Hyperliquid テストネットガイド

公式ドキュメントは目的をはっきり書いています。「テストネットは技術的なテストには有用だが、システムは実際の経済活動を通じてしか堅牢にならない」。中身は HyperCore(板・清算所・Vault・ステーキング)と HyperEVM の完全なコピーで、メインネットと同じ HyperBFT コンセンサスのコードで動いています。注文画面の練習、ボットやコントラクトの検証、現物・HIP-3・HIP-4 のデプロイのリハーサルに使う場所で、リアルな約定のシミュレーターでもエアドロップを稼ぐ場所でもありません(ポイントプログラムは2024年11月に終了、HYPE のエアドロップは2024年11月29日に実施済み)。新機能はまずテストネットに入ることが多く、「ハイパーリキッド テストネット」で検索するとニュースが多く並ぶのはそのためです(新機能)。

Hyperliquid テストネットの使い方:6つの手順

メインネットに入金済みなら10分ほど、未入金なら20分ほどで終わります。順番が大事で、手順1が手順4のフォーセットを解放します。

  1. テストに使うウォレットでメインネットに入金する。最低 5 USDC から金額は問いません。app.hyperliquid.xyz でウォレットを接続し(選択肢は Default Wallet・WalletConnect・OKX Wallet・Coinbase Wallet とメールログイン)、Enable Trading を押してから Arbitrum の USDC を Deposit します。国内取引所からのルートを含む入金方法はHyperliquid ブリッジガイド、最初の取引までの流れはHyperliquid の使い方にまとめています。
  2. テストネットのアプリを開く。app.hyperliquid-testnet.xyz で同じウォレットを Connect。
  3. テストネットで Enable Trading。テストネットは別のデプロイなので、署名を改めて求められます(ガス不要、資金は動きません)。署名するとテストネットの清算所にアドレスが登録されます。
  4. フォーセットを受け取る。app.hyperliquid-testnet.xyz/drip で Claim を押します。アドレスにメインネットの入金履歴があるので、モック USDC 1,000 がテストネットの Perps 残高に入ります。ドキュメントにあるのは 1,000 USDC という金額だけで補充のスケジュールは書かれていないため、何度も受け取れる前提は避けてください。
  5. 最初の注文を出す。Trade 画面で BTC を選び、2倍・分離マージンで、マーク価格より下に小さな指値を置きます。Open Orders に出るのを確認してキャンセルし、次に成行で同じことを。これでポジション、ファンディングの積み上がり、清算価格を観察できます。
  6. 任意:テスト用 HYPE を用意して HyperEVM テストネットを追加。テストネットの現物板でモック USDC から少量の HYPE を買って「Transfer to/from EVM」で移すか、ガス用フォーセットで受け取ります。ネットワーク設定は冒頭のカードとエンドポイント表にあります。
app.hyperliquid-testnet.xyz の BTC-USDC 無期限取引画面(最大40倍、板・チャート付き、2026年10月4日)
ウォレット接続前のテストネット取引画面(2026年10月4日)。レイアウトはメインネットと同じで BTC は最大40倍ですが、24時間取引高は約120万ドル、板は1 BTC に満たない数量です。上部メニューに Faucet があります。

Hyperliquid テストネットのフォーセット:モック USDC とテスト用 HYPE は別物

「Hyperliquid フォーセット」には2種類あり、混乱のほとんどはこれを混同することから起きます。公式フォーセットで受け取るのはモック USDC、つまり HyperCore で取引するためのお金です。サードパーティのフォーセットで受け取るのはテスト用 HYPE、HyperEVM テストネットのガス代です。公式ドキュメントも Chainstack と Quicknode を「Faucet(testnet HYPE for gas)」として紹介しており、2026年10月19日時点の Quicknode のリンク先は faucet.quicknode.com/hyperliquid(ページで Testnet を選択)です。取引の練習だけなら前者、チェーン 998 でコントラクトを動かすなら後者が必要です。

フォーセットもらえるもの入る場所条件頻度
Hyperliquid(公式)モック USDC 1,000HyperCore の取引残高(Perps)同じアドレスでメインネットに入金済みであることドキュメントに補充の記載なし
Quicknode(公式ドキュメント掲載)テスト用 HYPE(基本量はアドレス入力後に表示)HyperEVM のガスなし(アカウント不要・メインネット残高不要)。任意の手順で最大4倍に増量1ウォレットにつき12時間に1回
Chainstack(公式ドキュメント掲載)最大 1 HYPEHyperEVM のガスChainstack の API キーと、Ethereum メインネットに 0.08 ETH 以上24時間ごと
Thirdweb0.01 HYPEHyperEVM のガスチェーンページでウォレットを接続1日ごと

公式フォーセットの条件、ドキュメントのフォーセット一覧、Quicknode・Chainstack・Thirdweb の各ページの条件は2026年10月19日に再確認したものです。サードパーティのフォーセットは配布量や条件を予告なく変えるので、使う前にページを確認してください。

モック USDC 1,000 が欲しいなら、方法は同じアドレスでのメインネット入金だけです。先に紹介コード HOLYGRAIL で登録すると、最初の2,500万ドル分の手数料が4%オフになります(取引高が1万ドルを超えるとコードを入力できなくなります)。

Hyperliquid メインネットに入金する →

多くの記事が間違えている公式フォーセットの条件

公式のフォーセットページとドキュメント(2026年10月19日に再確認)に書かれているのは、同じアドレスでメインネットに入金済みであること、入金済みのユーザーは app.hyperliquid-testnet.xyz/drip でモック USDC 1,000 を受け取れること、の2点だけです。ネット上には、今のドキュメントと合わない説明がまだ残っています。

  • 「メインネットに 0.1 HYPE(あるいは HYPE の残高)が必要」。条件は HYPE の残高ではなく入金の履歴です。2025年ごろの日本語記事にこの記述があり、AI による回答もそれを繰り返すことがありますが、公式ページにはそのような条件はありません。
  • 「数時間ごとに何度でも請求できる」。それはサードパーティの HYPE フォーセットの仕組みです(Quicknode は12時間ごと、Chainstack は24時間ごと)。公式の USDC フォーセットは金額が1つ書かれているだけで、補充の記載はありません。
  • 「Arbitrum Sepolia でどのウォレットでも 10,000 USDC」。昔の仕組みの話です。現在のフォーセットは Hyperliquid のテストネット上にあり、メインネットの入金履歴を確認します。

