仮想通貨の利回り比較:国内のレンディング・ステーキングとハイパーリキッド・ライター・アスターの DEX 商品

結論。2026年9月30日時点の仮想通貨の利回りは、国内の貸暗号資産が年率0.05%〜10%(銘柄・期間による)(GMOコイン)・最大年率5%(Coincheck)、国内ステーキングが ETH で実績年2.3%(SBI VCトレード、受取はその75%)、DEX ではハイパーリキッドの USDC レンディングが年3.15%、公式 Vault の HLP が3.5%(2026年10月20日)、HYPE ステーキングが2.12%〜2.23%、LIT ステーキングが固定6%です。銀行の普通預金(年0.4%)よりは高いものの、元本保証はなく、ステーブルコインで安定して狙えるのは年2〜4%程度。それを超える利回りは、トレードの損益やトークン価格の変動を引き受けた対価です。受け取った報酬は原則として雑所得になります。

DEX の利回り商品がいちばん揃っているのはハイパーリキッド

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1. 仮想通貨の利回り比較表(銀行預金・国内・DEX)

まずは全体像です。円の預金、国内の登録業者のサービス、DEX の商品を同じ物差しで並べました。年率はいずれも各社の公式表示で、固定の約束ではありません。

サービス年率期間・ロック途中解約・出金分別管理主なリスク
銀行の普通預金(三井住友銀行)0.4%(1年定期は0.5%)なしいつでも預金(預金保険の対象)インフレ
国内の貸暗号資産(GMOコイン ベーシック)年率0.05%〜10%(銘柄・期間による)(例:BTC 1か月1.3%、ETH 3か月3%)1か月〜可能。ただし貸借料なし+手数料(貸借料の10%)対象外価格変動・業者の破綻
国内の貸暗号資産(Coincheck)最大年率5%期間を指定期間中は売却・送付不可対象外(無担保)価格変動・業者の破綻
国内の USDC レンディング(SBI VCトレード)年率5%程度(予定・市場環境で変動)14〜84日程度できない対象外業者の破綻・募集上限(1回5,000 USDC)
国内ステーキング(SBI VCトレード、ETH)実績2.3%(受取はその75%=約1.7%)なし(保有するだけ)いつでも売却・出金可対象価格変動
DEX:ハイパーリキッド USDC レンディング3.15%ロックの定めなしいつでも引き出し可なし(自己管理)借り手の担保不足・コントラクト
DEX:ハイパーリキッド HLP3.5%(直近実績、2026年10月20日)最後の入金から4日4日後から可なし(自己管理)運用損失(元本割れあり)
DEX:HYPE ステーキング2.12%〜2.23%(2026年10月19日)委任ロック1日解除待ち7日なし(自己管理)HYPE の価格
DEX:LIT ステーキング(ライター)固定6%なし解除に3日なし(自己管理)LIT の価格
DEX:ライター LLP表示14.64%/直近12か月の実績8.07%LIT のステークが必要短いクールダウンなし(自己管理)清算・ADL の損失

確認日:2026年9月30日(HYPE は2026年10月19日、SBI VCトレードの USDC レンディングは2026年9月29日、ETH ステーキング実績は同社が公表する直近1か月の値)。出典:三井住友銀行「預金金利」、GMOコイン「貸暗号資産」「ステーキング」、Coincheck「貸暗号資産サービス」、SBI VCトレード「ステーキング」「USDC」、Hyperliquid API、Lighter API・公式ドキュメント。銀行の利息には20.315%の税金が源泉徴収されます。

ポイントは3つです。①国内のステーキングは分別管理の対象でいつでも売れる一方、貸暗号資産(レンディング)は分別管理の対象外で、業者が破綻すると返ってこない可能性があります。②GMOコインの貸暗号資産は年率0.05%〜10%(銘柄・期間による)ですが、上限の利率がつくのは一部の銘柄・期間だけで、例えば BTC は1か月1.3%、ETH は3か月3%です。③DEX にはステーブルコインをそのまま運用できる商品がありますが、国内のような利用者保護はありません。

2. レンディング・ステーキング・流動性提供・Vault の違い

「利回り」と一口に言っても、誰が何のためにお金を払っているかで性質がまったく違います。どこにリスクがあるかは、この「原資」で決まります。

方式利回りの原資代表例(2026年9月30日)主なリスクリスクの大きさ
レンディング(貸し出し)借り手が払う金利ハイパーリキッド USDC 3.15%、国内の貸暗号資産借り手・業者の返済不能低〜中
ステーキングブロックチェーンが新たに発行する報酬HYPE 2.12%〜2.23%、LIT 6%、国内 ETHトークン価格中(価格次第)
デルタニュートラル型ヘッジしたショートが受け取る資金調達率アスター asUSDF 2.4%保管業者・戦略低〜中
流動性 Vault(HLP・LLP)マーケットメイクと清算の損益HLP 3.5%、LLP 14.64%運用損失中
流動性提供(AMM の LP)スワップ手数料の分配ユニスワップなど(プールごとに変動)インパーマネントロス中〜高
コピー Vault・Public Pools運用者のトレード利益(成功報酬を差し引き)ハイパーリキッド大口 Vault −13.8%〜+1,099.8%運用者のトレード高

