ハイパーリキッド現物取引の買い方:オンチェーンのオーダーブックで買ったトークンがセルフカストディウォレットへ届くイメージ

結論。ハイパーリキッド(通称「ハイリキ」)では現物取引ができます。2026年10月20日 12:53(日本時間)時点で336ペア、手数料は基本ティアでテイカー0.070%/メイカー0.040%、注文ごとのガス代はゼロ、最小注文は10 USDCです。初期設定の統合アカウントなら先物→現物の振替は不要で、入金して /trade/HYPE/USDC を開き「Buy」を押すだけ。BTC・ETH・SOLはUnit経由でUBTC・UETH・USOLとして入金されます。バイナンスも2026年9月24日にHYPEを現物上場しましたが、グローバル版は日本居住者向けの提供を終えています(9章)。最初に紹介コード HOLYGRAIL で登録すると、最初の2,500万ドル分の手数料が4%割引になります。

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1. 現物と無期限先物、どちらを使うべき?

現物も無期限先物も同じHyperCoreの板で動き、手数料ティアも口座も共通です。違いは「何を持つか」です。現物ではトークンそのものを持ち、先物では価格に連動するUSDC証拠金の契約を持ちます。

現物無期限先物
持つものトークンそのもの(HYPE、UBTCなど)USDC証拠金の契約
レバレッジなし(1倍)。借入はポートフォリオ証拠金のみBTC 40倍、ETH 25倍、SOL 20倍、HYPE 10倍まで
基本手数料(テイカー/メイカー)0.070%/0.040%0.045%/0.015%
資金調達率なし1時間ごとに支払い・受け取り
清算保有そのものはなし維持証拠金を割ると清算
売りから入る取引できない(持っている分だけ売れる)できる
市場数336ペアバリデーター運営の178市場+HIP-3市場
30日間の出来高(DefiLlama、2026年9月27日)51億3,000万ドル2,170億ドル(現物の約42倍)
ステーキング・出金・HyperEVMでの利用できるできない(USDCの損益のみ)

現物が向いているのは、HYPEやBTCを長く持つ、HYPEをステーキングする(バリデーター報酬と取引手数料5〜40%割引)、コインを自分のウォレットやHyperEVMのアプリに送る、現物・先物のベーシス取引の現物側を持つ、先物のないHIP-1トークンを買う、といった場合です。無期限先物が向いているのは、レバレッジをかける、売りから入る、手持ちの現物をヘッジする、短期で売買する場合で、手数料も安く板もはるかに厚くなります。仕組みの一般論は無期限先物と現物の違いと無期限先物とはにまとめているので、ここではハイパーリキッド固有の話に絞ります。

よくある間違い

  • 1倍の先物ロングを現物の代わりにする。1時間ごとの資金調達率は発生し続け、ステーキングや出金に使えるトークンも手元に残りません。
  • 先物のHYPEでステーキング割引が受けられると思う。割引の対象は、現物のHYPEをStaking Balanceに移して委任した分だけです。戻すには7日かかります。
  • 現物用のUSDCが先物の証拠金になっていることを忘れる。初期設定の統合アカウントでは、現物を買うために置いたUSDCがクロス先物の証拠金にもなります(10章)。
  • BTC・ETH・SOLを違うネットワークで送る。Unitのアドレスは指定のチェーンと最低額でしか受け付けず、間違えると戻らないことがあります(11章)。
  • 板の薄いHIP-1トークンを成行で買う。注文フォームの初期の最大スリッページは8%で、小型トークンでは大きな差になります。指値を使いましょう。
  • 現物のビルダー手数料が高いアプリを使う。サードパーティのアプリは現物の売却時に最大1%を上乗せでき、基本テイカー料率の14倍になります。

なお「ハイパーリキッドの現物はHIP-1トークンだけ」「借入はできない」と書く解説もありますが、どちらも正しくありません。UnitのUBTC・UETH・USOLは現物で特に出来高の多い銘柄で、ポートフォリオ証拠金では現物を担保に借入ができます(10章)。

2. ハイパーリキッドの現物市場を数字で見る(自動更新)

現物も先物と同じオンチェーンの板で動き、注文・取消・約定はすべてHyperCoreのトランザクションとして記録されます(ガス代なし、APIやエクスプローラーで誰でも確認可能)。2026年10月20日 12:53(日本時間)時点の公開APIの数字は次のとおりです(このページは6時間ごとに再生成されます)。

