ハイパーリキッドとバイナンスの無期限先物比較
ハイパーリキッドが向く人バイナンスが向く人(海外居住者)
BTC・ETH・SOL・HYPEを低コストで取引したい小さなポジションで40倍超のレバレッジを使いたい
証拠金を自分で管理したい(セルフカストディ)クレジットカードや銀行振込で暗号資産を買いたい
本人確認なしで始めたい、日本から先物を使いたいハイパーリキッドにないアルトを取引したい
指値中心で取引する(メイカー0.015%、上位はリベート)オプション・Earn・コピトレ・有人サポートが必要

バイナンスのHYPE上場:現物・先物とHYPEの出来高比較

HYPE(ハイパーリキッドのトークン)はバイナンスの現物と先物の両方に上場していますが、ハイパーリキッドそのものはバイナンスとは別の取引所です。バイナンスは2026年9月24日11時(UTC)にHYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRYの現物取引を開始し(出金は2026年9月25日から)、HYPEにはシードタグが付いて90日ごとのリスククイズが必要です。同日にSimple Earn、Buy Crypto、Convert、マージン、VIPローンにも追加されました(EEAでは利用不可)。HYPEUSDTの無期限先物は2025年5月30日から上場しており、最大75倍、Fundingは4時間ごとです(ハイパーリキッドは毎時、最大10倍)。

2026年10月15日(木曜日)13時29分(日本時間)に両者のAPIを同時に読むと、HYPEの無期限先物の24時間出来高はバイナンス(HYPEUSDT)7.2億ドルに対してハイパーリキッド4.7億ドルでバイナンスが1.5倍でしたが、建玉はハイパーリキッド16.0億ドル対バイナンス3.7億ドル(4.3倍)、現物の出来高もハイパーリキッドのHYPE/USDC 6,948万ドル対バイナンス3,913万ドル(1.8倍)と、建玉と現物はハイパーリキッドが中心です。なおバイナンス先物のHYPERUSDTは別のトークン(Hyperlane)です。

日本の読者にとっての意味。日本居住者はBinance.comを使えないため、バイナンスのHYPE上場は日本からの選択肢を増やしません。HYPEを5〜40%の手数料割引のためにステーキングする、HYPE/USDC現物をテイカー0.07%で取引する、HIP-3やボールトを使うのはすべてハイパーリキッド上です。始めるなら紹介コード HOLYGRAIL でハイパーリキッドを開くのが近道です。トークンの詳細はHYPEトークン解説とHYPEステーキングへ。

ハイパーリキッドとバイナンスの違い:早見表

ハイパーリキッドは独自のレイヤー1(板と清算所を担うHyperCore、スマートコントラクト用のHyperEVM)で動く無期限先物中心の分散型取引所で、注文・キャンセル・Fundingはすべてガス代なしでオンチェーン精算されます。バイナンスは世界最大の中央集権取引所で、USDⓈ-M先物は世界で最も厚い無期限先物市場です。手数料は各社が公表している入口ティアの料率、出来高は同時刻に読んだ値です。

項目ハイパーリキッドバイナンス
先物テイカー/メイカー(入口)0.045% / 0.015%USDⓈ-M 0.050% / 0.020%(BNB払いで0.045% / 0.018%)・USDC-M 0.040% / 0.000%(キャンペーン)
現物テイカー/メイカー0.070% / 0.040%0.100% / 0.100%(BNB払いで0.075%)
最低の先物手数料0.024% / 0%(14日間70億ドル超)0.017% / 0%(VIP 9:30日間250億ドル超+5,500 BNB)
割引紹介4%(最初の2,500万ドル)・HYPEステーキング5〜40%BNB払い10%(先物)・紹介キックバック
最大レバレッジBTC 40倍・ETH 25倍・SOL 20倍・HYPE 10倍BTC/ETH 150倍(30万ドル未満)・HYPE 75倍・アルトは10〜75倍が中心
無期限先物の銘柄数178(2026年10月20日 03:53 UTC時点)暗号資産568+TradFi 221(2026年10月15日)
24時間出来高40.3億ドル(2026年10月20日 03:53 UTC時点。同時刻比較では79.2億ドル)約581.5億ドル(暗号資産perp、2026年10月15日)
Fundingの間隔毎時主要銘柄は8時間ごと、小型銘柄の多くは4時間ごと
カストディセルフカストディ、オンチェーン精算バイナンスが保管(準備金証明を公開)
ユーザー保護の備えHLPボールトと支援基金(ともにオンチェーン)SAFU基金(2022年1月に10億ドル)と先物保険基金
本人確認(KYC)不要全新規ユーザーに必須
利用制限米国・オンタリオ州・制裁対象地域(規約§1.6)。日本は対象外国と商品で異なる。日本居住者はBinance Japanへ移行済み
法定通貨入金なし(暗号資産で入金)あり(カード、銀行振込、P2P)
USDC出金(Arbitrum)定額0.2 USDC+少額のガス、いつでも0.6 USDC、口座の審査あり
HYPEネイティブトークン:現物・先物・ステーキング2026年9月24日に現物上場(シードタグ)、HYPEUSDT先物は2025年5月30日から
紹介コードHOLYGRAIL(4%オフ)—