つまり新規ウォレットは拒否、一度でも入金したウォレットは受理されます。他の Hyperliquid アカウントから送金を受け取っただけのウォレットは自分で入金していないため、ドキュメントの文言上は対象外と考えるのが妥当です。受け取ったモック USDC は本物の USDC と同じように、現物・Vault・サブアカウント・HyperEVM へ移せます。

未検証の点:サードパーティで受け取ったテスト用 HYPE を HyperEVM から HyperCore に移し、テストネットの現物板で売れば、メインネット入金なしでモック USDC を手に入れられるのか。私たちはまだ試しておらず、できる・できないのどちらとも断言しません。テストネットの現物板は薄いので、実用的でない可能性もあります。

app.hyperliquid-testnet.xyz/drip のフォーセットページ。Users who have deposited on mainnet may receive 1000 mock USDC と Claim ボタン(2026年10月14日)
ウォレット未接続で開いた公式フォーセットのページ(2026年10月19日)。「Users who have deposited on mainnet may receive 1000 mock USDC for testnet use.」と表示され、Claim で接続アドレスのメインネット入金履歴が確認されます。

メールログインの人は先にウォレットをエクスポート

メールで登録した場合、Privy がメインネットとテストネットで別のアドレスを作ります。テストネット側のアドレスには入金履歴がないので、フォーセットは拒否します。ドキュメントの解決策は、メインネットの設定メニュー → Export Email Wallet → 秘密鍵をコピー → Rabby か MetaMask にインポート → その拡張ウォレットでテストネットに接続、です。これでメインネットに入金したアドレスと一致します。エクスポートした鍵は本物のメインネット資金も動かせるので、厳重に管理してください。

日本からフォーセットを解放する最小入金ルート(国内取引所 → Arbitrum の USDC → ハイパーリキッド)

フォーセットの条件は「同じアドレスでメインネットに入金したことがある」だけなので、日本からは少額を1回入金すれば足ります。国内取引所から最短で済ませる手順と、各段階でかかる手数料です(数値は各社の公式手数料ページと Hyperliquid のドキュメント)。

  1. 国内取引所で ETH を少し買う。ETH を Arbitrum で出金できるのは bitbank と OKJ で、出金手数料は bitbank 0.00042 ETH、OKJ 0.0005 ETH(最小0.01 ETH)です。USDC を買えるのは SBI VCトレードですが、入出庫はイーサリアムのみで、ウォレット接続の入金には Arbitrum へのブリッジが必要です。
  2. 自分のウォレット(MetaMask・Rabby)の Arbitrum One アドレスへ出金。国内取引所は送金先の申告(トラベルルール)を求めます。ハイパーリキッドの入金アドレスへ直接は送りません。
  3. ETH の一部をArbitrumのネイティブUSDC(USDC.eではない)に交換。ガス代用に ETH を少し残します。
  4. テストに使うウォレットで紹介コード付きのメインネットに接続し、Deposit から5 USDC以上を入金。既定の CCTP ルートでは Circle の手数料0.2 USDCが差し引かれるので、余裕をもって入金します。HOLYGRAIL 付きで Hyperliquid を開くと、最初の2,500万ドル分の手数料が4%オフになります(取引高が1万ドルを超えるとコードを入力できません)。
  5. 同じウォレットで app.hyperliquid-testnet.xyz/drip を開いて Claim。モック USDC 1,000 が届きます。入金した USDC はメインネットの残高として残り、いつでも出金できます。

入金したあとも「Claim できない」場合は、テストネットに接続しているアドレスがメインネットで入金したアドレスと同じかを最初に確認してください(とくにメールログイン)。メインネットの入金の詳しい比較はハイパーリキッドの入金方法(日本円から)にあります。

フォーセットが使えない時:6つの原因と対処

Claim を押すと、ページはアドレスをテストネットの API({"type":"claimDrip"})に送り、その返事を表示します。緑の「Drip confirmed.」なら成功で、モック USDC 1,000 がテストネットの Perps 残高に入ります。赤いメッセージは拒否です。下の表示文言は、テストネットのアプリと API から2026年10月19日に確認したものです(1つ目は入金履歴のない新しいアドレスで実際に表示させました)。1〜4が公式の /drip、5〜6がガス用 HYPE のフォーセットです。

1 赤い表示:「Cannot claim drip because user 0x… does not exist on mainnet.」

原因:接続したアドレスが Hyperliquid メインネットのユーザーになったことがない(入金していない)。対処:そのアドレスからメインネットに 5 USDC 以上入金してから、もう一度 Claim。入金の前に HOLYGRAIL 付きでメインネットを開くと、取引高が1万ドル未満のうちに手数料4%オフが設定されます。日本からの手順は最小入金ルートへ。

2 入金したのに同じ表示が出る

原因:テストネットのアプリが別のアドレスにつながっている。メールログイン(Privy がテストネット用に別アドレスを作る)、ウォレット内の別アカウント、導出パスの違うハードウェアウォレット、ウォッチ専用アドレスなど。対処:両方のアプリの右上のアドレスを見比べ、メールログインの人はウォレットをエクスポート(上記)。API でアドレスの種類を確認でき(返り値は missing・user・agent・vault・subAccount)、「agent」なら API ウォレットで接続しているので、メインのウォレットでつなぎ直します。

3 ボタンが「Already claimed mock USDC」なのにモック USDC がない

原因:アプリは Claim を押した瞬間にボタンをこの表示に切り替えるため、拒否された場合にも出ます。対処:/drip を再読み込みし、Claim を1回押して通知(トースト)を読みます。モック USDC は Portfolio の Perps 残高に入ります。すでに入っていれば受け取り済みで、ドキュメントにあるのは 1,000 USDC という1つの金額だけ、補充の記載はありません。

4 「Something went wrong.」と出る・何も起きない

原因:リクエストに返事がない。ノード更新後のテストネットの再起動か、回線やブラウザ拡張機能によるブロックがほとんどです。対処:下の方法でテストネットが動いているか確かめてから再試行。

5 Quicknode や Chainstack で弾かれる

原因:待ち時間が明けていない(Quicknode は1アドレス・1ネットワークにつき12時間、Chainstack は24時間)、ネットワークの選択違い、ボット判定、フォーセット側の残高不足。対処:Hyperliquid+Testnet を選び、待ち時間を過ぎてから、または別のフォーセットで。