  • 現物は336ペア。USDC建てが319、ほかにUSDH建て11・USDT0建て5・USDE建て1です。建値通貨(クオート資産)は条件を満たせば誰でも追加できるため、複数のステーブルコインが並びます。直近24時間に1回でも約定があったのは106ペア、100万ドルを超えたのは11ペアでした。
  • 現物の24時間出来高は1億700万ドル、同じ時間の無期限先物は40億3,000万ドル。現物は現物とバリデーター運営の先物を合わせた出来高の2.6%で、そのうちHYPE/USDCだけで28%を占めました。
ペアトークン(API上の名称)24時間出来高
UBTC/USDCUnit Bitcoin3,370万ドル
HYPE/USDCHyperliquid2,990万ドル
UETH/USDCUnit Ethereum1,060万ドル
UZEC/USDCUnit Zcash1,000万ドル
KNTQ/USDCKinetiq657万ドル
ONEAR/USDCNEAR Protocol337万ドル
XMR1/USDCXMR - Wagyu.xyz310万ドル
UPUMP/USDCUnit Pump Fun254万ドル

出典:Hyperliquid API spotMetaAndAssetCtxs(2026年10月20日 12:53(日本時間))。24時間の数字は日によって大きく変わります。30日間ではDefiLlamaが51億3,000万ドルの現物出来高を集計しています(2026年9月27日)。

3. 買えるもの:HYPE・Unit資産・HIP-1トークン

HYPE(ハイパーリキッドのネイティブトークン)

HYPE/USDCは現物で最も板が厚いペアです。USDT0・USDE・USDH建てのHYPEペアもありますが、板はごく小さいです。現物でHYPEを買うのは、ステーキング(バリデーター報酬と取引手数料の割引)やHyperEVMのガス代に使うための一番直接的な方法です。トークンの基本はHYPEトークンガイドへ。

BTC・ETH・SOLなど(Unit経由)

ビットコインやイーサリアム、ソラナはハイパーリキッドのチェーン上にはもともと存在しません。入金画面でBTC・ETH・SOLを選ぶと表示されるアドレスは、ハイパーリキッド専用のトークン化プロトコルUnitが発行したものです。そこに本物のBTCを送ると、同じ量のUBTCがHyperCore上に入ります。ETHはUETH、SOLはUSOLになり、ZEC・AVAX・XPL(Plasma)・MON(Monad)・VIRTUAL(Baseで送金)と、PUMP・FARTCOIN・SPX・BONK・2Zなど一部のソラナ系トークンも同じ仕組みです。出金すれば本物のコインとして元のチェーンに戻ります(11章)。

HIP-1トークン

HIP-1はハイパーリキッド独自のトークン規格です。オークションで発行枠を落札すれば誰でも発行上限つきのトークンを作れて、初日からUSDC建ての板がつきます(仕組みは12章)。最初のHIP-1トークンがPURRです。発行者(デプロイヤー)は最小取引単位(ロット)を決め、初期設定では自分のトークンで支払われた手数料を受け取ります。任意のHIP-2「Hyperliquidity」は0.3%刻みの注文を自動で並べて初期の流動性を作る仕組みです。多くのHIP-1トークンは時価総額が小さく値動きが荒く、板も薄いので、買う前に必ず板の厚さを確認してください。

ステーブルコインなど

USDT0・USDH・USDEはUSDCとのペアがあり、他のチームが独自に発行したブリッジ資産もあります(例:APIで「XMR - Wagyu.xyz」と表示されるXMR1)。建値通貨どうしのペア(例:USDT0/USDC)はテイカー手数料が80%安く、ステーブルコインの交換に向いています。

4. ハイパーリキッドの現物取引のやり方(6ステップ)