ハイパーリキッドは公式手数料表と api.hyperliquid.xyz(市場データはビルド時、2026年10月20日 03:53 UTC)。バイナンスは公開の手数料・レバレッジ階層フィード(2026年10月15日)、fapi.binance.com(2026年10月15日(木曜日)13時29分(日本時間))、同社のお知らせ。

ハイパーリキッドのBTC無期限先物の取引画面(板とチャート)
ハイパーリキッドのBTC-USDC perp画面。板・チャート・レバレッジとTP/SL付きの注文パネルが1画面に収まる、意図的にCEX風のUIです(英語表示のみ)。

手数料はどちらが安い?先物・現物・入出金

バイナンスのVIP 2(30日間1,000万ドル超+25 BNB)未満の口座なら、ハイパーリキッドの方が安いか同じです。VIP 2以上ではテイカーはバイナンスの方が安くなります。どちらも出来高で料率が決まりますが、はしごの形が違います。ハイパーリキッドは直近14日間の出来高(現物は2倍でカウント)で7段階、バイナンスは30日間の先物出来高とBNB保有量で10段階のVIPレベルです。誰もが最下段から始まり、手数料は証拠金ではなくポジション金額(想定元本)にかかります。

よく比べられる5つの料率

市場(入口ティア)メイカーテイカー1万ドルの成行注文
ハイパーリキッド 先物0.015%0.045%4.50ドル(HOLYGRAILで4.32ドル)
バイナンス USDⓈ-M先物0.02%0.05%5.00ドル(BNB払いで4.50ドル)
バイナンス USDC-M先物(キャンペーン)0%0.04%4.00ドル(BNB払いで3.60ドル)
ハイパーリキッド 現物0.04%0.07%7.00ドル
バイナンス 現物0.1%0.1%10.00ドル(BNB払いで7.50ドル)

差が最も大きいのは現物です。1万ドルの現物の成行買いはハイパーリキッド7.00ドル、バイナンス10.00ドル。指値で待つ場合も4.00ドル対10.00ドル(BNB払いで7.50ドル)で、バイナンスの現物はメイカーとテイカーが同じ料率です。ハイパーリキッドの現物はHYPEとそのエコシステムのトークン、UnitでブリッジしたBTC・ETH・SOLが中心で(2026年10月20日時点で336ペア)、ペア数と法定通貨ペアはバイナンスが圧倒的です。自分の取引量で試算するならDEX手数料計算ツールが便利です。

先物の手数料ティアを全部並べる

レベルハイパーリキッド(テイカー/メイカー)バイナンス USDⓈ-M(テイカー/メイカー)
入口ティアTier 0(14日間500万ドル未満):0.045% / 0.015%Regular(30日間500万ドル未満):0.050% / 0.020%
最初の出来高ティアTier 1(500万ドル超):0.040% / 0.012%VIP 1(500万ドル+5 BNB):0.050% / 0.018%
中位ティアTier 2(2,500万ドル超):0.035% / 0.008%VIP 2(1,000万ドル+25 BNB):0.040% / 0.016%
Tier 3(1億ドル超):0.030% / 0.004%VIP 3(5,000万ドル+100 BNB):0.032% / 0.012%
大口ティアTier 4(5億ドル超):0.028% / 0.000%VIP 4(6億ドル+500 BNB):0.030% / 0.010%
最上位Tier 6(70億ドル超):0.024% / 0.000%VIP 9(250億ドル+5,500 BNB):0.017% / 0.000%
トークン割引HYPEステーキング:5%(10 HYPE)〜40%(50万HYPE)BNBで手数料支払い:10%オフ
紹介割引最初の2,500万ドルの出来高で4%オフ(コード HOLYGRAIL)紹介者が設定するキックバック(プロトコル一律の割引なし)
メイカーリベートメイカー出来高シェア0.5〜3%で −0.001%〜−0.003%VIP 9でメイカー0%。USDC建てperpはキャンペーンでメイカー0%

バイナンスの料率は binance.com/en/fee/futureFee の元データ(公開の手数料フィード、2026年10月15日)、ハイパーリキッドは公式手数料表。すべてファクト登録簿から表示。

実際の取引コスト

  • 1万ドルのテイカー往復(新規+決済):ハイパーリキッド9.00ドル・HOLYGRAIL適用で8.64ドル・バイナンス10.00ドル・BNB払いで9.00ドル。
  • 1万ドルのメイカー往復:ハイパーリキッド3.00ドル・バイナンス4.00ドル・BNB払いで3.60ドル。
  • 月間100万ドルのテイカー出来高:ハイパーリキッド450ドル・紹介コード+100 HYPEステーキング(Bronze、10%)で389ドル・バイナンス500ドル・BNB払いで450ドル。
  • 毎月10万ドルのテイカー出来高を1年間:ハイパーリキッド540ドル・HOLYGRAILで518ドル・バイナンス600ドル・BNB払いで540ドル。