6 Chainstack で対象外と言われる・スマートウォレットに届かない

原因:Chainstack は API キーと、Ethereum メインネットで 0.08 ETH 以上(最近ゼロになっていない保有履歴)が必要で、残高が 1 HYPE 未満なら Chainstack が残高を 1 HYPE まで補充します(1 HYPE を上乗せするのではありません)。Quicknode によると、スマートコントラクトウォレットやマルチシグは通常のアドレスなら通る請求でも失敗することがあります。対処:通常のウォレットアドレス(EOA)で受け取り、ETH を持っていないアドレスなら Quicknode を使います。

Claim の前にアドレスを確認するには(1と2)、メインネットの info エンドポイントにアドレスの種類を問い合わせます。"missing" ならフォーセットは拒否します。

curl -s -X POST https://api.hyperliquid.xyz/info \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"type":"userRole","user":"0xあなたのアドレス"}'

「テストネットが落ちている?」の確かめ方

テストネットには新しいノードバージョンが先に入るので、短い停止や再起動はよくあります。自分のコードを疑う前に、app.hyperliquid-testnet.xyz/explorer で最新ブロックが数秒前のものか、下の info エンドポイントが応答するか、RPC の eth_blockNumber を数秒おいて2回呼んで数字が進むかを確認します。3つとも止まっていればテストネット側の停止か再起動なので、署名済みアクションを送り直さずに待ちましょう。自分のボットだけが失敗するなら、たいていは nonce・チェーン指定・アセット ID の問題です(エンドポイント)。

curl -s -X POST https://api.hyperliquid-testnet.xyz/info \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"type":"meta"}'

テストネットの無期限銘柄の一覧(銘柄名・数量の桁数・最大レバレッジ・証拠金テーブル)が返ります。現物のトークンやペアの ID は {"type":"spotMeta"} で取得できます。

チェーンID 998・RPC・API・エクスプローラー:テストネットとメインネットの一覧

項目テストネットメインネット
Web アプリapp.hyperliquid-testnet.xyzapp.hyperliquid.xyz
フォーセットapp.hyperliquid-testnet.xyz/drip—
エクスプローラー(HyperCore)app.hyperliquid-testnet.xyz/explorerapp.hyperliquid.xyz/explorer
REST APIhttps://api.hyperliquid-testnet.xyzhttps://api.hyperliquid.xyz
WebSocketwss://api.hyperliquid-testnet.xyz/wswss://api.hyperliquid.xyz/ws
署名アクションのチェーン指定"hyperliquidChain": "Testnet""hyperliquidChain": "Mainnet"
HyperEVM チェーンID998(0x3e6)999(0x3e7)
HyperEVM JSON-RPChttps://rpc.hyperliquid-testnet.xyz/evmhttps://rpc.hyperliquid.xyz/evm
HYPE 現物のスポット ID(注文時のアセット=10000+ID)1035107
ノードバイナリbinaries.hyperliquid-testnet.xyz/Testnet/hl-visorbinaries.hyperliquid.xyz/Mainnet/hl-visor

HyperEVM テストネット(チェーンID 998)を MetaMask / Rabby に追加する

HyperEVM テストネットは普通の EVM チェーンなので、どの拡張ウォレットでも使えます。カスタムネットワークとして、ネットワーク名 Hyperliquid Testnet、チェーンID 998、RPC URL https://rpc.hyperliquid-testnet.xyz/evm、通貨シンボル HYPE を入力します。Chainlist(チェーン 998)にも登録があり(「Hyperliquid EVM Testnet」)、2026年10月19日時点では公式を含む5つの RPC が並び、チェーンID 998 が他のプロジェクトと重複しているという警告も付いていました。承認する前にネットワーク名が Hyperliquid になっているか確認してください。2026年10月19日に公式 RPC へ改めて問い合わせたところ、eth_chainId は 0x3e6 を返し、ブロック高は約6,730万でした。ドキュメントによると公式のメインネット RPC(rpc.hyperliquid.xyz/evm)は WebSocket JSON-RPC に非対応なので、購読が必要なら Thirdweb(998.rpc.thirdweb.com)・Quicknode・Chainstack などの RPC なら対応している場合があります。

ガスはテスト用 HYPE で支払います。フォーセットで受け取るか、テストネットの現物板でモック USDC から HYPE を買い、Balances の Transfer to/from EVM で移します(システムアドレス 0x2222222222222222222222222222222222222222 への送金でも移せますが HYPE 専用で、他のトークンを送ると失われます)。

Chainlist の Hyperliquid EVM Testnet(チェーンID 998)エントリ
Chainlist の HyperEVM テストネットのエントリ(2026年9月20日)。チェーンID 998、ガストークン HYPE。

HyperEVM テストネットのエクスプローラー(testnet scan)

取引の履歴は公式の HyperCore エクスプローラー app.hyperliquid-testnet.xyz/explorer で見られます(見方はHyperliquid エクスプローラーガイドのテストネットの章)。一方、チェーン 998 の EVM トランザクションを見るための、現在動いているおすすめのエクスプローラーはありません。公式の HyperEVM ツール一覧に載っているのはメインネット用(Blockscout/Hyperscan、HyperEVMScan、Owlscan)だけで、Thirdweb や古いチュートリアルが案内している testnet.purrsec.com は2026年10月19日に HTTP 404 でした。当面は RPC に eth_getTransactionReceipt を投げるか、Foundry の cast receipt で確認してください。

コントラクトのデプロイ:ビッグブロック

HyperEVM の処理能力は、1秒ごとの小ブロック(ガス上限300万)と1分ごとの大ブロック(ガス上限3,000万)に分かれています。小ブロックに収まらない大きなコントラクトは、HyperCore のアクション {"type": "evmUserModify", "usingBigBlocks": true} でアドレスを大ブロック側に切り替えるまで失敗します。ガス見積もりには RPC の bigBlockGasPrice も使えます。このフラグはユーザー単位なので、終わったら戻してください。他のアクションと同じく HyperCore のユーザーである必要があり、USDC などの Core 資産を一度受け取ればアドレスはユーザーになります。古い記事には小ブロックのガス上限を200万とするものがありますが、現在のドキュメントでは300万です。