国内のサービスで選べるのは主にレンディングとステーキングで、Vault と流動性提供は DEX ならではの選択肢です。「レンディングとステーキングの違い」を一言でいえば、レンディングは相手に貸して金利をもらう(貸している間は手元にない)、ステーキングはブロックチェーンの運営に参加して報酬をもらう(国内業者なら保有したまま)です。

3. DEX の利回り商品一覧

主要なオーダーブック型パープ DEX 3社で、公式の情報源から確認できた「預けて増やす」商品をすべて並べました。Vault やプールの利回りは過去実績の年率換算、レンディングとステーキングは現在の料率です。

商品預けるもの利回り規模出金まで主なリスク
Hyperliquid USDC レンディングUSDC供給 APY 3.15%(2026年9月30日)5億2,000万ドルロックの定めなし借り手の担保不足(金利の10%を積立)
Hyperliquid HLPUSDCAPR 3.5%(実績、2026年10月20日)1億7,900万ドル最後の入金から4日マーケットメイク・清算の損失
Hyperliquid ユーザー VaultUSDC上位10個で−13.8%〜+1,099.8%(2026年9月30日)3,093個・1億200万ドル1日、利益の10%を運用者へ運用者のトレード
HYPE ステーキングHYPE手数料控除後2.12%〜2.23%(2026年10月19日)4.421億 HYPE委任ロック1日+解除待ち7日HYPE の価格
LIT ステーキングLIT固定 APR 6%1.128億 LIT(2026年9月27日)解除に3日LIT の価格
Lighter LLPUSDC(LIT 1枚につき10まで)表示14.64%、12か月実績8.07%(2026年9月30日)7,850万ドルアプリ上の短いクールダウン清算・ADL の損失
Lighter Public PoolsUSDC10万ドル超のプールで−271%〜+384%(2026年9月30日)334個・445万ドルロックなし、運用者手数料10〜30%運用者のトレード
Aster asUSDFUSDT → USDFAPY 2.4%(2026年9月30日)602万ドル償還1〜2日(大口は最大7日)、手数料0.1%保管業者・運用戦略
Aster asBNBBNBAPY 1.55%(2026年9月30日)7,800万ドル出金は slisBNB で受け取りBNB 価格・リキッドステーキング
ASTER ステーキングASTER週次プール(単一の APR は非公表)—最長208週のロック、途中解除にペナルティASTER 価格・ペナルティ

出典:Hyperliquid API(allBorrowLendReserveStates・vaultDetails・validatorSummaries)と Vault 一覧、Lighter API(account・publicPoolsMetadata)と公式ドキュメント(LIT Utility)、Aster の Earn ページと公式ドキュメント。HLP の数値はサイトのビルド時に取得。

4. ハイパーリキッド(Hyperliquid):USDC レンディング・HLP・Vault・HYPE ステーキング

ハイパーリキッドは選択肢がいちばん多く、すべて独自チェーンの HyperCore 上で動くため、一度資金を入れてしまえば Vault への入金も貸し出しもステーキングもガス代がかかりません。

ハイパーリキッドの Earn ページ。貸し出しと借り入れの利率
ハイパーリキッドの「Earn」ページ(2026年9月25日):USDC・USDT の供給利回りと借入金利。BTC と HYPE はここでは利回り0%で、担保として預けるだけ。

USDC レンディング(貸し出し)

公式ドキュメントには「ユーザーは対象となる決済通貨を供給して利回りを得られる」とあり、借り手は HYPE(掛け目65%)や BTC(50%)を担保に USDC を借ります。2026年9月30日の USDC プールは供給5億2,000万ドル、利用率69.9%、供給利回り年3.15%でした。借入金利は利用率80%までは年5%で、それを超えると急上昇します。プロトコルは清算に備えて利息の10%を積み立てるため、供給利回りはおおよそ「借入金利×利用率×0.9」になり、時間単位で変わります。ドキュメント上、供給した USDC にロック期間の定めはありません(1アドレスの供給上限は2.5億 USDC)。担保として預けた HYPE や BTC には利息がつきません。

HLP(Hyperliquidity Provider)

HLP はプロトコル公式の Vault で、マーケットメイク、維持証拠金の3分の2を割り込んだポジションの清算引き受け、レンディングへの USDC 供給を行います。手数料も成功報酬もありません。2026年10月20日の残高は1億7,900万ドル、表示 APR は3.5%。2026年9月30日時点で直近1か月の損益は+60万2,000ドル、2023年5月の開始以来の累計は+1億3,800万ドルです。ロックは最後の入金から4日で、追加入金のたびにリセットされます。原資は実際のトレード損益なので、過去の損失も必ず確認してください。詳しくはハイパーリキッドの Vault と HLPで解説しています。

ハイパーリキッドの Vaults ページ。HLP と大口のユーザー Vault が APR・TVL・運用期間とともに並ぶ(2026年9月)
app.hyperliquid.xyz/vaults(2026年9月):上に HLP、下にユーザー Vault。いちばん目立つ APR 欄こそ、いちばん信用してはいけない数字です。

