示を確認してから取り消します。
- 取り消す:Action 列の Remove API Wallet で削除できます(「API wallet removed successfully」)。プログラムからは、新しい名前なしエージェントを承認すると前の名前なしが、同じ名前で承認すると前の同名が置き換わります。削除したアドレスを後で再承認してはいけません。ノンスの記録が消えている可能性があり、古い署名済みアクションが再実行される恐れがあります。

| 種類 | 資金を持つか | 出金できるか | 役割 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| マスターウォレット | はい | はい | 入金・出金、APIウォレットの承認、サブアカウントの作成 | ハードウェアウォレットなど厳重に管理 |
| サブアカウント | はい(独立した証拠金) | いいえ(マスターに移してから) | 戦略の分離、清算の分離 | 秘密鍵なし。vaultAddress で署名 |
| API(エージェント)ウォレット | いいえ | いいえ | ボットの注文・取消・レバレッジ変更の署名 | 名前なし1+名前つき3、サブアカウントごとに名前つき+2、有効期限は最長180日 |
ハイパーリキッド公式ドキュメント(sub-accounts、exchange endpoint「Approve an API wallet」、nonces and API wallets)と /API ページで2026年9月27日に確認。
鍵が漏れたときに起こり得るのは、わざと不利な取引をされることです。最大レバレッジで建てられたり、薄い板に成行で売られたりするリスクを管理します。有効期限は短く、建玉とレバレッジの上限はボット自身のコードで制限し、約定履歴を毎日取得して異常な数量に24時間以内に気づけるようにし、少しでも疑わしければ鍵を入れ替えましょう。時間に敏感な注文には任意の expiresAfter(この時刻を過ぎたら無効)を付けられますが、期限切れで取り消されたアクションは通常の5倍のアドレス単位レート制限を消費します。
日本語のUIはありません(アプリの表示言語は英語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語、2026年9月時点)。上の手順のボタン名は英語表記のまま覚えておくと迷いません。
リクエスト枠やWebSocketの上限、ボットの設計は自動売買ガイドのレート制限の章とハイパーリキッドAPIガイドで解説しています。
オンチェーンで一番厚い板でボットを動かす
注文のガス代ゼロ、公開のREST+WebSocket API、サブアカウントは最大50個。マスターアカウントで紹介コード HOLYGRAIL を使えば手数料4%オフから始められます。
9. 使い道:戦略の分離・ボット・両建て
戦略ごとのリスク分離
証拠金はアカウントをまたいで共有されません。20倍でスキャルピングするアカウントが清算されても、低レバレッジのスイング用アカウントや現物の保有には影響しません。1つのアカウントの中ではクロスマージンのポジションが証拠金を共有し、初期設定の統合アカウントでは現物のUSDCもクロス先物の証拠金になります。はっきり壁を作りたいならサブアカウントが確実です。
ボット1つにサブアカウント1つ
ボットごとにサブアカウントとAPIウォレットを用意すると、損益・未約定注文の上限・アドレス単位のレート枠がすべて別になり、ノンスも衝突しません。あるボットがおかしな動きをしたら、そのAPIウォレットだけを無効にすれば済みます。
両建て(ヘッジ)
ハイパーリキッドは1つのアカウントで1銘柄につきネットのポジションを1つしか持てず、ヘッジモードはありません(ワンウェイとヘッジモード)。サブアカウントなら反対側を持てるので、マスターでBTCのスイングロング、サブアカウントで短期のヘッジショート、といった組み方ができます。ただし両方に取引手数料と1時間ごとの資金調達率がかかるので、単にポジションを減らすより割高です。
記録の整理
サブアカウントごとにアドレス、取引履歴、資金調達の履歴が分かれるので、戦略別の損益を把握しやすくなります。税金計算ツールにはアカウントごとに登録が必要です(13章)。
10. サブアカウント・ボールト・別ウォレットの比較
| サブアカウント | ボールト(旧来のHyperCore) | 別のウォレット | |
|---|---|---|---|
| 入金できる人 | 自分(マスター)だけ | 誰でも(公開ボールト) | 自分だけ |
| 作成 | 無料・出来高10万ドルが条件 | 最低100 USDCの入金+作成時のガス代10,000 USDC | 無料 |
| 取引できる市場 | 無期限先物・HIP-3・現物 | バリデーター運営の無期限先物のみ(旧来のボールト) | すべて |