ボット開発者がはまる2つのポイント

第一に、すべての署名アクション(注文・出金・振替・エージェント承認)には hyperliquidChain フィールドがあり、テストネットでは "Testnet" でなければなりません。メインネット用に署名したものは拒否されます(SDK のテストネット用定数を使えば自動で設定されます)。第二に、アセット ID が違います。HYPE の現物はテストネットで 1035、メインネットで 107。2026年10月4日時点の現物ペア数はテストネット 1,330、メインネット 330 でした。ID はハードコードせず、必ず取引先の環境の meta から取得してください。署名とレート制限はHyperliquid API ガイドで解説しており、テストネットとメインネットのホスト一覧は同記事のネットワーク別エンドポイント表にあります。HyperEVM のエラーコード 10055 は HyperCore と HyperEVM の境界で起きるエラー(nonce、残高不足、トランザクションハッシュの重複、価格の低すぎる置き換えなど)です(HyperEVM ドキュメント)。

メインネットとの違い:レバレッジ・清算・流動性

ドキュメントは「テストしやすいようメインネットより低い」テストネット専用の証拠金ティアを公開しています。想定元本の閾値がメインネットの約5,000〜15,000分の1なので、1,000 USDC の残高でもティアの引き下げに当たります。

銘柄テストネットの最大レバレッジ(想定元本別)メインネットの最大レバレッジ(想定元本別)
BTC1万ドルまで40倍 · 5万ドルまで25倍 · それ以上10倍1億5,000万ドルまで40倍 · それ以上20倍
ETH2万ドルまで25倍 · 5万ドルまで10倍 · それ以上5倍1億ドルまで25倍 · それ以上15倍
DOGE・TIA・SUI・kSHIB・AAVE・TON2万ドルまで10倍 · それ以上5倍ティア設定あり:DOGE・SUI・AAVE は2,000万ドルまで10倍、kSHIB・TON は300万ドルまで10倍、超過分5倍
ARB・ATOM・AVAX・FARTCOIN・ICP・TAO1万ドルまで10倍 · それ以上5倍ティア設定あり:AVAX・FARTCOIN は2,000万ドルまで10倍、ARB は300万ドルまで10倍、超過分5倍。他は固定の最大レバレッジ

2026年10月4日(15:23 UTC)に両方の info API を取得した時点のスナップショットです。テストネットのマーク価格は、オラクル価格と薄いテストネットの板を組み合わせて決まります。BTC のテストネットオラクルは実際の相場に連動するのでマーク価格もメインネットに近い一方、HYPE にはテストネット独自のオラクル(この日は約31.5ドル)があるため、HYPE のマーク価格はメインネットより約2割安く、BTC のファンディングは約30倍でした。

指標(2026年10月4日)テストネットメインネット
稼働中の無期限市場(上場廃止を除く)158178
24時間の無期限取引高(メインの無期限 DEX)約260万ドル約21億ドル(日曜日)
BTC の24時間取引高約120万ドル約6.5億ドル
BTC のマーク価格85,719ドル85,435ドル
HYPE のマーク価格72.24ドル90.05ドル
BTC の1時間あたりファンディング0.0353%0.00125%
現物ペア数1,330330
流動性の出所他のテスターとテスト用マーケットメイカー実際のマーケットメイカー・HLP・ユーザー
約定の価値ゼロ本物の資金
  • 清算:部分清算(20%ずつ、その後30秒のクールダウン)は、メインネットの 10万 USDC に対しテストネットでは 1万 USDC 超のポジションで発動します。控えめなサイズで仕組みを観察できます。
  • 流動性:板にあるのは他のテスターとテスト用マーケットメイカーの注文だけです。2026年10月4日のテストネット BTC の24時間取引高は約120万ドル(メインネットは約6.5億ドル)、板に見える数量は片側0.3 BTC ほどでした。テストネットのスリッページ・スプレッド・ファンディングはメインネットの参考になりません。
  • リセットと停止:新しいノードバージョンはテストネットに先に配信されるため、時々の再起動や数日間の挙動の違いは想定内です。
  • 何も引き継がれない:テストネットの取引高は、メインネットの手数料ティア、紹介の取引高、いかなる報酬にもカウントされません。テストネットで HYPE をステーキングしても、メインネットのステーキング割引にはなりません。

テストネット → メインネット移行チェックリスト

テストネットで動いたものには、数字の違うメインネット版があります。最初の本番注文の前に確認してください。

  • 最初の取引・アプリ接続の前に紹介コード。取引に使うウォレットで app.hyperliquid.xyz/join/HOLYGRAIL からメインネットを開きます。順番が大事な理由はハイパーリキッドの紹介コード HOLYGRAIL の解説どおりで、取引高が1万ドルを超えるとコードを入力できず、アプリはコード未設定の口座に自社のコードを付けることが多いからです。
  • 使うウォレット。テストネットのためにメールウォレットの鍵をエクスポートした場合、その鍵はブラウザ拡張に入っていて本物の資金も動かせます。大きな金額は新しいウォレットで。
  • 入金ルートと最低額。Arbitrum の USDC を5 USDC以上。国内取引所からの送金、Unit(BTC・ETH・SOL)、メールログインは入金ガイドに。
  • エンドポイントとチェーン指定(ボット)。api.hyperliquid.xyz、"hyperliquidChain": "Mainnet"、HyperEVM はチェーン 999。アセット ID は meta と spotMeta から取り直します(HYPE 現物はメインネット 107、テストネット 1035)。一覧はHyperliquid API ガイドのエンドポイント表。
  • レバレッジと清算の数字。メインネットの BTC は建玉1億5,000万ドルまで40倍(テストネットは1万ドルまで40倍)、部分清算は 1万 USDC ではなく 10万 USDC から。サイズと清算価格を計算し直してください(清算価格計算ツール)。
  • 価格とファンディング。テストネットのマーク価格とファンディングは独自のものです(メインネットとの違いの10月4日のスナップショット)。テストネットのファンディングや損益の結果をメインネットに持ち込まないでください。
  • 手数料。基本ティアはテイカー0.045%・メイカー0.015%。HOLYGRAIL なら最初の2,500万ドル分が4%オフ。Arbitrum への USDC 出金は 0.2 USDC+ごく少額のHyperEVMガス代(HYPE)。全ティアはHyperliquid の手数料解説に。
  • 最初の本番注文を確認する。1〜3倍・失っても困らないサイズで始め、Hyperliquid エクスプローラーで自分のアドレスの約定を確認します。