  1. アプリを開いて接続する。app.hyperliquid.xyz を開き(当サイトの app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAIL から開くと、初回取引の前に4%割引の紹介コードが適用されます)、右上の「Connect」を押します。EVMウォレット(Rabby・MetaMask・WalletConnect・Coinbase Wallet)を選ぶか、メールアドレスを入れて届いた6桁のコードでログインします。ウォレットの場合は「Enable Trading」を押してガス代不要の署名をします。本人確認書類の提出はありません。
  2. 入金する。「Deposit」を押します。USDCならArbitrum・Ethereum・Base・Polygonのいずれかで送るとHyperCore上のUSDCとして着金します(最低5 USDC、下回ると失われることがあります)。BTCやSOLなどは表示されたUnitのアドレスに送るとUBTC・USOLとして着金します。かかるのは送金元チェーンのネットワーク手数料だけです。詳しくは入金ガイドへ。
  3. 現物の市場を開く。取引画面の左上の銘柄名をクリックし、一覧の「Spot」タブで現物だけに絞って銘柄を検索します。URLで直接 app.hyperliquid.xyz/trade/HYPE/USDC を開いても構いません。現物は「トークン/建値通貨」の形で表示され、上部に価格・24時間変動・24時間出来高・時価総額・コントラクト(トークンID)が出ます。
  4. 注文方法を選ぶ。注文フォームには「Market(成行)」「Limit(指値)」「Pro」のタブがあります(5章)。成行はその場で板と約定、指値は指定価格で待機します。必ずメイカー手数料にしたいならポストオンリー(ALO)を選びます。
  5. 数量を入れて「Buy」。トークン数かUSDC額を入力するか、%スライダーを使います。最小注文額は10 USDC(USDC以外の建値通貨なら、そのステーブルコインで同額)です。フォームには注文額・想定スリッページ・手数料が表示され、ティア0なら「0.0700% / 0.0400%」と出ます。
  6. 残高を確認する。約定したトークンは取引画面下の「Balances」とPortfolio画面に表示されます。そこから売却、別アドレスへの送付、HyperEVMへの移動、HYPEならStaking Balanceへの移動ができます。
ハイパーリキッドの接続画面。メールでのログインとウォレットの選択肢
ステップ1:app.hyperliquid.xyz の Connect 画面(2026年9月27日)。上がメールログイン、下がウォレット。
ハイパーリキッドの銘柄選択画面。All・Perps・Spot・Crypto・Tradfi・HIP-3のタブ
ステップ3:銘柄選択画面(2026年9月25日)。「Spot」タブで現物ペアだけを表示できます。検索欄の横の Strict/All で表示範囲を切り替えます。
ハイパーリキッドの HYPE/USDC 現物市場。チャート、板、買い/売りの注文フォーム
ステップ4・5:HYPE/USDC の現物画面(2026年9月25日)。上部に価格・24時間出来高・時価総額、中央に板、右に成行・指値・Pro の注文フォームと手数料表示「0.0700% / 0.0400%」。下部に Balances と Unified Account Summary(統合アカウントの概要)。

5. 注文方法と有効期限(TIF)

公式ドキュメントは注文タイプを1つのリストで説明していて、先物専用と明記されているのはトレーリングストップだけです。あまり使わない注文は「Pro」の中にあります。

注文内容現物での使いどころ
Market(成行)最大スリッページの範囲で板とすぐ約定HYPE・UBTCなど板の厚いペアの少額
Limit(指値)指定価格かそれより有利な価格で約定板の薄い銘柄全般、メイカー手数料(0.040%)にしたいとき
Stop/Take(成行・指値)指定価格に達したら成行か指値を発注保有中の現物を下落時(ストップ)や上昇時(テイク)に売る
Scale価格帯に複数の指値を分けて並べるHYPEを少しずつ買い集める
TWAP大口注文を30秒以上の間隔で分割し、5分〜7日かけて執行(合計100ドル以上)価格を動かさずに大きく買う
Chase最良気配に追従して価格を変えるポストオンリーの指値(作成したブラウザのタブで動作)張り付かずにメイカー手数料で約定させる

有効期限(TIF):GTC(Good Til Cancel、初期値)は約定か取消まで板に残ります。ALO(ポストオンリー)はすぐ約定する価格なら受け付けられないため、必ずメイカー料率になります。IOC(Immediate or Cancel)はその場で約定できる分だけ約定し、残りは取り消されます。画面つきの詳しい解説はハイパーリキッドの注文方法へ。

ハイパーリキッドの注文フォームのProメニュー。Chase、Scale、Stop Limit、Stop Market、Take Limit、Take Market、Trailing Stop、TWAP
Pro メニュー(先物市場での表示、2026年9月25日)。公式ドキュメントでは Trailing Stop は先物専用で、ほかの項目は共通の注文タイプです。

6. 日本円からの入金ルート(国内取引所→ハイパーリキッド)

ハイパーリキッドに日本円を直接入れる方法はありません。日本円を暗号資産に換えられるのは国内の暗号資産交換業者で、そこでは本人確認(取引時確認)が必須です。現実的なルートは次の2つです。

ルート手順注意点
A. BTCを直接送る(手順が少ない)国内取引所でBTCを購入 → ハイパーリキッドの入金画面でBitcoinを選び、表示されたUnitのアドレスへ送金 → 約30分でUBTCとして着金 → UBTC/USDCで売ってUSDCにするか、そのまま保有最低0.0003 BTC。ビットコインネットワーク以外で送らない。国内取引所の送金先登録(送金目的の申告など)の手続きに従う
B. USDCで送るUSDCを扱う国内業者でUSDCを入手(例:SBI VCトレードはイーサリアムのみ・1回100万円相当まで)→ 自分のウォレットへ → ハイパーリキッドの入金画面でEthereumのUSDCを選んで入金最低5 USDC。Ethereumのガス代(ETH)が別に必要。USDCをUnitのETHアドレスに送らない

