ハイパーリキッドのビルダーコードとビルダー手数料の解説

要点。Phantom、MetaMask、Based、Liquid、fomo、Hyperdash、各種ボットは、ビルダーコードでハイパーリキッドの約定から手数料を受け取っています。上限は先物0.1%・現物1%(0.1bp単位で注文ごとに指定)。ユーザーはビルダーごとにapproveBuilderFeeをメインウォレットで一度署名し、有効な承認は最大10件。解除は0%で署名し直すのと同じです。紹介コードHOLYGRAILの4%引きはアプリ経由の注文にも効くので(ハイパーリキッド分の手数料が対象)、アプリを接続する前に同じウォレットで登録しておくのが得です。いちばん安いのは、ビルダー手数料のない公式アプリ+紹介コード(テイカー0.045%→0.0432%)です。

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アプリ別ビルダー手数料:1万ドルの成行注文1回でいくらか

取引する場所上乗せ(先物1約定)合計テイカー(コードなし)合計テイカー(HOLYGRAILあり)1万ドルの注文(HOLYGRAILあり)出典
公式アプリ(app.hyperliquid.xyz)なし0.045%0.0432%4.32ドルHL公式
Hyperdash+0.015%0.060%0.0582%5.82ドルHyperdash
Based+0.025%0.070%0.0682%6.82ドルBased
pvp.trade(レベル1)+0.025%〜0.04%0.070%〜0.085%0.0682%〜0.0832%6.82ドル〜8.32ドルpvp
Phantom+0.05%0.095%0.0932%9.32ドルPhantom
Liquid+0.05%0.095%0.0932%9.32ドルLiquid
fomo+0.05%0.095%0.0932%9.32ドルfomo
OneKey+0.08%0.125%0.1232%12.32ドルOneKey
MetaMask(Rewardsレベル1〜3)合計のみ公表0.1432%公表なし14.32ドルMetaMask
Dexari+0.10%0.145%0.1432%14.32ドルDexari

無期限先物、ハイパーリキッドのティア0、成行(テイカー)注文、安い順。各アプリの公式の手数料ページ(2026年9月24〜27日確認)。MetaMaskは合計だけを公表しています(Rewardsレベル6〜7は0.0782%)。アプリは承認上限より低い手数料を付けることはできても、上限を超えることはできません。「HOLYGRAILあり」は、ハイパーリキッド分(0.045%)が4%引きの0.0432%になり、その上にアプリのビルダー手数料が加わった合計です。MetaMaskは内訳を公表していないため、紹介コードでの変化も公表されていません。fomoは新しいウォレットとハイパーリキッドのアカウントを自動で作り、自社のハイパーリキッドのコードを付けるため、HOLYGRAILは適用できません。fomoの「HOLYGRAILあり」の数字は、fomoのコードを含め何らかのハイパーリキッドの紹介コードが付いている場合の料率です。紹介制度を含む詳細は第5章です。

公式アプリならビルダー手数料ゼロ、さらに4%引き

app.hyperliquid.xyz での取引にはビルダー手数料がかからず、紹介コードHOLYGRAILで最初の2,500万ドル分の取引手数料が4%安くなります。

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1. ビルダーコードとは

公式ドキュメントでは、ビルダーコードを「DeFiビルダー(ブロックビルダーではなく、ハイパーリキッド上でアプリを作る開発者)が、ユーザーの代わりに送った注文の約定から手数料を受け取れる仕組み」と説明しています。実体は注文に付く2つの項目、ビルダーのアドレスbと手数料fです。約定すると、HyperCoreがハイパーリキッド本体の手数料とビルダー手数料をまとめて徴収し、ビルダーの取り分を記帳します。すべてオンチェーンの手数料ロジックの中で処理されます。

ハイパーリキッドのエコシステムの多くは、この仕組みで収益を上げています。先物タブを内蔵したウォレット(MetaMask、Phantom、Trust Wallet、Rabby、OneKey)、スマホアプリ(Based、Liquid、fomo、Dexari)、分析ターミナル(Hyperdash)、コピートレードやグリッドボットのサービスは、どれも公式アプリと同じ板に注文を流し、取引所とは別の手数料ではなくビルダーコードで報酬を得ています。流動性も価格も同じで、アプリの手数料が約定ごとに上乗せされる、という関係です。ウォレットの画面では合計の手数料しか表示されないことが多く、上乗せに気づかない利用者も少なくありません。