| 手数料ティア | マスターと共有 | 別に計算 | ティア0から |
| 紹介割引 | なし | なし | あり(コードで登録した場合) |
| 報酬 | — | リーダーは利益の10%。ボールトの5%以上を持ち続ける必要 | — |
| 鍵・管理 | マスターの鍵ですべて操作 | リーダーが運用、預けた人は自分の持分を引き出す | ウォレットごとに別の鍵 |
| 資金移動 | 即時・無料の内部振替 | 入金・引き出し | 外部への出金(USDCをArbitrumへ0.2 USDC+少額のガス)+入金 |
ボールトの数値は公式ドキュメント「For vault leaders (legacy)」(当サイトのファクト登録で確認済み)。新しいボールトはHyperEVM上で独自の会計ルールで作ることができ、そちらは現物やHIP-3も取引できます。
自分の資金を整理するならサブアカウントです。他人の資金を集めて利益の10%を受け取りたい場合だけボールトを検討します。作成に10,000 USDCのガス代がかかるので、事業として判断すべきものです。鍵そのものを分けたい(長期保有はハードウェアウォレットで持つなど)、別のログインにしたい、紹介割引を新たに受けたい場合は別のウォレットを使います。ただし手数料はティア0からで、ウォレット間の移動はすべて外部への出金になります。複数人の承認が必要なチーム運用には、ハイパーリキッド標準のマルチシグ口座もあります。
11. 複数口座運用の実践:サブアカウントと別ウォレット
ハイパーリキッドで複数の口座を使い分ける目的は、エアドロップ狙いではなくリスクの分離です。高レバのスキャルピング口座が清算されても、スイング口座や長期保有分に波及しないようにします。ボットの誤作動も、そのボットの口座の中で止めます。使える道具は2つあり、それぞれ解決する問題が違います。
| サブアカウント | 別ウォレット | |
|---|---|---|
| 分けられるもの | 証拠金・ポジション・損益・レート制限 | 証拠金・ポジション・損益・レート制限、そして鍵 |
| 鍵の分離 | なし(マスターの鍵1つで全部を操作) | あり |
| 手数料ティア | マスターと共有(出来高を合算) | ウォレットごとにティア0から(テイカー0.045%/メイカー0.015%) |
| 紹介割引(4%) | 適用されない | 出来高1万ドルを超える前にそのウォレットでコードを入れれば適用 |
| HYPEステーキング割引 | ステーキングしているアドレス、またはそれに紐付けた取引用アドレス1つに適用(下記)。サブアカウントに引き継がれるかはドキュメントに記載なし | |
| 資金移動 | 即時・無料の内部振替 | 出金(USDCをArbitrumへ0.2 USDC+少額のガス)と再入金 |
| 向いている用途 | 1人で複数の戦略を回す | セキュリティの階層分け(コールド保管・取引用・ボット専用) |
多くのアクティブトレーダーには組み合わせが合います。メインの口座とそのサブアカウントは、できればハードウェアウォレットで守ったマスターで管理します。長期保有分は取引所の外か別ウォレットに置き、ボットには出金できない APIウォレットだけを渡します。
4ステップの設計図
- 口座を作る前に「帳簿」を決める:例として、(A) 損切りが近く持ち越しの少ないスキャルピング、(B) 低レバでストップの広いスイング、(C) 自動売買(戦略ごとにサブアカウント1つ)。配分は均等ではなく、手法のボラティリティに合わせます。
- 各帳簿には必要な分だけ入れる:サブアカウント間の振替は即時なので、残高全部を一番リスクの高い口座に置いておく理由はありません。補充は負けた直後ではなく、決めたタイミングで行います。
- ボット1つにAPIウォレット1つ:ノンスは署名者ごとに管理されます。1つのAPIウォレットを複数のボットで共有すると、並列の注文が衝突します。取り消せば全ボットが一斉に止まることにもなります。サブアカウント1つにつき名前つきAPIウォレットが2個増えるのは、まさにこのためです。
- 名前と記録:名前は16文字までなので、「HL-Scalp」「HL-Swing」「Bot-Grid-1」のように短く役割がわかる名前を付け(Rename Sub-Account)、帳簿間の振替は必ず記録します。日本語より英数字の名前のほうが、税金計算ツールのサブカテゴリー名と揃えやすく便利です。サブアカウントごとに取引履歴・ファンディング履歴が分かれるので、戦略別の損益や確定申告用の記録が作りやすくなります。
分ける意味を持たせるリスクルール
- 帳簿ごとの1日の損失上限(例:その帳簿の資産の1〜2%)を決め、達したらその日は止める。
- 取引時間中に、勝っている帳簿から負けている帳簿へ「取り返し」の振替をしない。