ETHやSOLを国内取引所で買って、それぞれのUnitアドレスに送る方法も同じ要領で使えます(最低0.007 ETH/0.12 SOL)。アドレスとネットワークの組み合わせを間違えると資産が戻らないことがあるので、最初は最低額より少し多めの少額でテストしてから本送金してください。手順の全体像はハイパーリキッドの使い方にもまとめています。

7. 計算例:HYPEを1,000ドル分買ってステーキングする

HYPE/USDCの仲値 約91.65ドル(2026年9月27日確認)なら、1,000ドルで約10.9 HYPE買えます。

  • 成行買い(ティア0):0.070% × 1,000ドル=0.70ドル。紹介コード(4%割引)ありなら0.672ドル。
  • 指値で待って約定した場合:0.040%=0.40ドル(紹介コードありで0.384ドル)。
  • 比較(海外CEX):バイナンスの現物は通常ランクで0.1%(1.00ドル)、BNB払いで0.075%です。

買ったHYPEは現物残高からStaking Balanceへ移し、バリデーターに委任します(ステーキングの手順)。10 HYPE超のステークでWood(全取引手数料5%割引)、100 HYPE超でBronze(10%)、1,000 HYPE超でSilver(15%)です。1,000ドル分(約10.9 HYPE)ならWoodの条件をわずかに上回ります。委任は1日ロックされ、Staking Balanceから現物残高への移動には7日かかります。すぐ売るかもしれないHYPEはステークしないのが無難です。

割引は掛け算で効きます。紹介コードで登録したBronzeステーカーが現物を成行で買うと、0.070% × 0.90 × 0.96 ≒ 0.0605%、1,000ドルあたり約0.60ドルです。

8. 現物の手数料と安くする方法

現物と無期限先物は料率表が別ですが、ティアは1つです。ティアは直近14日間の加重出来高で決まり、UTCの日付が変わるごとに再計算されます。計算式は 加重出来高 = 先物の出来高 + 2 × 現物の出来高 で、現物は2倍で数えられます。

ティア14日間の加重出来高現物テイカー現物メイカー
0—0.070%0.040%
1500万ドル超0.060%0.030%
22,500万ドル超0.050%0.020%
31億ドル超0.040%0.010%
45億ドル超0.035%0.000%
520億ドル超0.030%0.000%
670億ドル超0.025%0.000%

出典:Hyperliquid公式ドキュメント trading/fees(2026年10月15日確認)。無期限先物のティア0は0.045%/0.015%。

  • ステーブルコインどうしのペア:建値通貨どうしのペアはテイカー手数料・メイカーリベート・ティアに入る出来高がいずれも80%少なくなります。
  • アラインド・クオート資産:当初の仕様(AQAv1)で認定されたステーブルコイン建てのペアはテイカー手数料20%引き、メイカーリベート50%増し(新しいAQAv2には手数料面の優遇はありません)。
  • HYPEステーキング:Wood(10 HYPE超)の5%からDiamond(500,000 HYPE超)の40%まで、ティアの料率にさらに割引。
  • 紹介コード:HOLYGRAIL などのコードで登録すると、最初の2,500万ドル分はメイカー・テイカーとも4%割引。サブアカウントとボールトには適用されません。
  • 手数料の行き先:HIP-1トークンで支払われた手数料は、初期設定ではそのトークンのデプロイヤーに入ります(100%。下げることしかできず、残りは焼却)。全体で見るとデプロイヤーの取り分は最大でトークンが生んだ手数料の50%です。残りのプロトコル手数料はHLPとアシスタンスファンド(HYPEに換えて焼却)に回り、運営チームの金庫には入りません。

使うアプリにも注意。ハイパーリキッドにつながるサードパーティのアプリは、プロトコル手数料に「ビルダー手数料」を上乗せできます。上限は現物で1%(先物は0.1%)です。現物のビルダー手数料は建値通貨で徴収される側、つまり売るときにかかり、買うときにはかかりませんが、売却時に1%かかれば基本テイカー料率0.070%の14倍です。パソコンなら公式アプリで取引するのが最安です。手数料の全体像はハイパーリキッドの手数料、紹介コードの仕組みは紹介コードHOLYGRAILの解説を参照してください。