1,000ドルの証拠金で10倍の1万ドルポジションを建てれば、どちらでも1万ドル分の手数料を払います。取引所の選択より効くレバーは2つあります。メイカーかテイカーか(指値の待ち注文はハイパーリキッドで成行の3分の1、バイナンスで5分の2)と、割引です。ハイパーリキッドではHOLYGRAILで登録すると最初の2,500万ドルの出来高が4%オフになり、HYPEステーキングで5〜40%が重なります。Goldステーカー(1万HYPE)が紹介コード付きなら、Tier 0のテイカーは0.045% × 0.80 × 0.96 = 0.0346%。バイナンスの個人向けの割引はBNB払い(先物10%、現物25%)だけです。

バイナンスの方が安いケース

正直に書くと、バイナンスが勝つのは3つの場合です。(1) VIP 2以上——30日間1,000万ドル超+25 BNBでテイカー0.040%(BNB払いで0.036%)/メイカー0.016%。同じ出来高は14日間で約470万ドルで、ハイパーリキッドではまだTier 0(500万ドル未満)なので、テイカーはバイナンスが安く(ハイパーリキッド0.045%、HOLYGRAILで0.0432%)、メイカーはほぼ同じです。VIP 3(30日間5,000万ドル超+100 BNB)では0.032%/0.012%となり、テイカーはハイパーリキッドのTier 2(0.035% / 0.008%)も下回ります(メイカーはハイパーリキッドの方が低い)。(2) USDC建てperpのキャンペーン——メイカー0%/テイカー0.04%(BNB払いで0.036%)で、キャンペーンが続く限りハイパーリキッドのTier 0より安い。(3) キャンペーン中のTradFi perp。VIP 2未満のUSDT建て暗号資産perpなら、どの行でもハイパーリキッドの方が安いか同じです(BNB払いのテイカーはハイパーリキッドの0.045%と同じで、HOLYGRAILを使えばハイパーリキッドの方が低くなります)。ステーキング列まで含めた表はハイパーリキッドの手数料ガイド、Bybit・OKX・国内取引所を含むCEX全体との比較はDEXとCEXの手数料比較にあります。

入金・出金のコスト

ハイパーリキッドは入金手数料なし、USDCのArbitrumへの出金は定額0.2 USDC(+ごく少額の HyperEVM ガス代)で、日次上限や審査はありません。バイナンスは選んだネットワークの手数料がかかり、ArbitrumのUSDCは0.6 USDC(2026年10月15日。9月より上がっており、ネットワーク状況で変わります)、出金は口座とリスクの審査を通ります。バイナンスからArbitrum経由でハイパーリキッドにUSDCを移すと、バイナンスの0.6 USDC、ハイパーリキッドの既定入金ルートでのCircleの転送手数料0.2 USDC、少額のArbitrumのガス代がかかります。

バイナンスUSDⓈ-M先物の手数料ページ。Regularユーザーはメイカー0.02%、テイカー0.05%
バイナンスが公開しているUSDⓈ-M先物の手数料表。Regularユーザーはメイカー0.02%/テイカー0.05%、BNB払いで10%引き(2026年9月20日撮影)。

出来高シェアと流動性の差

出来高はバイナンスが大きく上回ります。2026年10月15日(木曜日)13時29分(日本時間)に両者のAPIを同じ秒に読むと、暗号資産perpの24時間出来高はバイナンスUSDⓈ-Mが568銘柄で約581.5億ドル、ハイパーリキッドが178銘柄で約79.2億ドル、およそ7.3対1で、2社合計に占めるハイパーリキッドのシェアは12.0%でした。株式などの非暗号資産perp(バイナンスのTradFi perp 221銘柄、ハイパーリキッドのHIP-3)を含めると6.5対1です。ハイパーリキッドの数値はビルドごとに更新され、2026年10月20日 03:53 UTC時点で24時間出来高40.3億ドル、建玉110.5億ドルです。

指標(2026年10月15日同時刻)ハイパーリキッドバイナンス USDⓈ-M
暗号資産perpの24時間出来高79.2億ドル(178銘柄)581.5億ドル(568銘柄)
非暗号資産perpの24時間出来高47.2億ドル(HIP-3)244.6億ドル(TradFi 221銘柄)
BTC 24時間出来高37.6億ドル159.8億ドル(BTCUSDT)+47.2億ドル(BTCUSDC)
ETH 24時間出来高17.2億ドル131.9億ドル(ETHUSDT)+41.5億ドル(ETHUSDC)
BTC建玉32.8億ドル75.1億ドル(BTCUSDTのみ)
出来高上位5銘柄BTC、ETH、HYPE、SOL、ZECBTCUSDT、ETHUSDT、BTCUSDC、ETHUSDC、SOLUSDT

単純な倍率が隠している点が2つあります。第一に、ハイパーリキッドの流動性は主要銘柄に集中していて、そこでは差が縮まります。同時刻のBTC建玉は、バイナンスのBTCUSDT単体でハイパーリキッドの2.3倍と、出来高の7.3対1より差が小さく(BTCUSDCを含めると開きます)、BTCやETHなら6桁ドルの成行注文でもどちらも仲値から数bps以内で約定します。第二に、バイナンスの優位が最も大きいのはロングテールで、数百のアルトperpについてハイパーリキッドには市場がないか薄い板しかありません。全銘柄の出来高・建玉・Funding・レバレッジはハイパーリキッドの出来高・建玉データで毎ビルド更新しています。