テストネットを卒業する準備ができたら

コード HOLYGRAIL で Hyperliquid メインネットを開設。最初の2,500万ドル分の取引で手数料4%オフです。まだ受け取っていなければ、同じ入金でテストネットの USDC フォーセットも使えるようになります。

Hyperliquid に登録する →

日本からの入金ルートと税金(本番に進む前に)

メインネットに進む場合、日本の居住者は国内の登録取引所で円から暗号資産を買い、自分のウォレットに送ってから Hyperliquid に入金するのが一般的なルートです。フォーセットの条件を満たすための入金も、このルートで 5 USDC 以上を入れれば足ります(最小入金ルート)。手順はHyperliquid の使い方のステップ4、日本からの利用に関する規制・税金の基本は同記事の「日本から使える?」にまとめています。テストネットやペーパートレードの損益には価値がないため課税関係は生じませんが、メインネットでの利益は原則として雑所得(総合課税)として扱われます(国税庁 暗号資産 FAQ)。本記事は税務・法律の助言ではありません。

もっと詳しく:開発者・トレーダー向け

背景や詳しい内容は、上の答えを短く保つために折りたたんでいます。見出しをタップすると開きます。

ハイパーリキッドのテストネットで試せる新機能(2026年10月)

日本語で「ハイパーリキッド テストネット」と検索すると、テストネットで試されている新機能のニュースが多く出てきます。2026年10月4日に公式ドキュメントで確認した内容を整理します。

  • HIP-4:アウトカム市場(予測市場)。アウトカムは決まった範囲で決済される全額担保の Yes/No 契約で、レバレッジも清算もありません。Yes と No は1つの板にまとめられ、流動性を共有します。アウトカムはすでにメインネットでも取引されており、公開 API の outcomeMeta は2026年9月26日時点で233件のアウトカム・20件のクエスチョンを返しました。HIP-4 のページには「初期テストのため手数料ゼロ」という記述が残っていますが、手数料のページには、アウトカムの手数料はポジションを建てるときではなく、閉じるときか満期の精算(settlement)時にかかると書かれています。実際の手数料は注文画面で確認してください。ドキュメントがまだ「Testnet-only」としているのはパーミッションレスな側、つまりステーキングしたデプロイヤーがバリデーター承認済みのテンプレートから自分の市場を作る HIP-4 デプロイヤー機能です。ただし同じメインネットの API にはすでに3つのデプロイヤー(out・txyz・skew)が載っており、展開は進んでいます。市場を作りたいなら、まずテストネットでリハーサルしましょう。
  • HIP-3 のクロスマージン。ビルダーがデプロイする無期限 DEX(HIP-3)では、銘柄ごとにクロスマージンを有効にできます。ドキュメントは、有効化は取り消せないこと、メインネットのバリデーターは十分な流動性と信頼できるオラクルがある銘柄にしか認めないことを明記しています。許可リストや代理アクションを備えた HIP-3* という形態も「testnet-only」として記載されています。
  • テストネットのアプリ自体のお知らせ。2026年10月19日に app.hyperliquid-testnet.xyz を開くと、注文タイプトレーリングストップ(無期限のみ。メインネットでも2026年9月21日から利用可能。トレーリングストップの使い方)、「Manual borrowing now available」、USELESS-USDC 無期限の上場の3件が引き続き表示されていました。上部メニューには Outcomes(HIP-4)と Faucet のタブもあります。
  • HyperCore の手動借入(レンディング)。2026年8月26日の報道によると、Hyperliquid は手動レンディングをまずテストネットで公開しました。公式 FAQ には、HYPE(LTV 65%)か BTC(LTV 50%)を担保に USDC・USDT を借りる仕組みが記載されており、金利は1時間ごとに反映されます。本物の資金で借りる前に、ヘルスファクターや清算の挙動をテストネットで確かめておくと安心です。

テストネットの機能は頻繁に変わるので、この一覧は日付付きの情報として読んでください。メインネットで今トレーダーが使える機能はHyperliquid アプリガイドにまとめています。

ボット検証チェックリスト:テストネットで確かめられること・られないこと

API ボットをメインネットに移すときの切り分けです。「×」の項目は、メインネットの極小サイズで測るしかありません。

確認項目テストネットで検証補足
署名・エージェント(API)ウォレット・nonce○EIP-712 の流れは同じ。変わるのはチェーン指定と URL だけ
発注・キャンセル・変更・TP/SL・TWAP○全注文タイプがテストネットにある
WebSocket 購読・再接続・状態復旧○わざと切断して、ボットが状態を組み直せるか確認
レート制限の処理おおむね○上限の仕様は同じ。効くのは自分のトラフィックの出し方
清算・証拠金ロジックの処理○(早く試せる)ティアが低く、部分清算は 1万 USDC から発動するので再現しやすい
HyperEVM コントラクト・CoreWriter・プリコンパイル○チェーン 998。大きいデプロイはビッグブロックで
約定品質・スリッページ・スプレッド・板の順番×テストネットの板は薄く、他のテスターが作っている
ファンディング損益・戦略の収益性×価格とファンディングがメインネットと十分に連動しない
メインネットのバリデーターまでのレイテンシ×ネットワークもノードも別。メインネットで極小サイズで測る
アセット ID のハードコード×(ID が違う)HYPE 現物はテストネット 1035、メインネット 107。必ず meta から取得

エージェントウォレット・nonce・WebSocket 購読・レート制限の実装はHyperliquid API 取引ボットガイドで、メインウォレットの鍵をサーバーに置かない方法はAPI キーのセキュリティで解説しています。