ビルダーの活動は公開されています。ハイパーリキッド自身がビルダーごとの約定を日次ファイルで公開し、各ビルダーの累計手数料もinfo APIで誰でも確認でき、収益ランキングのダッシュボードもあります(第8章)。

なお、HIP-3とは別物です。HIP-3は株式・コモディティ・指数などの新しい無期限先物市場そのものを第三者が上場する仕組みで、市場ごとに手数料設定を持ちます。ビルダーコードは既存の市場への注文に手数料を足す仕組みです。両者は組み合わさることがあり、アプリがtrade.xyzの株式先物のようなHIP-3市場への注文にビルダー手数料を付けることもできます(trade.xyzの解説)。

2. 公式ドキュメントのルール一覧

項目内容(2026年10月1日確認)
ビルダー手数料の上限無期限先物0.1%、現物1%
かかる側先物は買い・売りの両側。現物はクオート資産で手数料を払う側だけなので、現物の買い側にはかからない
単位fは0.1bp単位。f=10で1bp(0.01%)、f=100で先物上限の0.1%
ユーザーの承認ビルダーごとに上限手数料をApproveBuilderFeeで承認。メインウォレットの署名が必須(APIウォレット不可)。いつでも取り消し可能
承認数の上限1ユーザーあたり有効な承認は最大10件
ビルダー側の条件先物口座価値100 USDC以上、アカウント抽象化モードがstandard
受け取り方紹介報酬と同じ請求(claim)手順
紹介コードとの関係併用できる。紹介割引(4%)はビルダーコード付きの注文でもハイパーリキッド分の手数料に適用(公式の手数料計算式にビルダーの条件はなく、2026年10月1日にメインネットの約定で確認)
透明性ビルダーごとの約定が stats-data.hyperliquid.xyz/Mainnet/builder_fills/<アドレス>/<YYYYMMDD>.csv.lz4 に日次で公開(アドレスは小文字)

ユーザーにとって大事なのは「承認額は上限であって、価格ではない」という点です。アプリは注文ごとに承認額より低い手数料を付けることはできますが、承認額を超えることはできません。

3. ビルダー手数料の承認手順

ビルダー手数料は、自分から承認しに行くものではなく、アプリで初めて取引するときに求められるものです。流れと確認ポイントは次のとおりです。

  1. メインウォレットを接続する。ハイパーリキッドの口座を持っているウォレットです(APIウォレットではありません)。
  2. アプリが「取引を有効化」「ビルダー手数料を承認」などと表示する。ウォレットにHyperliquidTransaction:ApproveBuilderFeeという署名要求が開き、hyperliquidChain(Mainnet)、maxFeeRate("0.05%"のようなパーセント表記)、builder(アプリのアドレス)、nonceの4項目が表示されます。
  3. 料率を確認する。maxFeeRateがアプリの公表手数料(上の早見表)と一致しているか。0.025%と宣伝しているのに0.1%の承認を求められたら、署名の前に理由を確かめましょう。
  4. サイトを確認する。公式ドメインから開いたアプリか、署名要求がApproveBuilderFeeだけかを確認します。
  5. 署名する。ブロックチェーンの取引ではなく署名なので、ガス代はかかりません。承認はビルダーごとに1回で、以後そのアプリの注文には上限までのbとfが付きます。

承認でできること・できないこと。承認で資金を動かしたり、出金したり、勝手に取引したりはできません。できるのは、そのビルダーのアドレスが、あなたの代わりに送られた注文に上限までの手数料を足すことだけです。注文を出す権限は別で、多くのアプリはAPIウォレット(エージェントウォレット)の承認(ApproveAgent)も求めます。APIウォレットは取引はできても出金はできません。送金・出金はさらに別の署名(UsdSend・SpotSend・Withdraw)です。フィッシングに注意:偽サイトはこれらの署名を「取引を有効化」などと偽って求めてきます。署名画面のアクション名を読み、送金(Send)や出金(Withdraw)とあれば拒否してください。APIウォレットについてはAPIキーのセキュリティガイドで詳しく説明しています。

開発者向けには、同じ承認はapi.hyperliquid.xyz/exchangeへ送るapproveBuilderFeeアクションです。公式Python SDKのサンプルは"0.001%"(0.1bp)を承認してからf = 1で注文し、APIウォレットで実行すると「Only the main wallet has permission to approve a builder fee」と表示して止まります。

4. 承認の確認と解除(2つの方法)

承認は自分で解除するまで残ります。アプリを使わなくなっても自動では消えず、有効な承認は最大10件です。解除しても残高やポジションには一切影響せず、そのアプリが注文に手数料を付けられなくなるだけです。