レバレッジ・Funding・清算の仕組み

レバレッジ階層

バイナンスの看板はBTCUSDTとETHUSDTの150倍ですが、対象は想定元本30万ドル未満だけです。80万ドル未満で100倍、300万ドル未満で75倍、1,200万ドル未満で50倍、7,000万ドル未満で25倍と下がります(2026年10月15日確認)。ハイパーリキッドはよりフラットで、BTCは想定元本1.5億ドルまで40倍(超過分は20倍)、ETHは1億ドルまで25倍(超過分は15倍)、SOL 20倍、HYPE 10倍、多くのアルトは3〜10倍。500万ドルのBTCならバイナンス50倍、ハイパーリキッド40倍とほぼ同じで、5万ドルなら150倍対40倍です。その差が効くのは1%に満たない値動きでの清算を受け入れる人だけです。DEXで高レバレッジが必要ならアスターやエッジエックスが100倍超、ライターがBTC 50倍です。銘柄別はレバレッジ上限の比較へ。

Funding:毎時 vs 8時間ごと

どちらも金利ベースライン(8時間あたり0.01%、ロングがショートに支払う)にプレミアム項を加える同じ設計です。違いは頻度で、ハイパーリキッドは8時間レートの8分の1を毎時間支払うため、3時間だけ持ったポジションは8分の3を払います。精算時刻をまたぐかどうかで「ゼロか全額か」が決まることはありません。バイナンスはBTC・ETH・SOLを8時間ごと、小型銘柄の多くを4時間ごとに精算します。2026年10月15日(木曜日)13時29分(日本時間)の測定ではBTCのFundingがバイナンス8時間あたり0.000006%(実質ゼロ)、ハイパーリキッドは0.010%でした。直近30日(2026年10月14日まで)の合計でも、BTCロングが払ったFundingはハイパーリキッド0.7301%、バイナンス0.3199%でした。ハイパーリキッドのFundingは金利ベースラインを下回りにくいため、長く持つロングではFundingの差が手数料の差を上回ることがあります(ショートは受け取る側)。どちらもトレーダー間の支払いで取引所の取り分はなく、ハイパーリキッドは1時間あたり4%が上限、バイナンスは銘柄ごとに上限を設定しています。詳しくはハイパーリキッドのFunding解説へ。

証拠金・清算・注文タイプ

どちらもポジションごとにクロスと分離(isolated)を選べます。ハイパーリキッドの維持証拠金は、選んだレバレッジにかかわらず銘柄の最大レバレッジでの初期証拠金の半分——BTC(40倍)で1.25%、ETH(25倍)で2%、最大20倍の銘柄で2.5%——です。清算はオンチェーンで行われ、背後にプロトコルのHLP清算ボールト、最後の手段として自動デレバレッジ(ADL)があります。バイナンスはポジションサイズに応じて上がる維持証拠金率(BTCUSDTの30万ドル未満は0.4%)、保険基金、ADLを使います。注文タイプは実用上ほぼ同等で、ハイパーリキッドは成行・指値・逆指値・TP/SL・TWAP・スケール注文、バイナンスはこれにネイティブのトレーリングストップとグリッド/DCAボットが加わります。使い分けは注文タイプガイドで。

暗号資産perp以外

両者とも暗号資産以外のperpを扱っています。ハイパーリキッドのHIP-3はビルダーが株式・コモディティ・指数のperpを展開できる仕組み(growth modeで手数料90%減)、バイナンスは自前のTradFi perp(2026年10月15日時点で221銘柄)です。ハイパーリキッドにはほかに現物、ボールト、HYPEステーキングがあり、バイナンスは法定通貨ペアの現物、オプション、マージン、Earn、Launchpool、コピートレードまで揃いますが、どれもセルフカストディではありません。

安全性の違い:ハッキング・破綻リスクと過去の事故

どちらもリスクはゼロではなく、壊れ方が違います。ハイパーリキッドのリスクは技術とガバナンス——コード、USDCの入金経路(CircleがCCTPで発行するネイティブUSDCと、少額が残るバリデーター管理の旧Arbitrumブリッジ)、市場に介入できるバリデーター群です。バイナンスのリスクはカストディ(預け先)——同社が健全で、誠実で、出金を認めてくれることに依存します。どちらの失敗に身をさらす方がよいか、という選択です。

リスクハイパーリキッドバイナンス
資金を持っているのはHyperCore上の自分のアドレス。USDCはCircleがCCTPで発行するネイティブ版で、バリデーター管理の旧Arbitrumブリッジにも少額が残るバイナンスのウォレット。準備金証明(マークルツリーで自己確認)
口座凍結凍結される口座自体がない(フロントエンドの地域制限はあり得る)コンプライアンスや規制当局の要請で起こり得る
損失の備えHLP清算ボールト、支援基金、最後にADL保険基金、SAFU(2018年7月に手数料の10%で創設、2022年1月に10億ドル)、最後にADL
過去の事故JELLYの上場廃止投票(2025年3月)、2025年10月10日のADLホットウォレットから7,000 BTC流出(2019年5月、SAFUで全額補填)、2025年10月10日の担保デペッグ(約2億8,300万ドルを補償)
集中度バリデーター35のうち27が稼働、Hyper Foundation系が約48%のステーク(2026年9月20日)1社とその判断
透明性約定・清算・ボールト残高がすべてオンチェーンで公開社内台帳。準備金の定期的な開示