ユーザー Vault

誰でも自分の Vault を作れます(ドキュメントでは HyperCore 上の Vault を「レガシー」と呼び、新規には HyperEVM のトークン化 Vault を推奨)。出資者は運用者の損益を按分で受け取り、運用者は常に5%以上を自己資金で持ち、利益の10%を受け取ります。入金のロックは1日。2026年9月30日時点で稼働中のユーザー Vault は3,093個、合計1億200万ドル、残高上位10個の表示 APR は−13.8%〜+1,099.8%でした。APR ではなく、Vault ページの最大ドローダウンと取引履歴で判断しましょう。選び方はDEX のコピートレード解説にまとめています。

HYPE ステーキング

HYPE をバリデーターに委任すると、将来の排出用リザーブから報酬が出ます。報酬率はステーク総量の平方根に反比例して下がる設計で、ドキュメントでは4億 HYPE のとき年約2.37%。2026年10月19日時点で4.421億 HYPE が27のアクティブなバリデーターにステークされており、手数料控除後の予想 APR は2.12%〜2.23%でした。報酬は毎分発生して毎日支払われ、自動で複利になります。委任は1日ロックされ、ステーキング残高から現物残高に戻すには7日の待機が必要です。自動スラッシングはありませんが、監獄入り(jail)したバリデーターは報酬を生まないので稼働率の高いところを選びます。ステーキング量に応じて取引手数料が5%(10 HYPE 超)〜40%(500,000 HYPE 超)割引になるのも実利です。Kinetiq の kHYPE などのリキッドステーキングは HYPE をほかでも使える代わりに報酬の一部を手数料として取ります。手順はハイパーリキッドのステーキング(HYPE の預け方)で。

ハイパーリキッドのステーキングページ。バリデーターごとのステーク量・稼働率・推定 APR・手数料(2026年9月)
app.hyperliquid.xyz/staking(2026年9月):ステーク総量、自分の残高、バリデーター一覧(稼働率・推定 APR・手数料)。

5. ライター(Lighter):LIT ステーキング・LLP・Public Pools

ライターの利回り商品は LIT トークンが軸です。アプリには日本語表示の設定があります。

  • LIT ステーキング。公式ドキュメント(LIT Utility)には「ステーカーは現在、固定6%の APR を得る」とあり、報酬の LIT はプロトコルが市場で購入します。これとは別に、取引手数料収入で LIT を買い戻しています。ステーキング解除には3日のロック。2026年9月27日時点のステーク量は1.128億 LITでした。1,000 LIT 以上のステークで Premium 口座の手数料割引もつきます。
  • LLP(Lighter Liquidity Provider)。清算されたポジションを引き受け、自動デレバレッジ(ADL)を裏で支えるプロトコルのプールです。入金できるのはLIT ステーカーだけで、1 LIT につき10 USDC まで。2026年9月30日の API では残高7,850万ドル、年率換算14.64%(アプリの表記は APR)、運用者手数料0%。持ち分価格は30日で+0.92%、90日で+3.85%、12か月で+8.07%でした。入金画面には「Lighter は損失を補償しません」と明記されています。
  • Public Pools。個人が運用するプールで、出資者は持ち分を受け取り、運用者は利益から手数料を取り、一定の自己持ち分を維持します。ロックはありません。2026年9月30日時点で334個・合計445万ドル。上位10個の手数料は10〜30%、10万ドルを超えるプールの表示 APR は−271%〜+384%です。
ライターの Public Pools ページ。プロトコルの LLP と、手数料・APR・シャープレシオ・TVL が並ぶユーザープール
ライターの Public Pools ページ(2026年9月25日):手数料0%の LLP の下に、運用者手数料つきのユーザープールが並び、APR は大幅なプラスから大幅なマイナスまで。

LLP の難点は入場券です。1万ドルを入れるには先に1,000 LIT をステークする必要があり、4.76ドル(2026年9月27日確認)の LIT 価格で約4,760ドル分。しかもこの LIT 自体の値動きを負います。条件をまとめると次の通りです。

LIT ステーキングと LLP の利回り・ロック条件

商品利回り参加条件ロック・解除主なリスク
LIT ステーキング固定 APR 6%(LIT 建て。円建ての価値は LIT 価格次第)LIT を app.lighter.xyz の Staking ページでステークアンステーク申請から3日のロック(申請中は「Pending Unstakes」に表示)LIT の価格下落
Premium 手数料割引1,000 LIT 以上で2.5%、500,000 LIT 以上で最大30%。メイカー0.0040%→0.0028%、テイカー0.0280%→0.0196%Premium 口座で取引(Standard はもともと無料)。メインとサブアカウントのステーク量を合算ステークを外すと割引も外れる同上
LLP表示14.64%、持ち分価格の12か月実績8.07%(2026年9月30日)LIT ステーカーのみ。ステーク1 LIT につき10 USDC まで入金可LLP 自体はアプリ上の短いクールダウンのみ。ただし入場券の LIT は解除に3日清算・ADL の損失。開始以来の最大下落は−8.94%、2025年10月10〜11日の急落では−5.35%

出典:Lighter 公式ドキュメント(LIT Utility・Trading Fees)、Lighter 公開 API(LLP の持ち分価格からの当サイト計算)。手数料割引は2026年9月26日、LLP の実績は2026年9月30日に確認。

LLP の利用と手数料ゼロの取引を両方

ライターの Standard 口座はパープの手数料がメイカー0%・テイカー0%。紹介コード 718610TD で登録すると、登録時から1週間の Premium 無料トライアルを有効にでき、その週に支払った取引手数料が還元されます(出来高1,000万ドル分まで)。