  • 方法1:公式ページで削除する。同じウォレットでapp.hyperliquid.xyz/builderCodesを開くと、「Builder Code Approvals」に承認済みのビルダーアドレスが並び、それぞれにRemoveがあります。押して署名すれば完了です。
  • 方法2:0%で署名し直す。そのビルダーに対してmaxFeeRateを"0%"にしたapproveBuilderFeeを送ります(SDKやスクリプトなど)。実は方法1と同じ操作で、Removeボタンは手数料0でApproveBuilderFeeを署名し直すことを公式ページのコードで確認しました(2026年9月27日)。
ハイパーリキッドのBuilder Code Approvalsページ(Builder AddressとActionの列)
app.hyperliquid.xyz/builderCodes(2026年9月)。「Builder codes allow applications to charge a small fee on the orders that they send on the user's behalf… Previously approved builder codes can be removed here.」とあり、ウォレットを接続すると自分の承認一覧と削除ボタンが表示されます。

アドレスを入れて確認する(読み取り専用)

ウォレットを接続せずに承認済みのビルダーを確かめるなら、当サイトのチェッカーを使ってください。ハイパーリキッドの公開infoリクエストapprovedBuildersとmaxBuilderFeeをブラウザから送り、主なアプリ名、上限ごとの1万ドルあたりのコスト、紹介コードの有無まで表示します。アドレスは保存もURLへの記録もしません。

ハイパーリキッド ビルダー手数料チェッカー — ウォレットアドレスを入れるだけで、ビルダー手数料を承認したアプリ・上限・1万ドルあたりのコスト・紹介コードの有無を確認。 — ビルダー手数料チェッカーを開く →

5. アプリ別:1回あたり・1年あたりの手数料

ビルダー手数料は、ハイパーリキッド本体の手数料(先物ティア0でテイカー0.045%/メイカー0.015%、手数料の全体像)に上乗せされます。2026年9月時点で公表されている先物のビルダー手数料と、それぞれに使える紹介制度は次のとおりです。

取引する場所ビルダー手数料(先物)合計テイカー(ティア0・ハイパーリキッドの紹介コードあり)アプリ独自の紹介コードも使うと使える紹介コード
公式(app.hyperliquid.xyz)なし0.045%(コードありで0.0432%)—ハイパーリキッドの紹介(当サイト:HOLYGRAIL)
Hyperdash+0.015%(コピートレードは+0.05%)0.0582%Hyperdashのコードでビルダー手数料が10%引きハイパーリキッドの紹介+Hyperdashの紹介
Based+0.025%0.0682%被紹介者の割引なしハイパーリキッドの紹介+Basedの紹介(当サイト:どちらもHOLYGRAIL)
Phantom+0.05%0.0932%—ハイパーリキッドの紹介(Phantom独自の制度は公表なし)
Liquid+0.05%0.0932%0.0882%(Liquid分が10%引き)ハイパーリキッドの紹介+Liquidの紹介(当サイト:JV2EN2CX)
fomo(先物)+0.05%0.0932%fomoの紹介コードでfomoの手数料が10%引きfomoの紹介のみ(当サイト:DailyWiseKite)。fomoがアカウントを作り自社のハイパーリキッドのコードを付けるため、HOLYGRAILは追加できません
OneKey+0.08%0.1232%—ハイパーリキッドの紹介
Dexari+0.10%0.1432%—ハイパーリキッドの紹介+Dexariの紹介
MetaMask内訳の公表なし0.1432%(レベル1〜3)、0.0782%(レベル6〜7)、公表の合計MetaMask Rewardsのレベルで下がるMetaMask Rewards

各アプリのドキュメント・ヘルプページ(2026年9月24〜27日確認、リンクは最初の表)。3列目はハイパーリキッドの紹介コード(ハイパーリキッド分0.045%→0.0432%、2026年10月1日に約定データで確認)がある場合の合計テイカー、4列目はアプリ独自の紹介コードがビルダー手数料に与える効果です。Basedは$BASEDのステーキング量に応じてビルダー手数料を割り引き、pvp.tradeはレベルが上がると手数料が下がり、Hyperdashはコピートレードの手数料が高めです。アプリは承認上限の範囲で注文ごとに手数料を変えられるため、大きく取引する前に最新の手数料ページを確認してください。

1年あたり。1約定では小さな差も、積み重なると大きくなります。ハイパーリキッドの紹介コードがある前提で、月間取引額が一定の場合の、12か月分のテイカー手数料です(3つの取引額とも1年で紹介割引の上限2,500万ドルに収まります)。