- アプリが許しても、スイング用の最大レバレッジはスキャル用より低くする。
- 裁量ポジションには必ず Reduce Only の決済注文とストップを置く。
- 合計残高ではなく口座ごとに証拠金を監視する:口座間で証拠金は共有されないため、スイング口座が好調な日でも、スキャル口座は清算寸前ということがあり得ます。見るべき数字はMargin Ratio の解説にまとめました。WebSocket で監視する場合、1つのIPで追えるユーザー別データはユニーク10アドレスまでです。マスター+サブアカウント10個は11アドレスなので、残りは REST でポーリングします(
subAccountsの照会1回で全サブアカウントが返ります)。
手数料の計算:ウォレットを増やすと損をする理由
別ウォレットに出来高を分けると、どのウォレットもティア0のままです。14日間で600万ドルを1つの口座(またはそのサブアカウント)で取引すれば500万ドルのラインを超えてティア1(テイカー0.040%)ですが、3つのウォレットに200万ドルずつ分けると全部0.045%です。サブアカウントならこの問題はありませんが、サブアカウント自身の取引では紹介割引4%を失います。実務的には、裁量トレードは割引が効くマスター(最初の2,500万ドルまで)で行い、ボットや隔離したい戦略をサブアカウントに置くのが合理的です。
ステーキング用ウォレットと取引用ウォレットの紐付け
HYPEをコールドウォレットでステーキングし、別のホットウォレットで取引する場合は、「ステーキングユーザー」と「トレーディングユーザー」を紐付けて、ステーキング割引を取引側に適用できます。ただし条件は厳しめです。両方を同じ本人が管理していること。紐付けは恒久的で解除できないこと。ステーキング側は自分の割引を失うこと。さらにセキュリティ上、ステーキング側はトレーディング側の全資金を一度の取り消せない操作で移せます。他人が管理するウォレットとは絶対に紐付けないでください。設定は Portfolio ページの「Link Staking」から行います。
セキュリティと運用の基本
- サブアカウントは整理のための仕組みで、セキュリティの分離にはなりません。マスターの署名をフィッシングされれば全口座が危険です。
- 大きな帳簿のマスターにはハードウェアウォレットを使い、シードフレーズはオフラインで保管します。同じクラウドメモにまとめて保存するのは厳禁です。
- 高額口座には拡張機能を最小限にした専用のブラウザプロファイルを使います。
- ボットにはAPIウォレットだけを渡し、取り消したAPIウォレットのアドレスは再利用しません。
- 取引用口座の利益は、決めたタイミングでコールド保管に移します。出金は常にマスターから行います(出金ガイド)。複数人の承認が必要なチーム運用には、ネイティブのマルチシグ口座もあります。サブアカウントや API ウォレットと組み合わせた法人・ファンドの口座設計は法人のDEX取引ガイドで解説しています。
関連:APIキーのセキュリティ、ハイパーリキッドにおすすめのウォレット(複数ウォレットの管理)。
よくある失敗
- 同じ戦略・同じレバレッジで5つの口座を動かす。それは分散ではなく、同じリスクを5つ持っているだけです。
- すべてのボットと帳簿で1つのAPIキーを共有する。
- 負けるたびに帳簿間で資金を動かす。
- 別口座で出来高1万ドルを超えてから新しいウォレットを作り、紹介コードの入力を忘れる。コードはウォレットごとに、1万ドルを超える前に入れる必要があります。
- 初心者が少額を多くの口座に分ける。まずは1つの口座と1つの戦略に慣れ、性質の違う手法が2つ以上固まってから分けるのが順番です。
12. 注意点と制限
- 鍵が同じならリスクも同じ。マスターの鍵が漏れたり、フィッシングで署名させられたりすると、すべてのサブアカウントが危険にさらされます。サブアカウントは整理のための機能で、セキュリティの分離ではありません。
- 紹介割引なし。サブアカウントの取引には4%割引が効きません(7章)。
- 直接の入出金はできない。すべてマスター経由です。
- ポートフォリオ証拠金はアカウントをまたがない。ドキュメントにも、ポートフォリオ証拠金でもサブアカウントは別扱いと明記されています。
- 上限がある。さらに1億ドル取引するまでは10個、最大でも50個です。
- 外部アプリの対応はまちまち。サードパーティのフロントエンドや取引ターミナル、スマホアプリによってサブアカウント対応は違います。使う前にサブアカウントを選べるか(vault address を入力できるか)確認してください。
13. 日本居住者向け:税金の記録(クリプタクト)と規制の基本
損益はすべてのアカウントを合算