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6. アスター(Aster):ASTER ステーキング・asUSDF・asBNB・Vault

アスターは取引画面に日本語表示(/ja)があります。利回り関連は次の4つです。

アスターの Earn ページ。asBNB・asUSDF・ALP の一覧
アスターの「Earn」ページ(2026年9月25日):asBNB・asUSDF・ALP の TVL と年利(ALP は利回りの表示なし)。
  • ASTER ステーキング(Aster Chain 上)。毎週のエポックごとに150,000 ASTER の基本プールと300,000 ASTER のロイヤルティプール、さらに手数料による買い戻し分が配られます。ロック期間は最長208週で、途中解除には「残りロック期間÷4年」を基準に下限と上限の範囲でペナルティがかかります(ドキュメントの例は下限2%・上限60%で、4年ロックを即解除すると60%)。単一の APR は公表されていないため、本記事では数字を載せません。詳しくはアスターのステーキング。
  • USDF と asUSDF。USDF は USDT から1対1で発行でき(アスター上の発行手数料は無料)、ステークすると asUSDF になります。価値は、保管業者 Ceffu が Binance 上で運用するデルタニュートラル戦略(現物を買い、同額の先物をショートして資金調達率を受け取る)の収益で増えます。Earn ページの表示はAPY 2.4%(2026年9月30日)。USDF を USDT に戻すには1〜2日(大口は最大7日)、手数料は0.1%です。
  • asBNB。BNB のリキッドステーキングトークンで、Earn ページの表示はAPY 1.55%(2026年9月30日)。出金は slisBNB で戻ります。
  • Vault(AOS-3)。運用者が取引する Vault で、最低入金額100 USDT・USDF・USD1・U(Vault ごとに運用者が選んだ1種類)、成功報酬は運用者が最大100%の範囲で設定、ロックは既定で1日。

アスターは Earn のコントラクトと USDF・asUSDF の監査を公開しています。監査はスマートコントラクトのリスクを減らしますが、保管業者や運用戦略のリスクは別物です。

7. パープ DEX の流動性 Vault の仕組み(HLP・LLP・ALP)

HLP・LLP・ALP はまとめて「流動性プール」と呼ばれますが、ユニスワップのような AMM のプールとは別物です。値動きのあるトークンとペアにするわけではないので、インパーマネントロスはありません。その代わり、預けた USDC は取引所が運営するトレーディングデスクの元手になります。デスクは値付けをし、清算で処理しきれなかったポジションを引き取り、設計によってはトレーダーの直接の相手方にもなります。

ハイパーリキッド HLPライター LLPアスター ALP
利益の源泉スプレッド、清算の引き取り、貸出利息、手数料の分配マーケットメイク、部分清算の手数料(最大1%)、引き取ったポジション取引損益、取引手数料、資金調達、プラットフォーム手数料。すべて NAV に反映
損失の源泉情報優位のある注文や相場操縦、損失の出る清算の引き取り引き取り後も下がり続けるポジション、ADL の穴埋めトレーダー全体が勝ち越すこと
入金と出金USDC。最後の入金から4日ロックUSDC。LIT 1枚のステークにつき10 USDC まで(LIT の解除は3日)BNB Chain か Arbitrum でミント。ミント後48時間はバーン不可
手数料手数料・成功報酬なし運用者手数料0%ミント/バーン手数料:基本0.25%、プールの構成比で増減
規模1億7,900万ドル(2026年10月20日)7,850万ドル(2026年9月30日)563万ドル、利回り表示なし(2026年9月30日)

HLP は複数のデスクの集合体

HLP は親 Vault の下に7つの子 Vault(Strategy A・B・X と清算用の Liquidator 4つ)を持っています。2026年9月30日時点の子 Vault 別の累計損益を見ると、稼ぎ頭は清算部門で、初代 HLP Liquidator が+4,350万ドル、Liquidator 2 が+3,080万ドル。Strategy A は+430万ドルですが、Strategy B は−419万ドル、Liquidator 3 も−50万5,000ドルです。清算はまず板で行われ、HLP の清算用 Vault が口座を引き取るのは口座の評価額が維持証拠金の3分の2を割ったときだけで、その場合の維持証拠金は返還されません。これが長期的な利益の大きな部分を占めます。

LLP は戦略ごとにリスクを分離

ライターは LLP の資金を1つの口座で管理しつつ、担保を LLP Strategies に割り振り、各銘柄をどれか1つの戦略に対応させています。損失はその戦略に割り当てた担保までに限定され、ある戦略が尽きればその銘柄群は ADL に移り、ほかの戦略の担保には影響しません(ライター公式ドキュメント)。

ALP は相手方そのもの

ALP の価値はプールの純資産価値(NAV)なので、利益も損失も配当ではなくトークン価格に表れます。ミント・バーン手数料は動的で、プールの目標構成に近づける入金なら安く、遠ざける入金なら高くなります。

8. 流動性提供(LP)とインパーマネントロス

DEX のもう1つの利回りが、ユニスワップなどのスワップ用プールへの流動性提供(LP)です。2種類のトークン(例:ETH と USDC)を預け、スワップ手数料の分配を受け取ります。ユニスワップ v2 では1回の取引ごとに0.30%の手数料がかかり、そのうち0.25%が流動性提供者の取り分です。v3 の標準の手数料帯は0.05%・0.30%・1%です(Uniswap 公式ドキュメント)。