ルート月10万ドル月50万ドル月200万ドル
公式アプリ+HOLYGRAIL518ドル2,592ドル10,368ドル
Based+HOLYGRAIL818ドル4,092ドル16,368ドル
Phantom・Liquid+HOLYGRAIL1,118ドル5,592ドル22,368ドル
OneKey+HOLYGRAIL1,478ドル7,392ドル29,568ドル
MetaMask(レベル1〜3、公表の合計)1,718ドル8,592ドル34,368ドル

月100万ドル取引する人がPhantom・Liquid・fomo経由で取引すると、公式アプリより年6,000ドル多く払う計算です。これはビルダー手数料の分だけで、紹介コードの4%引きはどちらのルートでも効きます(アプリ側に紹介コードがないと、差は年6,216ドルに広がります)。MetaMaskのRewardsレベル1〜3は公式アプリ+紹介コードの約3.3倍です。それでも使われる理由は、主に手軽さとスマホです。ハイパーリキッドには公式のiOSアプリがなく、Based、Liquid、fomoなどがネイティブアプリでの取引や公式Webアプリにない機能を提供しています。一方、パソコンで同じ注文を出すなら、公式アプリがいちばん安いのは変わりません。アプリ同士の比較はスマホで使えるDEX比較、ウォレット側はハイパーリキッド向けウォレットにまとめています。

6. ビルダーコードと紹介コードの違い(アプリ経由でも併用できる)

「ビルダーコード付きの注文では紹介コードが無効になる」という説明を見かけることがあり、当サイトも以前はそう書いていました。根拠になっているのは、公式ドキュメントの「What are builder codes and referral codes?」の節にある次の一文です。

2026年10月6日に5つのアプリで再計測した手法・アプリ別の結果・集計データはメインネット調査の記事にまとめています。

“Unlike builder codes, referral codes are tied to users and apply regardless of how the user trades in perpetuity. Note that builder codes override referral codes for that order…”
(訳:紹介コードはビルダーコードと違ってユーザーに紐づき、取引方法にかかわらず無期限に適用される。ただし、ビルダーコードはその注文について紹介コードより優先される。)Hyperliquid Docs Referrals → Proposal: Staking referral program(未実装の提案、2026年10月1日確認)

ただし、このページは冒頭で「メインネット向けの確定した実装はまだない」(there is no definitive implementation … ready for mainnet)と断っている構想段階の提案です。一方、手数料ページの開発者向け計算式(Fee formula for developers)では紹介割引にビルダーコードの条件がありません。そこで2026年10月1日に、Based・Phantomなど4つのビルダー経由の約定を公開データで照合しました。結果、紹介割引はビルダーコード付きの注文にも適用されていました。紹介コードを持つ利用者は、ビルダーコード付きの約定でもハイパーリキッド分の手数料がちょうど4%引きで、コードのない利用者は割引なしでした。紹介者の報酬も、アプリ経由の注文でハイパーリキッド分の10%が支払われていました(ビルダー手数料分は対象外)。

ハイパーリキッドの紹介コードビルダーコード
設定する人あなたが一度だけ(app.hyperliquid.xyz/referrals か /join/ リンク)アプリが注文ごとに
手数料への影響最初の2,500万ドルまで4%引き先物で最大0.1%上乗せ(現物は最大1%)
報酬を受け取る人紹介者:あなたの(割引後の)手数料のうちハイパーリキッド分の10%(アプリ経由の注文も含む)、最初の10億ドルまでビルダー:ビルダー手数料の全額
同じ注文では両方が適用される。4%引きはハイパーリキッド分の手数料に、ビルダー手数料はその上に加算。紹介者の報酬はハイパーリキッド分の10%(ビルダー手数料分は対象外)

つまり、ハイパーリキッドのアカウントにHOLYGRAILを一度登録しておけば、公式アプリでも、Based・Liquidなど同じウォレットで接続するアプリ経由でも、ハイパーリキッド分の手数料が4%引きになります(自前のアカウントを作るfomoは対象外です。fomoにはウォレット接続がなく、Apple・Google・メールでの登録のみのため、fomoではfomo独自のコードが有効です)。Liquidのようにアプリ独自の紹介割引があるアプリでは、アプリのコードも入れればビルダー手数料の部分も安くなります。2つのコードは同じ注文で両方効き、4%引きはハイパーリキッド分の手数料に、アプリの割引はビルダー手数料にかかります。注意点は順番です。Phantomなどのアプリは、紹介コード未設定のアカウントに自社のハイパーリキッド紹介コードを付けることが多いため、アプリを使い始める前にハイパーリキッドでコードを入力してください。Phantomはそれ自体がウォレットなので、Phantomの先物を初めて使う前に、Phantomのウォレットで app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAIL を開いてください。コードは取引額1万ドルを超えると登録できません。当サイトのコードは次のとおりです。