サブアカウントはすべてあなた自身の口座なので、税金の計算ではマスターとすべてのサブアカウントの損益を合算します。国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」では、暗号資産取引の利益は原則として雑所得で、無期限先物のような証拠金取引も含めて総合課税です(所得税と住民税を合わせて最高55%、復興特別所得税は別途。損失は給与所得などと通算不可)。マスターとサブアカウントの間の振替は自分の口座間の移動ですが、各アカウントの取引による損益はそれぞれ発生しています。
ハイパーリキッドには国内取引所のような年間取引報告書がありません。アカウントごとにアドレスと履歴が分かれているので、マスターと各サブアカウントの取引履歴・資金調達履歴を、それぞれ定期的に保存しておくと確定申告が楽になります。
クリプタクトでの登録:アカウントごとに「サブカテゴリー」を分ける
損益計算サービスのクリプタクトは、Hyperliquidで複数のアカウントを使う人向けのヘルプ記事を公開しています(2026年9月27日確認)。要点は次のとおりです。
- 同じアップロードボックスには、取引日時の古いファイルから順に上げる。クリプタクトは重複を防ぐため、すでに取り込んだ最終取引日時以降の履歴だけを読み込みます。新しいファイルを先に上げると、それより古いファイルは追加できません。
- Hyperliquidのアップロードボックスでは「サブカテゴリー」を使える。マスター、サブアカウント1、サブアカウント2…とアカウントごとにサブカテゴリー名を付けて上げれば、サブカテゴリーごとに古い順で反映されます。名前は自由なので、アプリのサブアカウント名(例:「HL-Scalp」)と揃えると管理が楽です。
- サブカテゴリーを分けないと取りこぼす。サブカテゴリーなしで複数アカウントのファイルを上げると、システム上は1つの履歴として扱われます。ヘルプ記事の例では、アカウント1のファイルの後に上げたアカウント2のファイルが取り込まれていません。
- 削除する前にファイルを確保。ヘルプ記事は、Hyperliquidでは取引所ファイルでの履歴取得に制限がある可能性があるとして、履歴を削除して上げ直す前に必要なファイルを取得できるか確認するよう勧めています。
集計全体の流れはDEX取引の税金・記録ガイドへ。最終判断は税理士に確認してください(本記事は税務上の助言ではありません)。
規制の基本
ハイパーリキッドは日本の暗号資産交換業者として登録されていませんが、資金決済法の登録義務(第63条の2)と罰則(第107条第12号)の対象は業者で、利用した個人を罰する規定はありません。金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」(2026年9月確認)にもハイパーリキッドは掲載されていません。ただし国内の登録業者のような利用者保護(分別管理など)はなく、トラブル時に国内の当局を頼ることもできません。利用規約で対象外とされているのは米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域で、日本は含まれていません。詳しくはハイパーリキッドの使い方(日本から使えるか)を参照してください(法律上の助言ではありません)。アプリは日本語表示に対応していない(選べる言語は英語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語、2026年9月時点)ため、本記事ではボタン名を英語表示のまま記載しています。
よくある質問
ハイパーリキッドのサブアカウントはどうやって作りますか?
マスターアカウントの取引出来高が10万ドルに達したら、app.hyperliquid.xyz の「More」→「Sub-Accounts」(app.hyperliquid.xyz/subAccounts)を開き、「Create Sub-Account」を押して16文字以内の名前を入れ、確定します。表に新しいアドレスが追加されるので、「Sub-Account Transfer」でマスターから資金を移します。
サブアカウントはいくつまで作れますか?
出来高10万ドルで最大10個です。そこから出来高1億ドルごとに1個ずつ増え、1つのマスターアカウントにつき最大50個までです。
サブアカウントと別アカウント(別ウォレット)の違いは?
別ウォレットは鍵もアドレスも別の独立した口座で、手数料はティア0から、入出金も別々、紹介割引(4%)はそのウォレットで自分でコードを入れた場合だけです。サブアカウントはマスターの下にある口座で、アドレス・証拠金・ポジションは別ですが、手数料ティアはマスターと共有、資金は即時に移せます。その代わりマスターの鍵ですべて操作でき、サブアカウントの取引には紹介割引が効きません。
サブアカウントの手数料はマスターと同じですか?