注意すべきはインパーマネントロス(変動損失)です。片方のトークンの価格が動くと、プールは値下がりした側を多く、値上がりした側を少なく持つように自動で調整されるため、2つのトークンをそのまま持っていた場合より資産が少なくなります。

預けた時からの ETH 価格そのまま保有した場合との差1万ドル預けた場合
25%上昇0.6%約62ドル少ない
50%上昇2.0%約202ドル少ない
100%上昇5.7%約572ドル少ない
200%上昇13.4%約1,340ドル少ない
50%下落5.7%約572ドル少ない

50/50 の定積型プール(ユニスワップ v2 型)、手数料収入を除く。損失率=2·√r÷(1+r)−1(r は価格の倍率)。価格帯を絞る v3 の集中流動性は、範囲内では手数料が増える一方、この損失も大きくなります。

HLP や LLP との違いはここです。パープ DEX の Vault は USDC を持ってトレードのリスクを負い、AMM の LP は2つのトークンを持って価格乖離のリスクを負います。USDC/USDT のようなステーブル同士のペアはインパーマネントロスがほぼない代わりに手数料も薄く、値動きの大きいペアほど手数料は厚いが損失も現実的になります。

9. USDC をどこに置くか:リスクの低い順

パープ DEX がステーブルコインに利回りを払うのは、トレーダーが必要とする仕事、つまり証拠金の貸し出し、板への流動性供給、破綻ポジションの引き受けを預け手が肩代わりしているからです。だから利回りは本物で、出来高や値動きが大きいほど増え、悪い週にはマイナスにもなります。

  1. ハイパーリキッドの USDC レンディング(3.15%、2026年9月30日):得るのは金利で、トレード損益ではありません。損失が出るのは、借り手の担保で返しきれず10%の積立でも足りない場合だけです。
  2. アスターの asUSDF(2.4%):資金調達率を取るデルタニュートラル戦略で相場リスクは小さい一方、保管業者と Binance に依存し、出金に日数がかかります。
  3. ハイパーリキッドの HLP(3.5%):最大・最古参の Vault で累計+1億3,800万ドルの利益。ただし1回で数百万ドル規模の損失を出したことがあります。
  4. ライターの LLP(直近12か月で8.07%):成績は高めですが、規模は小さく、入るには LIT を持つ必要があります。
  5. ユーザー Vault・Public Pools:特定トレーダーへの賭けです。トレードと同じ感覚で金額を決めましょう。

10. 1万ドルを1年預けたら/月100ドルに必要な元本

今日の利回りが1年続いた場合の単純計算です。実際には続かないので、予測ではなく規模感の比較として見てください。

商品使った利回り1年後の収益結果を左右するもの
Hyperliquid USDC レンディング3.15%約315ドルUSDC プールの利用率(時間単位で変動)
Aster asUSDF2.4%約240ドル(償還時に約10ドル)Binance の資金調達率
Hyperliquid HLP3.5%約350ドル悪い清算の1週で数か月分が消えることも
Lighter LLP8.07%(直近12か月の実績)約807ドル+ステークした1,000 LIT に6%(約286ドル)約4,760ドル分の LIT の値動き、LLP の下落
HYPE ステーキング(1万ドル≒109 HYPE)2.23%約2.4 HYPEHYPE が10%動けば報酬約4.5年分

価格:HYPE 91.65ドル(2026年9月27日確認)、LIT 4.76ドル(2026年9月27日確認)。HLP の利回りは2026年10月20日時点、そのほかは2026年9月30日または表中の日付。円に換算する場合は為替(ドル円)の変動も別途乗ります。

月100ドルの不労所得に必要な元本

「月1,000ドル」「1日100ドル」を仮想通貨で、という検索は多いのですが、欲しい収入を利回りで割ると、必要な元本は想像以上に大きくなります。

商品利回り月100ドルなら月1,000ドルなら
ハイパーリキッド USDC レンディング3.15%約38,100ドル約381,000ドル
アスター asUSDF2.4%約50,000ドル約500,000ドル
HYPE ステーキング(最良のバリデーター)2.23%約53,800ドル約538,100ドル
ハイパーリキッド HLP(直近実績)3.5%約34,300ドル約342,900ドル
LIT ステーキング6%約20,000ドル約200,000ドル
ライター LLP(直近12か月の実績)8.07%約14,900ドル約148,700ドル

元本=年間の収入÷利回り(100ドル単位で四捨五入、税金・手数料は考慮せず、利回りが1年続く前提)。

ステーブルコインで安定して得られるのは現状2〜4%程度です。それを超える利回りは、LLP の好調な1年も含めて、清算リスク・トークン価格・運用者のいずれかを引き受けた対価だと考えてください。少額から「毎日数万円」をうたう話は、レバレッジかリスクを不労所得に見せかけたものです。