  • ハイパーリキッド:コードHOLYGRAIL。最初の2,500万ドルまで本体手数料が4%引き(公式アプリでも、同じウォレットで接続するアプリ経由でも)。
  • Liquid:コードJV2EN2CX。Liquidの手数料が生涯10%引き(Liquid公式ドキュメント、2026年9月27日確認)。
  • fomo:コードDailyWiseKite。fomoの手数料が10%引き(fomoは自前のアカウントを作るので、fomoで有効なのはこのコードです)。
  • Based:コードHOLYGRAIL(Based独自の紹介制度。ハイパーリキッドのコードと同じ名前です)。現在、被紹介者向けの割引はありません(ハイパーリキッドの4%引きはBased経由でも効きます)。

紹介制度の詳細はHOLYGRAIL紹介コードのページで説明しています。

7. 計算例:1万ドルの取引を10のルートで比較

ティア0のトレーダーが、1万ドル分のBTCロングを成行で建てて成行で決済した場合(テイカー約定2回、取引額2万ドル)。ビルダー手数料は新規と決済の両方にかかります。資金調達率(ファンディング)は除きます。

ルート1約定あたりの料率往復の手数料取引額100万ドルあたり
公式アプリ+HOLYGRAIL0.0432%8.64ドル432ドル
公式アプリ(コードなし)0.045%9.00ドル450ドル
Hyperdash+HOLYGRAIL0.0582%11.64ドル582ドル
Based+HOLYGRAIL0.0682%13.64ドル682ドル
Liquid+HOLYGRAIL+Liquidの紹介コード0.0882%17.64ドル882ドル
Phantom・Liquid+HOLYGRAIL0.0932%18.64ドル932ドル
Phantom・Liquid(コードなし)0.0950%19.00ドル950ドル
OneKey+HOLYGRAIL0.1232%24.64ドル1,232ドル
MetaMask(レベル1〜3、公表の合計)0.1432%28.64ドル1,432ドル
Dexari+HOLYGRAIL0.1432%28.64ドル1,432ドル

指値(メイカー)注文ではビルダー手数料の影響がさらに大きくなります。公式アプリで板に置いた指値は0.015%ですが、0.05%のビルダー手数料が付くと0.065%と4倍以上になり、MetaMaskが公表するメイカーの合計は0.1144%です。マーケットメイカーやメイカーリベート狙いの戦略がAPIで直接取引するのはこのためで、ボットを選ぶときも最初にビルダー手数料を確認すべきです(取引ボット比較)。

最安の約定は公式アプリで

ビルダー手数料なし、さらにHOLYGRAILで4%引き。最初の2,500万ドルはテイカー0.0432%、メイカー0.0144%です。

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8. ビルダーのランキング:誰が稼いでいるか

DefiLlamaによると、2026年9月25日までの30日間に、ハイパーリキッドの94件のフロントエンドが得たビルダーコード収益は合計757万ドルでした。上位は取引アプリではなくウォレットで、MetaMask・Trust Wallet・Phantomの3つだけで約53%を占めています。

順位ビルダービルダー収益(30日)シェア
1MetaMask149万ドル19.7%
2Trust Wallet133万ドル17.6%
3Phantom117万ドル15.5%
4fomo88.6万ドル11.7%
5Rabby34.1万ドル4.5%
6Invo31.1万ドル4.1%
7Hyperdash24.4万ドル3.2%
8Blockchain Wallet20.8万ドル2.7%
9Liquid20.1万ドル2.6%
10OneKey16.7万ドル2.2%

DefiLlamaの手数料API(ハイパーリキッド上の「Interface」のうち収益がビルダーコード手数料のもの。他の取引所でも稼ぐターミナルはハイパーリキッド分だけを集計)、2026年9月25日までの30日、2026年9月27日取得。trade.xyzの収益はビルダーコードではなくHIP-3デプロイヤー手数料なので除外しています。順位は毎週変わるため、最新はDefiLlama、HyperTracker(Builders)、Blockworksで確認してください。