2025年10月10日:同じ暴落で両者に何が起きたか

暗号資産史上最大の清算日(CoinGlassとCoinDeskによれば約24時間で市場全体190億ドル超)は両者を試しました。ハイパーリキッドでは、この事象を分析した学術論文(arXiv 2602.15182)が21時16分〜27分UTCに約21億ドルの清算と約16回の自動デレバレッジを数えています。バックストップが吸収しきれない分は、利益の出ている反対側のポジションが直前のマーク価格で決済されました。ADLは公表済みのルールで、すべてオンチェーンで確認できますが、勝っていたトレーダーが早期に決済されたのは事実です。バイナンスでは、同社の声明によればマッチングエンジンは稼働を続けたものの、21時18分UTC以降に一部モジュールで不具合が起き、21時36分以降に担保として使われていたUSDE・BNSOL・WBETHが同社の価格指数でデペッグし、それを担保にしていたユーザーが清算されました。バイナンスは先物・マージン・ローンの対象ユーザーに2回に分けて約2億8,300万ドルを補償し、指数のルールを変更しています。

JELLY事件(2025年3月)とバイナンスの2019年のハッキング

2025年3月、あるトレーダーが流動性の薄いJELLYの無期限先物を使い、大きなショートをハイパーリキッドのHLPボールトに引き取らせました。ハイパーリキッドは「不審な市場活動の証拠」があったとして、バリデーターの投票でJELLYを上場廃止にし、フラグの付いたアドレスを除くユーザーにはHyper Foundationが補填しました。ユーザーは守られましたが、少数のバリデーターが市場に介入できることも示し、「完全な分散型ではない」という批判の根拠になっています。バイナンスの最大のセキュリティ事故は2019年5月で、攻撃者がホットウォレットから7,000 BTC(同社のBTC保有の約2%)を引き出しました。バイナンスはSAFUで全額を補填しています。

自分でできる対策。 ハイパーリキッドでは、ハードウェアウォレットか強固なメールログインを使い、app.hyperliquid.xyzをブックマークし(そっくりなドメインが存在します)、APIエージェントには取引権限だけを与えます。バイナンスでは2段階認証と出金先ホワイトリストを設定し、取引に使う分だけを置きます。どちらでもレバレッジポジションは分離マージンと損切りで。詳しくはDEXセキュリティチェックリストとハイパーリキッドの保険基金の解説へ。

バイナンスのBTCUSDT無期限先物の取引画面
バイナンスのBTCUSDT無期限先物画面(2026年9月20日撮影)。機能はハイパーリキッドと似ていますが、取引の相手はオンチェーンの板ではなくバイナンスの社内台帳です。

KYC・規制・利用できる国

本人確認(KYC)。 バイナンスは全新規ユーザーに入金・取引の前の本人確認を求めます。ハイパーリキッドはウォレットかメールアドレス以外何も求めません。取引所があなた名義の口座を作らず、自分の鍵で注文に署名する仕組みだからです。そのため本人確認不要の取引所の記事に必ず登場します。ただし「KYCなし」は匿名ではありません。取引はすべてオンチェーンで公開され、USDCを買う国内取引所はあなたの身元を知っていて、税金もかかります。

ライセンスと利用制限。 ハイパーリキッドの利用規約(2026年6月15日更新)は、運営会社がどの国でもライセンス・登録を受けていないことを明記し、米国とカナダ・オンタリオ州の居住者、制裁対象地域とその国籍保有者を「Restricted Persons」としています。X(旧Twitter)のプロフィールには英国向けではないとの記載もあります。日本は制限対象に入っていません(条文と対象者の詳細はハイパーリキッドの利用制限国)。バイナンスはドバイの規制当局VARAのライセンスを持つBinance FZEや、金融庁に登録したBinance Japanなど、いくつかの国でライセンスや登録を持つ一方、Binance.comで使える商品は国によって異なります。HYPEの現物上場では米国・カナダ・オランダ・制裁対象地域のユーザーが対象外とされ、HYPEのEarn・Convert・マージン・VIPローンへの追加はEEAのユーザーには提供されていません。VPNなどで地域制限を回避することは勧めません。

CEXの方がまだ優れている点。 法定通貨の入出金、全機能のネイティブアプリ(ハイパーリキッドはWeb中心で、Androidアプリとサードパーティのアプリがある)、人間が対応するサポート、苦情を申し立てられる法人。これらが資産の自己管理や手数料より大事なら、CEXの方が合っています。

日本から使うなら:Binance Japanとの違い・入金ルート・税金

日本の読者にとって、この比較の前提は少し変わります。日本居住者はバイナンスのグローバル版(Binance.com)で先物を取引できません。バイナンスは2023年12月にグローバル版での日本居住者向けサービスを終了し、ユーザーを金融庁登録業者のBinance Japanに移行しました。以下は一次情報で確認できた事実だけをまとめたもので、法律・税務の助言ではありません。