11. デメリットとリスク:元本割れ・途中解約・破綻

  • 元本保証はない。国内の貸暗号資産も DEX の Vault も預金ではなく、預金保険の対象外です。HLP・LLP はトレードの損益をそのまま負担します。
  • 途中解約の制約。国内のレンディングは期間中に売れない、中途解約できない、または手数料がかかるものが多く、DEX でも HLP 4日、HYPE は委任ロック1日+解除待ち7日、LIT 3日、USDF の償還1〜2日(大口は最大7日)、ALP はミント後48時間、ASTER は最長208週のロックがあります。ハイパーリキッドの USDC レンディングとライターの Public Pools にはロックの定めがありません。
  • 破綻・ハッキング。国内の貸暗号資産は無担保の消費貸借で、業者が破綻すると返ってこない可能性があります(Coincheck の注意事項)。DEX では資金が HyperCore と Arbitrum ブリッジ、ライターのイーサリアム上のコントラクト、USDF なら Ceffu と Binance にあり、それぞれ壊れ方が違います。
  • 分別管理なし。国内でも貸し出した暗号資産は分別管理の対象外で、DEX には分別管理という仕組み自体がありません(自分のウォレットで管理)。
  • HLP の過去の損失。2025年3月12日、大口トレーダーの ETH ロングの清算を受けて、ハイパーリキッドは HLP が24時間で約400万ドルを失ったと発表しました。その2週間後の JELLY の相場操縦では、バリデーターの投票で銘柄が上場廃止・精算され、その2週間の HLP の損益は+124万ドルで終わりましたが、それはガバナンスの判断によるものです。API の損益履歴(間引かれたサンプル)で見た HLP 最大の落ち込みは2025年10月29日〜11月12日の−466万ドルで、セキュリティ企業 Halborn は POPCAT の相場操縦と説明しています(公式の損失額は確認できませんでした)。同じ規模の損失を現在の1億7,900万ドルの Vault に当てはめると約2.6%、1万ドルなら約260ドルで、現在の APR で1年分の利回りの約74%にあたります。
  • LLP の下落。持ち分価格は2025年3月2〜5日に8.94%下落、2025年10月10〜11日にも5.35%下げています。直近365日のうち90日はマイナスでした。
  • 価格変動。ステーキング報酬や貸借料は暗号資産で支払われるため、円建ての価値はその時の価格次第です。HYPE・LIT・ASTER の値動きに比べれば、報酬はわずかです。
  • ルール変更。ライターの6%、アスターの週次プール、ハイパーリキッドの報酬曲線、国内業者の募集条件は、いずれも運営側が変更できます。
  • 税金。報酬は受け取った時点の時価で雑所得になり、その後値下がりしても税金は残ります(14章)。

これらのプールがどう稼ぎ、どう損をするかは7章、HLP の清算での役割はハイパーリキッドの保険基金・HLP・ADL の解説へ。

12. リスク許容度別の組み合わせ

正解は1つではありません。どこまでの損失なら許容できるかで組み合わせを決めるのが現実的です(投資助言ではなく、考え方の例です)。

タイプ組み合わせの例狙える水準(2026年9月30日)気をつける点
慎重派(元本の目減りを避けたい)円は預金のまま。保有している ETH などは国内ステーキング(分別管理の対象・いつでも売却可)預金0.4%、ETH ステーキング約1.7%仮想通貨の価格変動はそのまま
バランス型(USDC で安定収入)USDC の一部をハイパーリキッドの USDC レンディングへ。HYPE を持っていればステーキングUSDC 3.15%、HYPE 2.12%〜2.23%自己管理のウォレット、スマートコントラクト
積極型(損失も受け入れる)上記に加えて HLP、LIT ステーク+LLP を少額でHLP 3.5%、LLP 12か月実績8.07%運用損失・ロック期間・LIT の価格
非推奨(ほぼ投機)表示 APR が高いだけのユーザー Vault・Public Pools に大金−13.8%〜+1,099.8%(大口 Vault)運用者のトレード次第で大きく減る

13. 日本から始める手順(国内取引所 → ウォレット → DEX)

  1. 国内取引所で USDC を用意する。国内で USDC を扱うのは SBI VCトレードで、対応チェーンはイーサリアムのみで、出庫は1回100万円が上限です(詳しくはUSDC の買い方)。ETH を買って DEX 側で換える方法もあります(DEX 向けの国内取引所)。
  2. 自分のウォレットに送る。Rabby や MetaMask などに出金し、まず少額でテストします。ハイパーリキッドはメールアドレスでのログインでもウォレットが自動で作られます。
  3. DEX に入金する。ハイパーリキッドにウォレットを接続して入金する場合、USDC は Arbitrum のものが対象で、最低5 USDC(それ未満は失われます)。メールログインなら、表示される入金アドレスにほかのチェーンの USDC も送れます。イーサリアム上の USDC は、メールログインの入金アドレスへ送るか、Arbitrum にブリッジしてから入金します(入金方法の詳細)。
  4. 取引もするなら紹介リンクから登録する。app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAIL から入ると取引手数料が4%オフになります(Vault やレンディングの利回り自体は変わりません)。
  5. Earn・Vaults・Staking の各ページで預け入れ、出金可能日をメモする。月に1度は損益と最大ドローダウンを確認し、入出金と報酬の記録を残します。

日本の個人が海外の DEX を使うこと自体を罰する規定はなく、資金決済法の登録義務と罰則の対象は運営者側です。ただし国内の登録業者のような分別管理などの保護はなく、トラブルの際に日本の当局を頼れません。詳しくはDEX おすすめ比較の「日本から使う場合」にまとめています。