利用者にとっての意味:いちばん使われているビルダーは、先物タブに合計の手数料だけを表示するウォレットです。その利用者の多くは、「ビルダー手数料」という項目を目にしないまま、公式アプリ+紹介コードの約2.2倍(Phantom、ハイパーリキッドの紹介コードありでも)〜3.3倍(MetaMaskレベル1〜3)を払っています。ある程度の頻度で取引するなら、最初の表で合計料率を比べてから取引場所を決めましょう。

9. ビルダーになるには

申請や審査はありません。自作のフロントエンドやボット、シグナル配信などで手数料を取りたい場合の手順は次のとおりです。

  1. ビルダーアドレスを用意する。先物口座価値100 USDC以上を置き、アカウント抽象化モードをstandardにします(Unifiedやポートフォリオマージンでは不可)。
  2. ユーザーに承認してもらう。各ユーザーがメインウォレットでapproveBuilderFeeに署名します。実際に取る手数料より高いmaxFeeRateを求めないこと。わずかな手数料しか取らないのに0.1%の承認を求めるのは、知識のあるユーザーから見れば警戒材料です。
  3. 注文にビルダー項目を付ける。ユーザーの代わりに送る注文アクションに{"b": アドレス, "f": 数値}を加えます。公式Python SDKに実例(examples/basic_builder_fee.py)があります。
  4. 集計して請求する。貯まった手数料はinfoリクエストreferralのbuilderRewardsに表示され、紹介報酬と同じ手順で請求します(紹介報酬は1ドルを超えると請求でき、現物残高に入ります)。自分の約定は日次のbuilder_fillsファイルで確認できます。

ビルダーは、ユーザーが自分のUIで承認やAPIウォレットの認可に署名するぶん、サポートとセキュリティの責任も負います。署名とinfoリクエストの扱いはハイパーリキッドAPIガイドを参照してください。

10. 利用者のチェックリスト

  • 署名前に承認内容を読む。署名画面にApproveBuilderFeeと、ビルダーアドレス・上限料率が出ているか。0.025%と宣伝しているのに0.1%の承認を求められたら、理由を確認しましょう。
  • 数か月ごとに一覧を見直す。ビルダー手数料チェッカーかapp.hyperliquid.xyz/builderCodesで、使っていないアプリを削除します。有効な承認は10件までです。
  • 最初は少額で手数料を確認する。APIでは約定のfeeにビルダー手数料が含まれ、ゼロでなければbuilderFee欄にビルダーの取り分が出ます。アプリでは約定の手数料を想定元本の0.045%(テイカー)・0.015%(メイカー)と比べてください。
  • 大きな注文は公式アプリで。サイズの大きい取引や頻繁な取引は、紹介コードを登録した公式アプリで行い、スマホアプリやウォレットの先物タブは監視や少額取引に使うのが合理的です。
  • APIウォレットと承認を分けて考える。ボットは出金できずビルダー承認にも署名できないAPIウォレットで取引させ、ボットをやめたらapp.hyperliquid.xyz/APIでAPIウォレットも取り消します。
  • 紹介コードはアプリを接続する前に。ハイパーリキッドの紹介コードはアプリ経由の注文にも効きます。アプリに接続するのと同じウォレットで先にHOLYGRAILを登録してください(取引額1万ドルを超えると登録不可)。Liquidのようにアプリ独自の紹介割引があるアプリでは、そのコードも入れるとビルダー手数料も下がります。

11. 日本から使うときのポイント

画面は英語。ハイパーリキッド公式アプリの表示言語は英語・フランス語・中国語(簡体)・韓国語・スペイン語で、日本語はありません(2026年9月確認)。承認ページの見出しは「Builder Code Approvals」、列は「Builder Address」と「Action」、削除ボタンは「Remove」です。ウォレットの署名画面に出る「ApproveBuilderFee」「maxFeeRate」の意味だけ押さえておけば迷いません。MetaMaskやPhantomの先物タブは日本語表示に対応していても、中身はハイパーリキッドの注文で、ビルダー手数料込みの合計が表示されます。

規制。ハイパーリキッドは日本の暗号資産交換業者として登録されていません。ただ、資金決済法が登録義務(第63条の2)と無登録営業の罰則(第107条)を課しているのは事業者の側で、海外サービスを使う個人を罰する規定はありません(e-Gov法令検索で確認できます)。金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」にもハイパーリキッドの記載はありません(2026年9月確認)。一方で、国内登録業者のような利用者保護(分別管理など)は受けられず、トラブル時に国内の当局を頼ることもできません。ビルダーコード付きのアプリやウォレットも同じで、承認や資金の管理は自己責任になります。詳しくは日本から使えるかの節を参照してください。