メインネットに活きる練習メニュー

モック USDC 1,000 と低いレバレッジ上限は、損益ではなく手順の練習に使います。各ステップはメインネットのスキルに直結しています。

  1. 注文チケットの全タイプ。成行、指値、ポストオンリー(ALO)、IOC、逆指値成行、逆指値指値、ポジションに付ける TP/SL、TWAP(最低合計サイズ100ドル、期間5分〜7日)。それぞれキャンセルまで。各項目の意味は注文タイプ解説に。
  2. クロスと分離。両方のモードで1つずつポジションを建て、分離側に証拠金を追加し、清算価格の変化を見ます。その後クロスマージンと分離マージンの違いで答え合わせ。
  3. わざと清算される。テストネット BTC の高レバレッジ小口ポジション(1万ドルまで40倍)は、日中の普通の値動きで清算されます。マーク価格、清算価格、清算後に残るものを観察し、テストネットのエクスプローラーで約定を読みます。
  4. 振替と出金。USDC を現物 ↔ 無期限で移し、サブアカウントを作って送金し、テストネットの出金を実行します(同じ withdraw を "Testnet" で署名)。メインネットでは Arbitrum への USDC 出金に 0.2 USDC の固定手数料とごく少額のHyperEVMガス代(HYPE)がかかりますが、テストネットでは何も動きません。
  5. Vault。テストネットの Vault に預けてロック期間を確認します。メインネットでは HLP が4日、ユーザー Vault が1日です(Vault ガイド)。
  6. HyperEVM。HYPE を EVM に移して 0x2222…2222 経由で戻す。開発者なら 999 に触る前にチェーン 998 でコントラクトをデプロイ。
  7. ボット。SDK を api.hyperliquid-testnet.xyz に向け、エージェントウォレットの認証、発注とキャンセル、部分約定の処理、WebSocket の強制切断と状態復旧を確認(上のボット検証チェックリスト)。
app.hyperliquid-testnet.xyz/explorer のテストネットブロックエクスプローラー
テストネットのエクスプローラー(2026年9月20日)。自分のアドレスを検索すれば、ボットが実際に何をしたかを確認できます。

どのステップも退屈に感じたら準備完了です。取引高が1万ドルを超える前に紹介コード(HOLYGRAIL:最初の2,500万ドル分の手数料が4%オフ)を設定してメインネットに入金し、失っても困らないサイズで1〜3倍から始めましょう。基本ティアの手数料はテイカー0.045%・メイカー0.015%です。

Hyperliquid テストネットのノードを動かす

「テストネット ノード」で検索して来た方へ:ノード運用者への報酬はなく、インセンティブ付きのテストネット期間もありません(nodes.guru は「Ended」と表示)。非バリデーターノードの運用は、純粋にデータ取得とインフラ検証のためです。公式 hyperliquid-dex/node の README(2026年9月20日確認)によると、非バリデーターの要件は 16 vCPU・128 GB RAM・500 GB SSD、Ubuntu 24.04 のみ、ポート 4001 と 4002 を公開、最もレイテンシが低いリージョンは東京です。~/visor.json に chain を Testnet とする1行を書き、binaries.hyperliquid-testnet.xyz/Testnet/hl-visor から hl-visor をダウンロードして GPG 署名を検証し、run-non-validator を実行します。デフォルト設定で1日約 100 GB のログが出ます。バリデーターの要件は 32 vCPU・128 GB RAM・1 TB SSD です。

ペーパートレード(デモトレード)の選択肢:Hyperliquid テストネット・TradingView・他の DEX

ペーパートレードは仮想の資金で売買を練習することです。Hyperliquid を使う人にとって現実的な選択肢は3つあり、身につくものがそれぞれ違います。Hyperliquid テストネットでは本物の注文画面の操作、TradingView のペーパートレードではチャートを見てのエントリーと決済、メインネットのごく小さなサイズでは本物の約定とスリッページ。ほかの DEX にもテストネットがあります。2026年9月25日に各公式ページで確認した内容です。

選択肢テストネット / シミュレーター練習用資金備考
Hyperliquidあり:app.hyperliquid-testnet.xyzモック USDC 1,000。同じアドレスでのメインネット入金が必要無期限・現物・API・HyperEVM(チェーン998)をフル提供。レバレッジ上限は低め。テストネット限定の機能あり
Asterあり:asterdex-testnet.com(BNB Chain Testnet)フォーセットで毎日 1,000 USDT + 1,000 ASTERテストネットでは入金・出金・内部振替に非対応
Lighterあり:testnet.app.lighter.xyz(チェーンID 300)ドキュメントに記載なしAPI は testnet.zklighter.elliot.ai/api/v1。BASE_URL の切り替えで案内
TradingView ペーパートレードテストネットではなく Supercharts 内のシミュレーター仮想残高(入金不要)無料。どの DEX にも接続していないため、DEX の板・ファンディング・証拠金ティアは再現されない

TradingView のペーパートレード:チャートの練習用で、DEX の練習用ではない

TradingView のヘルプセンターは、ペーパートレードを「入金も本物のお金も不要」なデモ口座で、すべてのユーザーが使えると説明しています。Supercharts を開いて Trade(取引) → Paper Trading → Connect で始められ、注文チケット(成行・指値・逆指値、損切り・利確)、板(DOM)ウィンドウ、チャート上のドラッグで発注できます。注意点は2つ。Hyperliquid の無期限チャート(例:HYPERLIQUID:BTCUSDC.P)は表示できますが、Hyperliquid は TradingView のブローカーではないので、TradingView の注文が Hyperliquid に届くことはありません。また、シミュレーターは Hyperliquid の1時間ごとのファンディング、手数料ティア、証拠金ティア、板の厚みを知りません。TradingView では「いつ入るか」を、テストネットでは「どう発注するか」を練習する、という使い分けがおすすめです。チャートとアラートの連携はHyperliquid × TradingView ガイドへ。

TradingView の HYPERLIQUID:BTCUSDC.P(Hyperliquid のビットコイン無期限)チャート
TradingView の HYPERLIQUID:BTCUSDC.P チャート(2026年9月25日)。価格のチャートは見られますが、ペーパートレードの注文は TradingView のシミュレーター内で完結します。

アスター(Aster)とライター(Lighter)のテストネット

Aster は BNB Chain Testnet 上の www.asterdex-testnet.com をドキュメント化しており、フォーセットページで1ユーザーあたりテスト用 USDT 1,000 とテスト用 ASTER 1,000 を1日1回受け取れます。メインネット入金の条件はドキュメントになく、入金・出金・内部振替には現段階で非対応です。メインネットの紹介コードは DTLpLc、使い方はアスターの使い方(6ステップ)へ。なお「アスター」で検索すると別プロジェクトの Astar(ASTR)が混ざるので注意してください。