14. 税金:ステーキング報酬もレンディングの利息も雑所得

  • 受け取った時点で課税。国税庁の FAQ では、ステーキングやレンディングで取得した暗号資産は、取得時の時価が収入金額になります。HYPE や LIT で報酬を受け取るたびに、その日の円換算額が所得です。
  • 原則は雑所得・総合課税。給与などと合算され、所得税は5%〜45%の累進(復興特別所得税あり)、住民税10%。銀行預金の利息(20.315%の源泉分離課税で完結)とはここが大きく違います。
  • 損失の通算はできない。Vault で損をしても、給与などほかの所得とは相殺できません。
  • Vault・HLP・LP の損益。国税庁の FAQ に Vault や流動性提供の直接の記載はありません。一般に暗号資産取引の損益として雑所得で扱うと考えられますが、計算方法は税理士に確認するのが安全です。
  • 20万円ルール。給与所得者で、給与以外の所得の合計が20万円以下なら所得税の確定申告は不要(タックスアンサー No.1900)。ただし住民税の申告は原則必要です。
  • 将来の分離課税は対象外の見込み。令和8年度税制改正(所得税法等改正法は2026年3月31日成立・公布)で、国内の登録業者(暗号資産取引業者)に対する特定暗号資産の譲渡等は20%(所得税15%・住民税5%、ほかに復興特別所得税)の申告分離課税になります。適用は改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からで、改正金商法(2026年7月15日成立)の施行日は公布から1年以内の政令で定める日(2026年9月29日時点で未定)です(2027年中に施行されれば2028年1月1日から)。DEXや海外業者での取引は条文上この対象に当たらず、総合課税のままと読めます。DEX で受け取るステーキング報酬や Vault の損益も、この分離課税の対象にはならないとみられます。

ステーキング・エアドロップ・DeFi の利回りの税金はステーキング・エアドロップ・DeFi の税金で詳しく、記録のつけ方はDEX 取引の税金と記録のつけ方で解説しています。本記事は税務・法律上の助言ではありません。

15. 紹介報酬という選択肢

発信の場を持っているなら、元本を危険にさらさない唯一の収入源が紹介報酬です。ハイパーリキッドは被紹介者の手数料の10%(その人の最初の10億ドルの出来高まで。コード作成には自分で10,000ドルの取引実績が必要)。ライターは被紹介者が支払う Premium・Plus の手数料と、Standard 口座での高度な注文の手数料から10%または20%を毎週支払います(Standard の通常の注文は手数料0なので報酬も生まれません)。アプリには最大30%と表示されますが、その条件は公表されていません。アスターは標準10%を365日支払います。「不労」になるのは、登録した人が取引を続けている間だけです。仕組みはハイパーリキッドの紹介コード HOLYGRAIL の解説で。

預ける・取引するを1つの口座で

USDC レンディング、HLP、Vault、HYPE ステーキングはすべてハイパーリキッドにあります。コード HOLYGRAIL で最初の2,500万ドルまで取引手数料4%オフ。

ハイパーリキッドを開く →

ほかに:ライター(718610TD) · アスター(DTLpLc)

よくある質問

仮想通貨の利回りの相場はどのくらいですか?

2026年9月30日時点で、ステーブルコインの USDC はハイパーリキッドのレンディングが年3.15%、SBI VCトレードの USDC レンディングは年率5%程度(予定・市場環境で変動)(2026年9月29日確認)。国内の貸暗号資産は GMOコインのベーシックで年率0.05%〜10%(銘柄・期間による)、Coincheck が最大年率5%。ステーキングは ETH が SBI VCトレードの実績で年2.3%(利用者の受取はその75%)、HYPE が2.12%〜2.23%です。比較の基準として、三井住友銀行の普通預金は年0.4%(税引前、2026年9月30日)でした。ステーブルコインで安定して狙えるのは年2〜4%程度で、それ以上は価格変動や運用損失のリスクと引き換えです。

仮想通貨のレンディングやステーキングは元本保証ですか?

元本保証はありません。国内の貸暗号資産は預金ではなく預金保険の対象外で、貸している間の暗号資産は分別管理の対象にもなりません。Coincheck は無担保の消費貸借契約で、会社が破綻すると返還されないリスクがあると明記しています。DEX の Vault(HLP・LLP)はトレードの損益をそのまま負担するため、元本割れすることがあります。さらに、受け取る暗号資産そのものの円建ての価値も動きます。

途中解約はできますか?

商品によります。GMOコインの貸暗号資産ベーシックは中途解約できますが、その場合は貸借料が支払われず、受取予定の貸借料の10%が中途解約手数料になります。SBI VCトレードのレンディングは中途解約できません(ステーキングはいつでも売却・出金可能)。DEX では、ハイパーリキッドの USDC レンディングにロックの定めはなく、HLP は最後の入金から4日、HYPE ステーキングは委任ロック1日+解除待ち7日、LIT は3日です。

国内の貸暗号資産と海外の DEX、どちらがいいですか?