基本料率から4%引きで現物を買う

紹介コード HOLYGRAIL で現物・先物とも最初の2,500万ドル分が4%オフ。本人確認なし、ウォレットかメールで数分です。

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9. HYPEの現物はどこで買う?ハイパーリキッド・バイナンス・コインベース

2026年9月は「ハイパーリキッド 現物」で検索するとバイナンス上場のニュースが並びます。バイナンスは2026年9月24日にHYPEの現物取引(HYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRY)を開始し、コインベースのHYPE-USDも2026年2月5日から取引されています(Coinbase Exchange APIの日足の初日)。3つを比べると次のとおりです。

ハイパーリキッド(現物)バイナンス(現物)コインベース(Advanced)
HYPEのペアHYPE/USDC(ほかにUSDT0・USDE・USDH建ての小さな板)HYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRYHYPE-USD
基本手数料(テイカー/メイカー)0.070%/0.040%0.1%/0.1%(BNB払いで0.075%)0.6%/0.4%(最小の出来高区分)
口座ウォレットかメール、本人確認書類なし本人確認済みの口座+90日ごとのシードタグのリスククイズ本人確認済みの口座
資産の管理自分のウォレット(HyperCore)バイナンスが預かるコインベースが預かる
ハイパーリキッドの手数料割引のためのステーキングそのままできるハイパーリキッドへ出金してからハイパーリキッドへ出金してから
日本居住者利用規約の対象外リストに日本は含まれないグローバル版は2023年12月に日本居住者向けの提供を終了公式サイトの対応国を確認

出典:バイナンス告知「Binance Will List Hyperliquid (HYPE) with Seed Tag Applied」(2026年9月24日)と現物手数料表、Coinbase Exchangeの手数料表、ハイパーリキッドの公式ドキュメントと利用規約(いずれも2026年9月27日確認)。

日本居住者とバイナンス

日本の検索結果ではバイナンス上場が大きく報じられていますが、バイナンスは2023年8月15日の告知でグローバル版を使う日本居住者に国内向けの新しいプラットフォームへの移行受付を案内し、2023年12月1日の告知で日本居住者へのグローバル版(binance.com)の提供終了を発表しています。国内で登録を受けているのはBinance Japan株式会社(金融庁の暗号資産交換業者登録一覧に関東財務局長 第00031号)です。Binance JapanでHYPEを扱っているかは、当サイトの環境から公式サイトに接続できず確認できなかったため、口座を検討する場合は公式サイトの取扱銘柄を確認してください。国内でHYPEが買えない場合は、6章のように国内でBTCやUSDCを買ってハイパーリキッドに送り、HYPE/USDCで買うのが現実的です。

どこで買うかの判断基準はシンプルです。ハイパーリキッドの手数料割引のためにステーキングしたい、ポートフォリオ証拠金の担保に使いたい、自分で管理したい、本人確認なしで使いたい、のどれかに当てはまるならハイパーリキッドで買うのが近道です。海外取引所で買ったHYPEを移す場合、バイナンスのHYPEの出金ネットワークはHyperEVMのみなので、着金先はHyperEVMになり、ステーキングや現物取引の前にもう一度HyperCoreへの移動(HYPEでガス代)が必要です。先物で比べたい場合はハイパーリキッドとバイナンスの先物比較をどうぞ。

10. 現物残高と先物残高の関係(統合アカウント)

古い解説記事や一部のAIの回答には「現物を買う前に先物口座から現物口座へUSDCを振り替える」と書かれていますが、今は初期設定が変わっています。ハイパーリキッドには3つのアカウントモードがあります。

モード残高の扱い向いている人
Unified Account(統合アカウント)(アプリの初期設定・推奨)資産ごとに残高は1つ。USDCの残高がUSDC建て現物の購入にも、USDC決済の無期限先物のクロス証拠金にも使われるほとんどの人。振替の手間なし
Portfolio margin(ポートフォリオ証拠金)HYPE・BTC・USDC・USDTをまとめて1つのポートフォリオとして管理。現物を先物の担保にでき、不足分は自動で借入(担保掛目:HYPE 65%、BTC 50%)。使っていない資産には金利がつく現物ロング+先物ショートのキャリートレード。条件は加重出来高500万ドル超または口座価値1万ドル超、かつ口座価値2,500万ドル未満
Standard(手動)現物と先物の残高が別々。「Perps to Spot Transfer」「Spot to Perps Transfer」で振り替える(手数料なし)マーケットメイカー、ボット、ビルダー(ビルダーコードのアドレスはこのモードが必須)