入金ルート。日本円から始める場合は、国内取引所で暗号資産を買って自分のウォレットに送り、そこからハイパーリキッドに入金するのが基本の流れです(国内取引所は出金時に送金先の申告を求めるのが一般的です)。手順はハイパーリキッドの入金ガイドと使い方ガイドにまとめています。スマホアプリ経由でも、入金先は同じハイパーリキッドのアカウントです。

税金。国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」(令和7年12月版)では、暗号資産取引の所得は原則として雑所得・総合課税で、暗号資産の証拠金取引も総合課税とされています(問2-12)。売却時に支払った手数料は必要経費とされており(問2-3)、ビルダー手数料もAPI上は約定のfeeに含めて記録されます。取引履歴の保存方法は取引履歴CSVの出し方を参照してください。本記事は税務上の助言ではありません。判断に迷う場合は税理士に確認してください。

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12. よくある質問

ハイパーリキッドのビルダーコードとは何ですか?

注文に付けられる任意の項目で、b(ビルダーのアドレス)とf(手数料)の2つからなります。これを付けて注文を送ったウォレット・アプリ・ボットが、約定ごとに追加の手数料を受け取れます。手数料はHyperCoreがオンチェーンで、ハイパーリキッド本体の手数料に上乗せして徴収し、あなたがそのビルダーに承認した上限(最大で先物0.1%・現物1%)を超えることはありません。

ビルダー手数料の上限はいくらですか?

無期限先物(perps)で想定元本の0.1%、現物(spot)で1%です(公式ドキュメント、2026年10月19日確認)。fは0.1bp単位で、f=10が1bp(0.01%)。先物は買い・売りの両側にかかり、現物の買い側にはかかりません。

ビルダー手数料の承認はどうやりますか?

アプリにメインウォレットを接続すると、初回の取引時に署名を求められます。ウォレットには「HyperliquidTransaction:ApproveBuilderFee」と、ビルダーのアドレス、上限料率(maxFeeRate、例 "0.05%")が表示されます。料率がアプリの公表手数料と一致しているか確かめてから署名します。ブロックチェーンの取引ではなく署名なのでガス代はかからず、承認はビルダーごとに1回だけです。APIウォレット(エージェントウォレット)では署名できません。

ビルダーコードの承認を解除するには?

方法は2つありますが、中身は同じ操作です。①同じウォレットでapp.hyperliquid.xyz/builderCodesを開き、ビルダーの横のRemoveを押して署名する(このボタンは手数料0でApproveBuilderFeeを署名し直します)。②開発者ならmaxFeeRateを"0%"にしたapproveBuilderFeeを自分で送る。解除しても資金やポジションには一切影響せず、そのアプリが注文に手数料を付けられなくなるだけです。承認枠(最大10件)も1つ空きます。

承認しても安全ですか?資金を動かされませんか?

承認そのものでは資金は動かせません。できるのは「そのビルダーのアドレスが、あなたの代わりに送られた注文に上限までの手数料を足す」ことだけです。送金や出金は別の署名(UsdSend・SpotSend・Withdraw)です。本当の危険は、偽サイトがこれらを「取引を有効化」などと偽って署名させることと、公表より高い上限での承認です。署名画面のアクション名とmaxFeeRateを必ず読みましょう。

ビルダー手数料は自動で払っているのですか?

承認したアプリ経由の注文でだけ、約定時の取引手数料に含めて自動で差し引かれます。別の請求はありません。APIでは約定のfeeにビルダー手数料が含まれ、builderFee欄にビルダーの取り分が出ます。app.hyperliquid.xyzで出した注文にはビルダーコードが付かないので、ビルダー手数料もかかりません。

MetaMaskやPhantomにビルダー手数料はかかりますか?

かかります。Phantomのヘルプセンターでは1約定0.095%(Phantom 0.05%+ハイパーリキッド0.045%)。MetaMaskは合計だけを公表していて、MetaMask Rewardsのレベル1〜3(Rewards未参加も同じ)でテイカー0.1432%・メイカー0.1144%、レベル6〜7でテイカー0.0782%です(2026年10月15日確認)。公式アプリ+紹介コードならテイカー0.0432%です。

ビルダー手数料がいちばん安いアプリは?