円で完結させたい、手続きを簡単にしたいなら国内です。日本の登録業者で、ステーキングなら分別管理の対象になります(貸暗号資産は対象外)。一方、ステーブルコインをそのまま年3.15%前後(2026年9月30日)で運用する、HLP などの Vault を使うといった選択肢は DEX にしかありません。DEX は自分のウォレットで管理し、ルールや残高が公開されている代わりに、国内のような利用者保護はなく、スマートコントラクトやブリッジのリスクは自己責任です。

いくらから始められますか?

ハイパーリキッドは最低5 USDCから入金できます(ウォレット接続の場合、それ未満は失われます)。国内では GMOコインの貸暗号資産ベーシックが10万円程度から(銘柄ごとに最小数量あり)、SBI VCトレードのステーキングは下限なしで保有するだけです。ただし少額では、国内取引所からの送金手数料やスプレッドが年数%の利回りを上回ることがあります。

DEX と CEX(取引所)のどちらで運用するのがいいですか?

CEX(国内・海外の取引所)の運用サービスは、会社が資産を預かって運用するため、会社の破綻が最大のリスクです(2022年には海外の Celsius や BlockFi が出金停止のうえ破綻しました)。DEX は自分で資産を管理し、ルールや Vault の損益がすべて公開されていますが、スマートコントラクト・ブリッジ・運用損失のリスクを自分で負い、補償はありません。ステーブルコインの利回り水準はどちらも年数%で、大きな差はありません。

DEX の問題点は何ですか?

運用面では、①補償がない(ライターの入金画面にも「Lighter は損失を補償しません」と明記)、②スマートコントラクトやブリッジの不具合・ハッキングのリスク、③ウォレットの秘密鍵を自分で管理する必要がある、④日本語サポートや国内の利用者保護がない、⑤利益は雑所得として自分で計算・申告する必要がある、の5点です。

仮想通貨レンディングが「やめとけ」と言われるのはなぜですか?

貸している間は売れない(価格が下がっても逃げられない)、途中解約できないか手数料がかかる、無担保で会社が破綻すると返ってこない、利回りが暗号資産で支払われ円建ての価値が変わる、利息は雑所得で総合課税になる、といった点が理由です。仕組みを理解したうえで、失っても困らない金額にとどめるのが前提です。

HLP の利回りは保証されていますか?

保証はありません。HLP はマーケットメイクと清算の引き受けを行う Vault で、預けた人はその損益をプラスもマイナスも按分で負担します。2026年10月20日時点の表示 APR は3.5%、残高は1億7,900万ドル、2026年9月30日時点の累計損益は+1億3,800万ドルですが、2025年3月には24時間で約400万ドルの損失を出しています。出金は最後の入金から4日後です。

ライター(Lighter)の LLP には誰でも預けられますか?

LIT をステークしている人だけです。1 LIT のステークにつき最大10 USDC まで LLP に入金できるので、1万ドル分の枠には1,000 LIT のステークが必要です。一方、個人が運用する Public Pools は誰でも入金でき、ロックはありませんが、利益から運用者手数料(2026年9月30日時点で上位10プールは10〜30%)が引かれます。

ステーキング報酬や Vault の利益に税金はかかりますか?

かかります。国税庁の FAQ では、ステーキングやレンディングで取得した暗号資産は取得時の時価が収入となり、原則として雑所得(総合課税)です。損失は給与などほかの種類の所得とは相殺できません。給与所得者で給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は原則必要です。令和8年度税制改正(所得税法等改正法は2026年3月31日成立・公布)で、国内の登録業者(暗号資産取引業者)に対する特定暗号資産の譲渡等は20%(所得税15%・住民税5%、ほかに復興特別所得税)の申告分離課税になります。適用は改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からで、改正金商法(2026年7月15日成立)の施行日は公布から1年以内の政令で定める日(2026年9月29日時点で未定)です(2027年中に施行されれば2028年1月1日から)。DEXや海外業者での取引は条文上この対象に当たらず、総合課税のままと読めます。DEX でのステーキングや Vault も対象外となる見込みです。個別の判断は税理士に確認してください。

日本から海外の DEX で運用しても違法ではありませんか?

個人が利用すること自体を罰する規定はありません。資金決済法が登録義務を課し、無登録営業を罰しているのは運営者側です。ただし国内の登録業者のような分別管理などの利用者保護はなく、トラブル時に日本の当局を頼ることはできません。利益には税金がかかります。

紹介報酬は不労所得になりますか?

登録してくれた人が取引を続けている間だけです。ハイパーリキッドは被紹介者の手数料の10%(その人の最初の10億ドルの出来高まで)、ライターは被紹介者が支払う Premium・Plus の手数料と、Standard 口座での高度な注文の手数料から10〜20%(アプリ表示は最大30%)を毎週、アスターは標準10%を365日支払います。取引が止まれば収入も止まります。

開示:HOLYGRAIL(ハイパーリキッド)、718610TD(ライター)、DTLpLc(アスター)は当サイトの紹介コードで、紹介したアカウントの取引手数料の一部を受け取ります(あなたの利回りから差し引かれることはありません)。ライターの紹介報酬の原資は、Premium・Plus の手数料と、Standard 口座での高度な注文の手数料です。国内サービスには紹介リンクを使っていません。利回り・残高・ロック期間は表示した日付に各社の公式ページ・API・ドキュメントで確認したもので、常に変動します。過去の実績は将来の成果を保証しません。投資・税務の助言ではありません。