現物を買う人にとって大事なのは、統合アカウントでは現物用に置いているUSDCが、クロスマージンの先物ポジションの証拠金にもなることです。先物が大きく逆行すると、そのUSDCも失われる可能性があります。現物の保有とレバレッジ取引をはっきり分けたいなら、先物を分離マージン(Isolated)にする、注文フォーム右上の「Unified」ボタンからStandardに切り替える、あるいは現物をサブアカウントで持つ、のいずれかにしてください。Standardモードで先物から証拠金を移す場合は、残る証拠金が建玉総額の10%以上かつ当初証拠金以上でなければなりません。

11. BTC・ETH・SOLの入金と出金(Unit)

Unitは資産ごとに最低入金額を定めていて、最低額未満の送金は処理されません。対応していないトークンを送ったり、違うネットワークで送ったりするとさらに深刻で、Unitは「動かせなくなり回収できないことがある」と警告しています(一部は取り戻せますが、多くは戻りません)。

資産送るネットワーク最低額着金の目安ハイパーリキッド上の表示
BTCビットコインネットワーク0.0003 BTC約30分UBTC
ETHイーサリアム(メインネット)0.007 ETH約5分UETH
SOLソラナ0.12 SOL約1分USOL
ZECZcash0.07 ZEC約2時間UZEC
AVAXAvalanche1.5 AVAX約1分UAVAX
XPLPlasma60 XPL約1分UXPL
MONMonad450 MON約1分UMON

出典:Unit公式ドキュメント「Supported Assets」、ハイパーリキッドのサポートFAQ、Unitのリアルタイムの手数料・時間見積もり(2026年9月27日確認)。着金時間はチェーンの混雑で変わり、最低額も変わることがあるので、送金前に必ず入金画面の表示を確認してください。

  • 入金アドレスは固定で、あなたのハイパーリキッドのアドレスに紐づいています。UnitのGuardianネットワーク(3者中2者のMPC)が生成します。
  • Unit自体の手数料はありません。かかるのは送金元と送金先のチェーンのネットワーク手数料で、BTCの出金はUnitの見積もりで約0.60ドル(2026年9月27日)でした。
  • 出金:Portfolio画面の「Withdraw」で資産(例:Bitcoin)を選び、そのチェーンの送金先アドレスと数量を入れて署名します。ハイパーリキッド側の処理が確定すると、Unitが元のチェーンで送金します。
  • USDCはCircleのCCTPでHyperEVMを経由して出金され、Arbitrumへの出金は0.2 USDCの固定手数料+ごく少額のHyperEVMガス代(HYPE)です(出金方法)。
  • HyperEVM:「Transfer to/from EVM」でHyperCoreの現物残高とHyperEVMの間を移動できます。ガス代はHYPEで払います。誤ってHyperEVMへ送っても資産は消えておらず、同じボタンで戻せます。

12. ハイパーリキッドの現物の上場の仕組み

中央集権型の取引所と違い、ハイパーリキッドの現物には上場審査チームがありません。上場はオンチェーンで、誰でも参加できます。

  1. トークン発行のオークション(HIP-1)。新しいトークンを発行する権利は31時間のダッチオークションで売られます。価格(HYPE建てのガス代)は下限の500 HYPEまで一直線に下がり、前回のオークションが不成立なら下限から、成立していれば前回の落札額の2倍から始まります。2026年9月27日のAPIでは500 HYPEでした。発行作業が途中で止まってもガス代は返金されません。
  2. 発行とUSDC建ての板。発行者はティッカー(最大6文字)、小数点の桁数、最大供給量、初期配布を決めます。新しいトークンには必ずUSDC建ての現物の板がつき、HIP-2のHyperliquidityで初期の流動性を置くこともできます。
  3. ペアの追加。既存のトークンどうしのペア(例:あるトークンのUSDT0建て)は、別の独立したダッチオークションを通ります。同じ日のAPIでは500 HYPEでした。
  4. 建値通貨の追加。ステーブルコインを建値通貨にするには、発行者が200,000 HYPEをステーク(没収の可能性あり)し、ペッグと板の厚さの条件を満たす必要があります。USDCとUSDTはステーク要件の対象外です。

買う側にとっての意味は2つです。1つは、上場=お墨付きではないこと。オークションを払えば誰でも上場できるので、市場の上部とエクスプローラーでトークンIDを確認してください。もう1つは、銘柄選択画面は絞り込まれた「Strict」表示で開き、「All」ですべての市場が出ることです。先物の上場はルールが別(バリデーター運営の先物とHIP-3)で、ハイパーリキッドの取扱銘柄一覧にまとめています。