項目確認できた事実出典
Binance Japanの登録暗号資産交換業者として登録(関東財務局長 第00031号、令和4年10月14日)金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」令和8年9月1日現在
Binance Japanの先物金融商品取引業者登録一覧にBinanceの記載なし。暗号資産デリバティブ(先物・perp)を扱う登録がない金融庁「金融商品取引業者登録一覧」(2026年9月25日確認)
バイナンス(グローバル)への警告「Binance」(平成30年3月)と「Binance Holdings Limited」(令和3年6月)が無登録業者として掲載金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」
ハイパーリキッドの扱い日本の登録業者ではないが、同じ警告リストに記載はない。利用規約の制限国にも日本は入っていない同上、Hyperliquid利用規約 §1.6
国内のレバレッジ上限国内登録業者の暗号資産CFDは個人で最大2倍(例:bitFlyer Crypto CFD)bitFlyer 手数料ページ
日本語表示ハイパーリキッドのアプリに日本語はない(英・仏・簡体中国語・韓国語・西の5言語)app.hyperliquid.xyz(2026年9月確認)

ハイパーリキッドを日本から使うのは違法?

個人が海外のサービスを使うこと自体は違法ではありません。資金決済法は暗号資産交換業を営む事業者に登録を義務づけ(第63条の2)、無登録営業の罰則(第107条)も事業者に科すもので、利用者個人を罰する規定はありません。ただし、国内登録業者のような利用者保護(分別管理など)は適用されず、トラブルが起きても国内の当局を頼れません。ハイパーリキッドはセルフカストディなので取引所に資産を預けるリスクはありませんが、秘密鍵の管理とスマートコントラクトのリスクは自分で負います。

日本円からハイパーリキッドに入金するルート

  1. 国内の暗号資産交換業者で暗号資産を買う。 本人確認済みの口座でETH(取扱いがあればUSDC)を購入します。
  2. 自分のウォレットに送る。 国内取引所は送金先の申告を求めるのが一般的なので、MetaMaskやRabbyなど自分のウォレットにいったん送ります。
  3. ArbitrumのUSDCにする。 ETHをArbitrumにブリッジしてUSDCに交換するのが一般的です。
  4. app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAILから入金。 最低入金額は5 USDCで、それ未満は失われます。

チェーンごとの手順と手数料はハイパーリキッドの入金方法、画面つきの使い方はハイパーリキッドの使い方で解説しています。

税金:雑所得・総合課税

国税庁のFAQによれば、暗号資産の取引による利益は原則として雑所得で、無期限先物のような証拠金取引も株式やFXの申告分離課税ではなく総合課税です。所得税5〜45%と住民税10%で最高55%(復興特別所得税は別途)、損失は給与など他の所得と通算できません。取引所がKYCをしていなくても取引はオンチェーンに残るので、取引履歴を保存し、年間の損益を自分で計算しておきましょう。手順はDEX取引の税金・確定申告ガイドへ。具体的な判断は税理士に確認してください。

ボールトとバイナンスEarn・コピートレード

ハイパーリキッドには2種類のボールトがあります。HLPはプロトコル自身のマーケットメイク・清算ボールトで、誰でもUSDCを預けられ、手数料や成功報酬はなく、最後の入金から4日後に引き出せます。2026年10月20日時点の預かり資産は約1億7,910万ドル、直近の年率は3.5%で、利回りは保証されず損失もあり得ます。ユーザーボールトは個人トレーダーが運用し、運用者が利益の10%を受け取り、ロックアップは1日です。どちらもオンチェーンなので預ける前に全履歴を確認でき、セルフカストディ版のコピートレードと言えます。詳しくはボールト解説とハイパーリキッドのコピートレードへ。

バイナンスにはSimple Earn(多くの銘柄のフレキシブル・ロック型、HYPEも追加)、Launchpool、先物・現物のコピートレード(リードトレーダーへの利益分配つき)があります。種類は多く、Earnの利率には期間限定のキャンペーンも多いですが、すべてカストディ型で、利回りも資産もバイナンス次第です。なお日本居住者が使えるのはBinance Japanの商品に限られます。

どちらを使うべきか:判断表

あなたは…選ぶべき理由
日本に住んでいて無期限先物を取引したいハイパーリキッドBinance.comは利用不可、Binance Japanに先物なし。本人確認不要でBTC 40倍まで。
BTC・ETH・SOL・HYPEを取引する個人〜中規模トレーダーハイパーリキッドバイナンスVIP 2未満のすべてのティアで安いか同じで、主要銘柄の板は厚く、資金は自分で管理。
手数料に敏感な指値トレーダー、マーケットメイカーハイパーリキッド入口でメイカー0.015%、Tier 4から0%、最大−0.003%のリベート。
HYPEやハイパーリキッド系トークンの現物を取引ハイパーリキッドテイカー0.07%対0.1%、ステーキング割引も効く。
100倍超のレバレッジが必要(海外居住者)バイナンス(またはアスター/エッジエックス)30万ドル未満のBTC/ETHで150倍。
マイナーなアルトや9桁ドルのサイズを取引(海外居住者)バイナンス568の暗号資産perpと最も厚い板。
相手方に関する規則がある規制下のファンドバイナンスか他のライセンス業者ライセンスのない取引所はほとんどのコンプライアンス基準を通りません。