Lighter は zk アプリチェーンの開発者向けテストネット(チェーンID はメインネット 304・テストネット 300、REST https://testnet.zklighter.elliot.ai/api/v1/、アプリ testnet.app.lighter.xyz)を公開していますが、フォーセットの記述はないので SDK を試す場所と考えてください。操作の練習なら、Lighter メインネットの少額取引のほうが手軽です。デフォルトの Standard アカウントは無期限でメイカー0%・テイカー0%(TWAP などの Advanced 注文には小さな手数料あり)なので、小さな往復のコストはスプレッドだけで、本物の約定を体験できます。アプリには日本語 UI もあります。登録はコード 718610TD で(Lighter 登録ガイド)。

ペーパートレードを本番に活かすコツ

  • 口座サイズを固定する。モック USDC 1,000 を全資産とみなし、ドルではなく%で成績をつけます。
  • 全トレードを記録する:エントリー理由、決済理由、損益、メインネットなら払っていた手数料(基本ティアでテイカー0.045%・メイカー0.015%)、そのときの気持ち。テンプレートはトレード心理とトレード日誌ガイドに。
  • 戦略は1つずつ。50〜100回試してから切り替えないと、結果に意味が出ません。
  • 最悪の事態をリハーサルする:損切りを突き抜けるヒゲ、ボットの注文が残ったままの WebSocket 切断、清算。タダで経験できるのはテストネットだけです。
  • 段階的に卒業する:テストネットで操作 → TradingView でセットアップ → メインネットで極小サイズ・1〜3倍 → 通常サイズ。サイズの決め方はリスク管理ガイドで。

心理面のギャップ。架空のお金では本当の恐怖や欲は生まれず、どのシミュレーターもそれは解決できません。ペーパートレードが減らすのは操作ミスです。注文タイプの取り違え、逆側に置いた損切り、Reduce Only の付け忘れ、レバレッジの読み違い。これらが無意識にできるようになってから、ごく小さな実弾で感情のトレーニングをする。この順番なら授業料は小さく済みます。

判断:テストネットか、メインネットの少額か
やりたいこと使う場所理由
注文チケット・マージンモード・TP/SL を覚えるテストネット無料で UI は同じ。レバレッジ上限が低いので清算も簡単に起こせる
ボットの署名・発注フロー・再接続を検証するテストネットAPI の形は同じでバグのコストはゼロ。その後メインネットの極小サイズで再実行
現物トークン・HIP-3 市場・HIP-4 アウトカム・EVM コントラクトをデプロイする必ずテストネットからドキュメントは現物デプロイヤーに「まったく同じデプロイをテストネットで先に」と指示。メインネットのデプロイガスは返金されない
スリッページ・スプレッド・ファンディング・約定品質を判断するメインネットの少額テストネットの流動性はメインネットのごく一部で参考にならない
本物の資金でリスク管理の規律を練習するメインネット、1〜3倍、極小サイズ5ドル失う経験は0ドルでは学べない
ポイントやエアドロップを稼ぐどちらでもない2026年10月時点でプログラムは存在しない
制限と注意点
  • USDC 1,000 という金額以外にドキュメントの記載はなく、補充のスケジュールも書かれていません。無制限の補充を前提にしないでください。
  • 本物のブリッジではない。テストネットのブリッジコントラクトは別物です。テストネットのアドレスやチェーン 998 に本物の USDC を送らないでください。
  • テスト用 HYPE は USDC ではない。サードパーティのフォーセットは HyperEVM のガス用で、取引残高は増えません。
  • 鍵の管理。エクスポートしたメールウォレットの鍵はメインネット資金も動かせます。適切に保管するか、終わったらメインネットの資金を新しいウォレットに移してください。
  • EIP-155 以前のウォレット。HyperEVM のドキュメントは、過去に EIP-155 以前のトランザクションを送ったウォレットの使用を避けるよう注意しています。
  • KYC なしでもルールはある。利用規約は米国・オンタリオ州・制裁対象地域を除外しています。意味と注意点は本人確認なしの DEX 取引ガイドで。

ハイパーリキッドのテストネット よくある質問

ハイパーリキッドにテストネットはありますか?

あります。app.hyperliquid-testnet.xyz で動く、価値のない資金で使える Hyperliquid の完全なコピー(HyperCore の板と、チェーンID 998 の HyperEVM)です。申し込みフォームやホワイトリストはなく、メインネットに一度入金 → 同じウォレットでテストネットのアプリに接続 → Enable Trading に署名 → app.hyperliquid-testnet.xyz/drip でモック USDC 1,000 を受け取る、だけです。

テストネットは無料ですか?

無料です。テストネットでの取引やガス代に本物のお金はかかりません。本物の資金が動くのは、フォーセットを解放するためのメインネットへの1回の入金(最低5 USDC)だけで、その資金はメインネットの残高として残り、取引にも出金にも使えます。HyperEVM のガス用のテスト用 HYPE は、Quicknode のフォーセットから入金なしで受け取れます(Chainstack は API キーと Ethereum メインネットに 0.08 ETH 以上も必要)。

テストネットのコイン(モック USDC・テスト用 HYPE)に価値はありますか?

ありません。モック USDC とテスト用 HYPE はテストネットの中だけのもので、メインネットにブリッジできず、市場価値もありません。テストネットの板の「価格」は他のテスターが付けているだけです。テストネットで保有・取引したものが本物のトークン、手数料ティア、報酬に変わることはありません。テストネットのトークンを売買しようと持ちかける話は詐欺を疑ってください。

テストネットにエアドロップやポイントはありますか?

ありません。Hyperliquid のポイントは、クローズドアルファ期間(2023年10月31日まで)、第1期(2023年11月1日〜2024年5月1日)、L1 フェーズ(2024年5月29日〜11月)に配布されて終了し、HYPE のエアドロップは2024年11月29日に実施済みです。2026年10月19日に再確認した公式のポイントページに載っているのはこれら過去の期間だけで、メインネット・テストネットともに稼働中のポイントプログラムはありません。「テストネットでエアドロ狙い」を勧める情報は推測か詐欺です。

フォーセットが使えない・受け取れないのはなぜ?