ティアは共有です。サブアカウントの出来高はマスターの直近14日間の出来高に合算され、すべてのサブアカウントがマスターのティアで取引します。ただし紹介コードの4%割引はサブアカウントの取引には適用されません。ボールトの出来高は別に計算されます。
サブアカウントと分離マージン(Isolated)は同じですか?
違います。分離マージンは同じ口座の中で1つのポジションだけ証拠金を分ける設定で、1銘柄につきネットのポジションは1つのまま、手数料や紹介割引の扱いも変わりません。サブアカウントは口座そのものが別なので、同じ銘柄の逆ポジションを持て、未約定注文やレート制限の枠も別になり、ボットに専用のAPIウォレットを割り当てられます。
サブアカウントから直接出金できますか?
できません。サブアカウントには秘密鍵がないため、「Sub-Account Transfer」でマスターに戻し(即時・ガス代なし)、マスターから出金します。USDCをArbitrumへ出金する場合は0.2 USDCの固定手数料+ごく少額の HyperEVM ガス代です。
サブアカウントに番号はありますか?
ハイパーリキッドのサブアカウントには番号がありません。自分で付けた名前と、それぞれ固有の42文字のアドレス(0x…)で区別します。アドレスは Sub-Accounts ページの Address 列に表示され、APIで取引するときの vaultAddress、残高や履歴の照会、税金計算ツールへの登録に使います。
APIでサブアカウントを取引するには?
マスターアカウントか、マスターが承認したAPI(エージェント)ウォレットで署名し、vaultAddressにサブアカウントのアドレスを指定します。Python SDKなら Exchange(wallet, url, vault_address=sub) です。残高や約定の照会はAPIウォレットではなくサブアカウント自身のアドレスで行います。ノンスの衝突を避けるため、サブアカウントごとに別のAPIウォレットを使うのが公式の推奨です。
APIウォレット(エージェントウォレット)はどうやって作りますか?
メインのウォレットを接続して app.hyperliquid.xyz/API を開き、API Wallet Name(16文字以内)を入力し、自分で作った鍵のアドレスを貼り付けるか Generate を押します。次に Authorize API Wallet で Days Valid(最長180日)を選び、メインのウォレットで署名します。Generate を使った場合は、承認前に秘密鍵を必ず保存してください。承認後は表示されないとアプリが警告しています。
APIウォレットで資金を出金されることはありますか?
ありません。アプリの説明どおり、APIウォレットは「出金権限なしでアカウントの代わりに操作できる」ものです。出金、他のアドレスへの送金、新しいAPIウォレットの承認にはマスターの鍵が必要です。ただし漏れた鍵で不利な取引をされる恐れはあるので、有効期限は短くし、少しでも不安があれば削除しましょう。
ボールトとサブアカウントの違いは?
サブアカウントは自分だけが使う無料の追加口座で、手数料ティアはマスターと共有です。ボールトは他人が入金できる公開のプールで、リーダーは利益の10%を受け取り、ボールトの5%以上を持ち続ける必要があります。旧来のボールトで取引できるのはバリデーター運営の無期限先物だけで、作成には10,000 USDCのガス代と最低100 USDCの入金が必要です。
サブアカウントで両建てはできますか?
できます。ハイパーリキッドは1つのアカウントで1銘柄につきネットのポジションを1つしか持てません(ヘッジモードなし)。サブアカウントは証拠金も別の独立した口座なので、反対側のポジションを持てます。両方に取引手数料と資金調達率がかかる点に注意してください。
サブアカウントの取引も税金の計算に含めますか?クリプタクトではどう登録しますか?
含めます。サブアカウントはすべてあなた自身の口座なので、マスターとすべてのサブアカウントの損益を合算して申告します。暗号資産の利益は原則として雑所得・総合課税です(国税庁FAQ)。クリプタクトでは、Hyperliquid のアップロードボックスの「サブカテゴリー」をアカウントごとに作り、それぞれ取引日時の古いファイルから順にアップロードします。サブカテゴリーを分けずに上げると全アカウントが1つの履歴として扱われ、別アカウントの履歴が取り込まれないことがあります。個別の判断は税理士に確認してください。
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開示:HOLYGRAILは当サイトのハイパーリキッド紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を報酬として受け取ります。あなたの負担は増えません。上限・APIの仕様・画面表記はHyperliquid公式ドキュメント、公式Python SDK、アプリで2026年9月27日に確認しました。本記事は投資・税務・法律の助言ではありません。