13. ハイパーリキッドの現物のリスクとデメリット

  • ブリッジの管理リスク。UBTC・UETH・USOLは、UnitのGuardianが保管するコインへの請求権です。ハイパーリキッドが動いていても、Unitが破綻したり侵害されたりすればUトークンの裏付けが失われる可能性があります。長期で貯めるBTCは自分のビットコインウォレットで持つほうが安全です。
  • 上位以外は板が薄い。2026年10月20日 12:53(日本時間)までの24時間に100万ドル以上取引されたのは、336ペア中11ペアだけでした。小さなHIP-1トークンを成行で買うと価格が数%動くことがあるので、指値を使いましょう(スリッページの解説)。
  • トークンの質。HIP-1トークンは誰でも発行でき、アプリによって表示名が違うこともあります。ティッカーだけでなくトークンIDを確認してください。
  • 先物より手数料が高い。ティア0で現物テイカー0.070%、先物テイカー0.045%。
  • ロットと端数(ダスト)。1ロット未満の残高は板で売れません。1ロット未満かつ1ドル以下の残高は、毎日0時(UTC、日本時間9時)に自動でまとめて売却されUSDCで戻ります(オプトアウト可能)。
  • 証拠金の共有。統合アカウントでは現物のUSDCがクロス先物の証拠金になります(10章)。
  • ステーキング解除の待ち時間。ステークしたHYPEが現物残高に戻るまで7日。
  • チェーン全体のリスク。HyperCoreはバリデーターが承認していて、Hyper Foundationのバリデーターがステークの約47.3%を持っています(2026年10月15日)。入出金にはスマートコントラクトとブリッジのリスクもあります。
  • 日本円の入出金ができない。国内取引所を経由する必要があり、そのぶん手数料と手間がかかります(6章)。

現物で消えるのは清算リスクであって、価格変動リスクではありません。HYPEも他の現物も大きく下がることがあります。失っても困らない金額で取引してください。

14. 日本居住者の注意点:税金・規制・日本語対応

税金:雑所得・総合課税

国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」では、暗号資産取引の利益は原則として雑所得に区分され、総合課税です。所得税(5%〜45%)と住民税(10%)を合わせた最高税率は55%(復興特別所得税は別途)で、損失は給与所得などと通算できません。ハイパーリキッドには国内取引所のような年間取引報告書がないため、Trade History(取引履歴)と入出金の履歴を自分で保存しておく必要があります。HYPEを売ってUSDCに戻したとき、UBTCをHYPEに替えたときなど、どの取引で所得が確定するかは国税庁FAQで確認し、判断に迷う場合は税理士に相談してください。計算の方法はDEX取引の税金ガイドにまとめています。以上は税務上の助言ではありません。

規制:ハイパーリキッドは日本の取引所ではない

ハイパーリキッドは日本の暗号資産交換業者として登録されていませんが、資金決済法で登録義務(第63条の2)と罰則(第107条第12号)の対象になるのは業者で、利用した個人を罰する条文はありません。金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」(2026年9月確認)にもハイパーリキッドは掲載されていません。一方で、国内の登録業者に義務付けられている分別管理などの利用者保護は受けられず、トラブル時に国内の当局を頼ることもできません。ハイパーリキッドの利用規約(第1.6条)が利用対象外としているのは米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域で、日本は含まれていません。詳しくは本人確認不要の取引所ガイドとハイパーリキッドの利用制限国を参照してください(法律上の助言ではありません)。

日本語対応

公式アプリ(app.hyperliquid.xyz)は日本語表示に対応していません。2026年9月時点で選べる言語は英語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語で、本記事ではボタン名を英語表示のまま書いています(Deposit=入金、Withdraw=出金、Buy=買い、Balances=残高)。スマホでの使い方はハイパーリキッドのアプリガイドへ。

よくある質問

ハイパーリキッドで現物取引はできますか?

できます。無期限先物と同じオンチェーンの板で現物も取引でき、2026年10月20日 12:53(日本時間)時点で336ペア(うちUSDC建て319)あります。HYPE、UBTC(ビットコイン)、UETH(イーサリアム)、USOL(ソラナ)、PURRなどのHIP-1トークンを、レバレッジ・資金調達率・保有中の清算なしで売買できます。注文ごとのガス代はかかりません。

ハイパーリキッドの取引手数料はいくらですか?

現物は基本ティアでテイカー0.070%、メイカー0.040%です(無期限先物は0.045%/0.015%)。直近14日間の加重出来高で下がり(現物の出来高は2倍で計算)、HYPEのステーキングで5〜40%、紹介コードで最初の2,500万ドル分が4%割引になります。入金は送金元チェーンのネットワーク手数料のみ、USDCのArbitrumへの出金は0.2 USDC+ごく少額のガス代です。

ハイパーリキッド(HYPE)はどこで買えますか?