ハイパーリキッドの使い方:バイナンスや国内取引所から移る手順

  1. 先にapp.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAILを開き、自分が管理するEVMウォレット(Rabby、MetaMaskなど)を接続(またはメールでログイン)して「Enable Trading」を押し、ガス不要の署名をします。紹介コードは初回取引の前に紐づくので、最初の約定から割引が効きます。累計取引高が1万ドルを超えるとコードを入力できず、一度設定したコードは変更できません。また、Phantomなどのアプリは、紹介コード未設定のアカウントに自社のハイパーリキッド紹介コードを付けることが多いため、アプリを使い始める前にハイパーリキッドでコードを入力してください。
  2. USDCを用意する。 海外居住者はバイナンスでUSDCを買う(USDTからも換えられます)。日本居住者は上の国内取引所 → 自分のウォレットのルートで。
  3. ArbitrumでUSDCを出金(バイナンスは0.6 USDC)し、手順1で接続したウォレットへ。出金ネットワークにHyperliquidを直接載せている取引所もあります。
  4. 入金。 ArbitrumのUSDCは1分ほどで着金します。最低入金額は5 USDCで、ガス代を考えると10ドル前後からが現実的です。
  5. 取引。 銘柄を選び、レバレッジと証拠金モードを設定し、損切りを付けて発注します。戻すときは「Withdraw」からArbitrumへ定額0.2 USDC(+少額のガス代)で出金できます。

詳しい手順:バイナンスの代わりの選び方と移行手順 · ハイパーリキッドの使い方 · ブリッジガイド。

結論とほかの選択肢

ハイパーリキッドを選ぶのは、主要銘柄を取引し、手数料を気にし、証拠金を自分で持ちたい人です。バイナンスのVIP 2(30日間1,000万ドル超+25 BNB)未満なら先物も現物もバイナンスより安いか同じで(VIP 2以上ではテイカーはバイナンスが安い)、BTCとETHの板は厚く、精算は透明です。日本居住者にとっては、無期限先物を使える現実的な選択肢でもあります。4%割引を初日から付けるために、HOLYGRAIL経由で登録してください。

バイナンスを選ぶのは、海外に住んでいて40倍超のレバレッジ、アルトperpのロングテール、法定通貨のレール、有人サポート、ライセンスを持つ相手方が必要な人です。

ほかのDEX。 手数料ゼロならライター(Lighter)(コード 718610TD)のStandard口座、KYCなしでバイナンス並みのレバレッジならアスター(Aster)(想定元本30万ドルまでBTC 150倍)やエッジエックス(edgeX)(BTC 100倍)。比較記事:ハイパーリキッド vs ライター、ハイパーリキッド vs アスター、ハイパーリキッド vs Bybit、全体はDEX比較へ。

ハイパーリキッドで取引を始める

コード HOLYGRAIL で最初の2,500万ドルの出来高まで手数料4%オフ

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よくある質問

ハイパーリキッドとバイナンスはどちらがおすすめ?

セルフカストディ、本人確認(KYC)不要、手数料の安さを重視するならハイパーリキッドです。無期限先物の基本手数料はテイカー0.045%/メイカー0.015%で、バイナンスのRegularユーザー(0.05%/0.02%)より安く、証拠金は自分のアドレスから出ません。100倍超のレバレッジ、数百のアルト銘柄、法定通貨の入金、人によるサポートが必要ならバイナンスが上です。ただし日本居住者はバイナンスのグローバル版(Binance.com)を使えず、Binance Japanには先物がありません。

ハイパーリキッドとバイナンスの違いは?

ハイパーリキッドは独自ブロックチェーン上の分散型取引所(DEX)で、ウォレットかメールでログインし、USDCは自分のアドレスに残ったまま取引します。注文・約定・清算はすべてオンチェーンで公開されます。バイナンスは中央集権型取引所(CEX)で、本人確認済みの口座を開き、資産をバイナンスに預けて社内の台帳で取引します。ハイパーリキッドは無期限先物が中心で暗号資産の入出金のみ、バイナンスは法定通貨・現物・オプション・Earn・コピートレードまで揃う総合プラットフォームです。

ハイパーリキッドはバイナンスより手数料が安い?

入口ティアでは安いです。無期限先物で1万ドルのテイカー往復はハイパーリキッド9.00ドル、バイナンスUSDⓈ-M 10.00ドル(BNB払いで9.00ドル)。紹介コードHOLYGRAILでテイカーは0.0432%まで下がります。現物もハイパーリキッドが0.07%/0.04%、バイナンスが0.1%(BNB払いで0.075%)です。バイナンスが逆転するのは、テイカーならVIP 2(30日間1,000万ドル超+25 BNB)から(テイカー0.040%、BNB払いで0.036%)で、VIP 3(30日間5,000万ドル超+100 BNB)以上ではさらに差が開きます。ほかはキャンペーン中のUSDC建てperp(メイカー0%/テイカー0.04%)です。

ハイパーリキッドはバイナンスより安全?