ボタンではなく赤いメッセージを見てください。「Cannot claim drip because user 0x… does not exist on mainnet.」は、接続中のアドレスがメインネットに存在しない(入金したことがない)という意味です。そのアドレスで入金するか、入金したアドレスで接続し直します(メールログインは先にウォレットのエクスポートが必要)。「Something went wrong.」は通信が届いていないので、時間をおいて再試行します。ボタンは Claim を押した瞬間に「Already claimed mock USDC」に変わるため、拒否された場合でもそう表示されます。HYPE のフォーセットでは、待ち時間(Quicknode 12時間・Chainstack 24時間)、ボット判定、ネットワークの選択違い、フォーセット側の残高切れ、スマートコントラクトウォレットやマルチシグが主な原因です。

「Cannot claim drip because user … does not exist on mainnet」と出たら?

テストネットの API が、そのアドレスは Hyperliquid メインネットのユーザーではないと返しています。info エンドポイントの {"type":"userRole"} でアドレスを確認できます(返り値は missing・user・agent・vault・subAccount)。「missing」ならそのアドレスでのメインネット入金(最低 5 USDC)が必要、「agent」なら API ウォレットで接続しているので、メインのウォレットで接続し直してください。

Hyperliquid のテストネット USDC はどうやって入手しますか?

メインネットで入金済みのウォレットで app.hyperliquid-testnet.xyz/drip を開きます。公式フォーセットが同じアドレスにモック USDC 1,000 を付与します。メインネットで一度も入金していないアドレスは拒否されるため、少額(最低 5 USDC)の本物の入金が最初のステップです。

テストネットのフォーセットのために、メインネットに最低いくら入金すればいい?

公式の条件は「同じアドレスでメインネットに入金したことがある」ことだけで、金額の条件は書かれていません。ただし Hyperliquid の USDC 入金の最低額は5 USDCで、それ未満は失われるおそれがあるため、5 USDC以上を入金します。既定の CCTP ルートでは Circle の手数料0.2 USDCが差し引かれます。日本からは、国内取引所で ETH を買って Arbitrum で自分のウォレットへ送り(出金手数料は bitbank 0.00042 ETH、OKJ 0.0005 ETH)、USDC に替えて入金するのが最短です。

テスト用 HYPE のフォーセットはありますか?

あります。ただし別物です。テスト用 HYPE は HyperEVM テストネット(チェーンID 998)のガス代で、公式ドキュメントが紹介しているサードパーティのフォーセットで受け取ります。Quicknode(faucet.quicknode.com/hyperliquid で Testnet を選択)は12時間に1回・メインネット残高不要、Chainstack は24時間ごとに最大 1 HYPE(API キーと Ethereum メインネットに 0.08 ETH 以上が必要)。Thirdweb のチェーンページも1日 0.01 HYPE を配っています。検索結果に出てくる非公式の ZalalenA フォーセットは、2026年10月4日に自身の API で停止中・残高ゼロだったため掲載していません。どれも取引用のモック USDC はもらえません。

Hyperliquid テストネットのチェーンIDと RPC は?

HyperEVM テストネットはチェーンID 998(16進 0x3e6)、JSON-RPC は https://rpc.hyperliquid-testnet.xyz/evm、ガストークンは HYPE(18桁)です。メインネットの HyperEVM はチェーンID 999、https://rpc.hyperliquid.xyz/evm。取引用の HyperCore API は別で、https://api.hyperliquid-testnet.xyz です。

ハイパーリキッドのテストネットが開けない・止まっているときは?

まず URL が app.hyperliquid-testnet.xyz(メインネットは app.hyperliquid.xyz)かを確認します。サイト自体が反応しない場合は、app.hyperliquid-testnet.xyz/explorer の最新ブロックが数秒前のものか、テストネットの API(https://api.hyperliquid-testnet.xyz)が応答するかを確認してください。テストネットには新しいノードバージョンが先に入るため、予告なく再起動や停止をすることがあります。

Hyperliquid に KYC(本人確認)は必要ですか?

不要です。メインネットもテストネットも本人確認はなく、セルフカストディのウォレットかメールログインがそのままアカウントです。ただしインターフェースの利用規約は米国・カナダのオンタリオ州の居住者と制裁対象地域を除外しており、居住国のルールと税務は自己責任です。

本物の USDC をテストネットに入金できますか?

できません。テストネットは専用のブリッジコントラクトとモックトークンで動いています。本物の USDC や HYPE をテストネットのアドレスやチェーン 998 に送ると届かず、取り戻せません。本物の資金はメインネットにだけ入れてください。

テストネットはメインネットと同じですか?

画面・注文タイプ・API 構造・手数料ロジックは同じですが、数値は違います。レバレッジ上限のティアははるかに低く(BTC の40倍は建玉1万ドルまで)、部分清算は 10万 USDC ではなく 1万 USDC から発動し、アセット ID も異なり、取引高はメインネットのごく一部です。仕組みを学ぶために使い、スリッページの基準にはしないでください。

テストネットで取引ボットを検証できますか?

できます。SDK を https://api.hyperliquid-testnet.xyz(WebSocket は wss://api.hyperliquid-testnet.xyz/ws)に向け、署名アクションの hyperliquidChain を "Testnet" にし、アセット ID はテストネットの meta から取得してください。ただしテストネットで確かめられるのはコードの動作までで、約定品質・スリッページ・収益性は検証できません。

TradingView で Hyperliquid のペーパートレードはできますか?

一部だけです。TradingView には Hyperliquid の無期限チャート(例:HYPERLIQUID:BTCUSDC.P)がありますが、Hyperliquid は TradingView のブローカーではないため、TradingView から Hyperliquid に注文は送れません。TradingView のペーパートレードは独自の無料シミュレーターで、Hyperliquid のファンディング・手数料ティア・証拠金ティアは再現しません。注文画面そのものの練習はテストネットで行ってください。

練習が済んだら、手数料4%オフで本番へ

コード HOLYGRAIL で Hyperliquid メインネットを開設。最初の2,500万ドル分の取引で手数料4%オフが自動で適用されます。この入金がテストネットのフォーセットも解放します。

Hyperliquid を開く →

開示:HOLYGRAIL・718610TD・DTLpLc は当サイトの紹介コードで、紹介した口座の手数料の一部を受け取ります。Quicknode・Chainstack・Thirdweb とは提携関係にありません。テストネットの URL、フォーセットの条件、チェーンID、ドキュメントのフォーセット一覧は2026年10月19日に再確認しました。レバレッジティア、ノード要件、サードパーティのフォーセット条件、市場のスナップショットは本文に記した日付時点のものです。