公式アプリはゼロです。外部アプリでは2026年9月時点でHyperdash +0.015%、Based +0.025%、pvp.trade +0.025%〜0.04%(レベル1)、Phantom・Liquid・fomo +0.05%、OneKey +0.08%、Dexari +0.10%。紹介コードを使うと、アプリ側の手数料がLiquidは10%、fomoは10%安くなります。

ビルダーコードと紹介(リファラル)コードの違いは?併用できますか?

紹介コードはあなたのアカウントに一度登録すると手数料が4%下がる仕組み、ビルダーコードはアプリが注文ごとに手数料を足す仕組みです。両者は手数料の別の部分にかかるので、同じ注文で併用できます。2026年10月1日にメインネットの約定データで確認したとおり、紹介割引はビルダーコード付きのアプリ経由の注文にも適用されます(4%引きはハイパーリキッド分の手数料だけで、アプリのビルダー手数料は割り引かれません)。また、アプリ経由の注文でも、紹介者は手数料のうちハイパーリキッド分の10%を受け取ります(アプリのビルダー手数料分は対象外)。Liquidのようにアプリ独自の紹介割引があるアプリでは、そのコードも同じ注文で効き、ビルダー手数料の部分が安くなります。「builder codes override referral codes for that order」という一文は未実装の提案ページにあるもので、実際の挙動とは異なります。アプリはコード未設定のアカウントに自社のコードを付けることが多く、コードは取引額1万ドルを超えると登録できないので、アプリを接続する前に同じウォレットでハイパーリキッドに登録しておきましょう。

建てるときと決済するときの両方で払いますか?

はい。ビルダー手数料はアプリが送る約定ごとにかかるので、新規も決済もそれぞれ払います。先物では買いでも売りでもかかります。Phantomで1万ドルのポジションを成行で建てて成行で決済すると手数料は19.00ドル(ハイパーリキッドの紹介コードありなら18.64ドル)、公式アプリ+紹介コードなら8.64ドルです。

いちばん稼いでいるビルダーは?

ウォレットです。DefiLlamaによると、2026年9月25日までの30日間のビルダーコード収益は94件のフロントエンド合計で757万ドル、そのうちMetaMask・Trust Wallet・Phantomの3つで約53%でした。続いてfomo、Rabby、Invo、Hyperdash、Liquidです。最新の順位はHyperTracker、DefiLlama、Blockworksで確認できます。

自分がビルダーになる条件は?

ビルダーのアドレスに先物口座価値100 USDC以上を置き、アカウント抽象化モードをstandardにすること。そのうえでユーザーに承認してもらい、送る注文にbとfを付けます。申請や審査はありません。受け取った手数料は紹介報酬と同じ手順で請求(claim)します。

自分が承認したビルダーや、払ったビルダー手数料は確認できますか?

できます。ウォレット接続は不要です。infoリクエストのapprovedBuildersで承認済みのビルダー一覧が、maxBuilderFeeでビルダーごとの承認上限(0.1bp単位)がわかります。当サイトの無料のビルダー手数料チェッカーは、この2つをどのアドレスでも実行し、紹介コードの有無も表示します。各約定のfeeにはビルダー手数料が含まれます。

日本語の画面で操作できますか?

ハイパーリキッド公式アプリの表示言語は英語・フランス語・中国語(簡体)・韓国語・スペイン語で、日本語はありません(2026年9月確認)。承認ページも「Builder Code Approvals」「Builder Address」「Action」、ボタンは「Remove」と英語表記です。本記事の手順は英語ラベルのまま記載しています。

HOLYGRAILでハイパーリキッドを始める

公式アプリならビルダー手数料なし、最初の2,500万ドルまで4%引き。この4%引きは、Based・Liquidなど同じウォレットで接続するアプリ経由の注文にも効くので(自前のアカウントを作るfomoは除く)、アプリを接続する前に登録しておきましょう。スマホではさらに、紹介コードでアプリ分の手数料も下がるLiquid(Liquid手数料10%引き、コードJV2EN2CX)やfomo(10%引き、コードDailyWiseKite。fomoで使えるのはこのコードだけです)がおすすめです。

ハイパーリキッドを開く →

開示:HOLYGRAIL(ハイパーリキッドとBased)、JV2EN2CX(Liquid)、DailyWiseKite(fomo)は当サイトの紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を受け取りますが、あなたの負担は増えません。Phantom、MetaMask、OneKey、pvp.trade、Hyperdash、Dexariのコードは保有していません。ビルダーコードのルールはハイパーリキッド公式ドキュメント、アプリの手数料は各アプリの公開ページに基づき、2026年10月1日に再確認しました。投資助言ではありません。