いちばん直接的なのはハイパーリキッド自身の現物市場(HYPE/USDC)です。海外ではバイナンスが2026年9月24日に現物上場し、コインベースでも2026年2月5日から取引されています。ただしバイナンスのグローバル版は2023年12月に日本居住者向けの提供を終了しており、日本居住者の選択肢にはなりません。国内の暗号資産交換業者でHYPEを扱っているかは各社の取扱銘柄で確認し、扱いがなければ国内でBTCやUSDCを買ってハイパーリキッドに送るのが現実的なルートです。

ハイパーリキッドは日本にある取引所ですか?

いいえ。ハイパーリキッドは特定の国の取引所ではなく、独自のブロックチェーン上で動く分散型取引所(DEX)で、日本の暗号資産交換業者として登録されていません。利用規約(第1.6条)が対象外としているのは米国・カナダのオンタリオ州・制裁対象地域で、日本は含まれていません。資金決済法の罰則の対象は無登録の業者で、利用した個人を罰する条文はありませんが、国内の利用者保護は受けられません。

現物と無期限先物(先物)はどちらがいいですか?

トークンそのものを持ちたいなら現物です(長期保有、HYPEのステーキング、BTCを自分のウォレットへ出金、先物のないHIP-1トークン)。レバレッジ・売りから入る取引・ヘッジが目的なら無期限先物で、1回あたりの手数料も安い(テイカー0.045%対0.070%)一方、1時間ごとに資金調達率の支払い・受け取りがあり清算もあります。1倍の先物ロングは現物と同じではありません。

先物口座から現物口座へのUSDC振替は必要ですか?

初期設定の「Unified Account(統合アカウント)」では不要です。資産ごとに残高が1つにまとまり、現物の購入にも無期限先物のクロス証拠金にも使われます。Standard(手動)モードを選んだ場合だけ「Perps to Spot Transfer」で振り替えます。統合モードでは現物用に置いたUSDCもクロスポジションの証拠金になる点に注意してください。

ハイパーリキッドの現物BTCは本物のビットコインですか?

UBTCというトークンです。自分専用のUnit入金アドレスに本物のBTCを送ると、Unitが同量のUBTCを発行します。BTCはUnitのGuardian(3者中2者のMPC)が保管し、出金すると本物のBTCとして指定アドレスに届きます。ハイパーリキッド上にある間はUnitの管理を信頼することになります。

HYPEのステーキング解除には何日かかりますか?

Staking BalanceからSpot Balance(現物残高)への移動には7日かかります(反対向きは即時)。バリデーターへの委任も1日はロックされ、解除待ちは1アドレスあたり最大5件までです。すぐ売るかもしれないHYPEはステークしないのが無難です。

日本円から現物を買うにはどうすればいいですか?

日本円を直接入金する方法はありません。国内の暗号資産交換業者で本人確認を済ませてBTCを買い、ハイパーリキッドの入金画面に表示されるUnitのBTCアドレスへ0.0003 BTC以上を送る方法が手順が少なく済みます。USDCを扱う国内業者(例:SBI VCトレード、イーサリアムのみ・1回100万円相当まで)からEthereum上のUSDCとして入金する方法もあります。

現物取引の利益に税金はかかりますか?

かかります。国税庁FAQでは暗号資産取引の利益は原則として雑所得で、総合課税です(所得税5%〜45%と住民税10%で最高55%、復興特別所得税は別途)。HYPEやUBTCを売ったときだけでなく、別の暗号資産に交換したときの扱いも国税庁FAQで確認し、最終判断は税理士に相談してください。

少額の現物残高が売れないのはなぜですか?

トークンごとに発行者が決めた最小単位(ロット)があり、注文額も10 USDC以上が必要だからです。1ロット未満かつ1ドル以下の残高は、毎日0時(UTC、日本時間9時)にまとめて自動売却され、USDCで戻ってきます(Spot Dusting、アプリでオプトアウト可能)。

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現物も無期限先物も1つのウォレットで、注文のガス代はゼロ。紹介コード HOLYGRAIL で最初の2,500万ドル分の手数料が4%オフです。

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開示:HOLYGRAILは当サイトのハイパーリキッド紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を報酬として受け取ります。あなたの負担は増えません。手数料・上限・日付はHyperliquid公式ドキュメント、Unit、バイナンス、コインベース、国税庁・総務省から2026年9月27日に確認し、ペア数・出来高は2026年10月20日 12:53(日本時間)のHyperliquid APIの値です。本記事は投資・税務・法律の助言ではありません。現物トークンは価値の大半を失うことがあります。