リスクの種類が違います。ハイパーリキッドは取引所の破綻や口座凍結で資金を失うことはありませんが、スマートコントラクトやブリッジのリスク、Hyper Foundationのバリデーターがステークの約48%を持つ集中度(2026年9月20日時点)、2025年3月のJELLY上場廃止投票のような介入の前例があります。バイナンスは資産を預かる代わりに準備金証明(Proof of Reserves)を公開し、SAFU基金(2022年1月時点で10億ドル)を持ち、2019年のハッキング(7,000 BTC)や2025年10月のデペッグ(約2億8,300万ドル)でユーザーに補填しています。ただし口座凍結の可能性があり、同社の健全性に依存します。

日本からハイパーリキッドやバイナンスは使える?

ハイパーリキッドの利用規約(2026年6月15日更新)§1.6が利用を制限しているのは米国・カナダのオンタリオ州の居住者と制裁対象地域で、日本は含まれていません。個人が海外サービスを使うこと自体を罰する規定もありません(登録義務と罰則は事業者側)。一方バイナンスは2023年12月から日本居住者をBinance Japanに移行しており、Binance Japanは暗号資産交換業者として登録されていますが、金融商品取引業者登録一覧に名前がなく先物は提供していません。法律・税務の助言ではありません。

Binance Japanで先物やレバレッジ取引はできる?

できません。Binance Japan株式会社は暗号資産交換業者(関東財務局長 第00031号)として現物などを扱いますが、暗号資産デリバティブに必要な金融商品取引業者の登録一覧には記載がありません(2026年9月25日確認)。国内で暗号資産のレバレッジ取引をするなら登録業者のCFD(個人は最大2倍)、それ以上のレバレッジやperpを使う日本の個人はハイパーリキッドのようなDEXを選ぶことが多いです。

ハイパーリキッドとバイナンスの出来高の差は?

2026年10月15日(木曜日)13時29分(日本時間)に両者のAPIを同時に読んだところ、暗号資産perpの24時間出来高はバイナンスUSDⓈ-Mが568銘柄で約581.5億ドル、ハイパーリキッドが178銘柄で約79.2億ドルで、およそ7.3対1(2社合計に占めるハイパーリキッドのシェアは12.0%)でした。株式などの非暗号資産perp(バイナンスのTradFi perp、ハイパーリキッドのHIP-3)を含めると6.5対1まで縮まり、BTCの建玉はバイナンスのBTCUSDT単体でハイパーリキッドの2.3倍です(BTCUSDCを含めるとさらに開きます)。ハイパーリキッドは無期限先物DEXとしては圧倒的な首位です。

最大レバレッジはどれくらい違う?

バイナンスはBTCUSDTとETHUSDTで、ポジション30万ドル未満なら最大150倍、300万ドル超で50倍、1,200万ドル超で25倍に下がります。ハイパーリキッドはBTC 40倍(想定元本1.5億ドルまで)、ETH 25倍(1億ドルまで)。BTCの40倍でも維持証拠金率は1.25%で、1%強の逆行で清算されます。150倍なら1%を大きく下回る値動きで清算です。

HYPEはバイナンスに上場した?

しました。バイナンスは2026年9月24日11時(UTC)にHYPE/USDT・HYPE/USDC・HYPE/TRYの現物取引を開始し(出金は2026年9月25日から)、シードタグ(90日ごとのリスククイズが必要)を付けています。同日にSimple Earn、Convert、マージン、VIPローンにも追加されました。HYPEUSDTの無期限先物は2025年5月30日から上場しています(最大75倍)。ただしハイパーリキッドとバイナンスは別の取引所で、日本居住者はBinance.comを使えないため、日本からHYPEを取引するならハイパーリキッドのHYPE/USDC現物かHYPE perpが現実的です。

ハイパーリキッドの利益に税金はかかる?

日本の居住者なら、暗号資産の無期限先物を含む取引の利益は原則として雑所得で、給与などと合算する総合課税です。所得税5〜45%と住民税10%で最高55%(復興特別所得税は別途)、損失は他の所得と通算できません(国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」)。KYCがなくても取引はオンチェーンに記録されるので、取引履歴をCSVで保存しておきましょう。税務の最終判断は税理士に確認してください。

ハイパーリキッド以外の選択肢は?

無期限先物DEXなら、ライター(Lighter:Standard口座は手数料無料、BTC最大50倍)、アスター(Aster:想定元本30万ドルまでBTC最大150倍、メイカー0%)、エッジエックス(edgeX:BTC最大100倍)があります。バイナンス並みの高レバレッジをKYCなしで使いたいならアスターかエッジエックスが近い選択肢です。

開示:HOLYGRAILは当サイトのハイパーリキッドの紹介コード(ライターは718610TD。アスターとエッジエックスのコードも保有)で、紹介した口座の手数料の一部を受け取ります。あなたの負担は増えません。ハイパーリキッドの数値は公式手数料表・利用規約・公開API(本ページのビルド時に取得)、バイナンスの数値は binance.com の手数料ページ(2026年10月15日)、fapi.binance.com と api.binance.com(2026年10月15日)、同社のお知らせ、日本の制度は金融庁・e-Gov・国税庁の公開資料によります。無期限先物はハイリスクな商品です。投資・法律・税務の助言ではありません。